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新型いよいよ登場!

2014年8月の発売以来幅広いライダーから支持を集め続けているヤマハのMT-07。

発売4年目を迎えた今年4月、いよいよ新型モデルが発売となります。

昨年11月のEICMA(ミラノ国際モーターサイクルショー)。

筆者は特にヤマハの動きに注目してお伝えしました。

(関連記事はこちら)

ミラノからライブ配信される映像を見ながらざざっと概要をお伝えしたわけですが、

英検準2級の聴力には限界もあり…。

「ライト周りのデザインとシート、それにサスの味付けが変わったらしい」。

ということくらいしかお伝えできていませんでしたね。

4月の国内仕様発売を前に、ヤマハから仕様情報が公式に伝えられるようになりましたので、そのディテールに迫っていきたいと思います。(日本語バンザイ!)

まずどの辺が変わったか?

「既にMT-07のオーナーだ」、という方でしたらその違いはすぐに分かると思います。

でも新型のスタイルがあまりにも自然にMT-07然としているため、「え?これで変わったの?」という方もいるかもしれませんね。

さぁ、どうでしょう?

ミラノショーの記事でもご紹介した通り、わかりやすいのはまずライト周りですね。

クローズアップするとこういう感じで、ワイドで凛々しい顔立ちになりました。

ウインカーもボディー側にマウントされていて、すっきりと見やすくなったように思います。

恐らく現行型同様、ウインドプロテクターがオプションで用意されると思います。

このままでもコンパクト感があってよいのですが、そちらをつけるともっとグッと引き締まった感じになるのでしょうね。

横から見たイメージも似てはいますが、変更箇所を詳細に見ていきましょう。


なだらかなイメージだった旧型のタンク回りはでしたが、エアスクープの形が直線的になったことで、よりシャープになった印象を受けますね。

そして、この角度から見るとわかりやすいのですが、タンクからシートにかけてのラインもまとまりがよくなった感じです。

旧型は、腿のあたりがかなり引き締められていて、跨ったときに脚をまっすぐ下に下ろすことができました。

このため、シート高は805mmとやや腰高はあるものの、とても足つき性がよく感じていました。

新型では、シート高はそのままですが、この腿回りがさらにしまった感じになっていますね。

3次元的なデザインで、座面をこれまでより30%広げているとのこと。

ここはこれまでの親しみやすさが格段にアップさせているということが想像できます。

旧型のとんがったテールの感じも好きでしたが、テールカウルはR1やR6でも採用されているレイヤードデザインに変更されました。

タンデムシートも若干座面が広くなっていて、後ろに乗るパッセンッジャーにとってもこれはうれしい変更ですね。

レンズも後方に立ち上がったことで視認性がアップしています。

乗り手をハッピーにするエンジン

筆者も旧モデルのMT-07には、XSR700発表の折に比較のために試乗しています。

関連記事はこちら

MT-07をキャラクターづけているのがこの270°クランクを持つ2気筒DOHCエンジン。

2気筒というと、太りトルクで「ドカドカっ」と走っていくイメージを持っている人も少なくないと思います。

筆者もそう思って乗ってみましたが、これが2気筒のイメージをガラッと変えてしまうほど滑らか。

一言でいうとそれは「シルキー」そのものです。

と言ってもモーターのような無機質な感じではなくて、トゥルゥルゥルゥルゥと鼓動感もちゃんとあります。

これは軽量化とコストカットのためにあえてバランサーを一つにしたことによって生まれた、まさにMT-07ならではの「感触」。

まるでアクセルでバイクを歌わせているような気分にもなって、その歌声がとても気持ちいいんですよ。

もちろん2気筒らしくモッチリとしたトルク感があって、それが上までぐい~んと伸びていく感じです。

しかも、どの回転数からどんな開け方をしてもしっかりついてきてくれる。

確かこれはコンピューター満載のハイテクモデルではなかったはず。

それがここまで乗り手の意思に従順に答えてくれるということが、思わずニヤケてきて本当に愉快な気分にさせてくれます。

磨きのかかった走りに期待

エンジンはとにかく従順で楽しいものなわけですが、今回のモデルチェンジでは前後サスの設定が見直されています。

まずフロントでは、41パイの正立という形式こそ変わりませんが、よりハードな走行にも応えられるようにスプリングレートと減衰特性が見直され、加減速のピッチングの味付けが変わっているようです。

リアについてはスプリングレートを変更し、伸び側・圧側の減衰力をこれまでよりも高く設定。

その上でプリロード調整機能と伸び側に減衰力調整機能を追加した新型を採用しています。

コンシェルジュのように従順なキャラクターを信条とするMT-07。

新型ではこうした足回りの変更によって、「もうちょっとスポーティーに走りたい」というライダーのわがままにも応えてくれるようになったのですね。

インターフェイスはそのまま

跨ってパッと目にするメーター、親しみやすいMT-07のキャラクターはこんなところにもよく表れています。

ハンドルポストからライダー側にグッと引き寄せられた位置にあって、大きくて見やすいパネルがうれしいですね。

スピードの表示も大きくて見やすく、ギアポジションインジケーターが真ん中に配置されていています。

そしてバーグラフ式のタコメーターも中回転域のトルクバンドを太目に表示するなど、とにかくライダーファースト。

「MT-07だとホッとする」そんなオーナーの声を聞いたことがありますが、こうした部分もまさにライダーに安心感を与えてくれるところではないでしょうか。

こちらのメーターは旧来モデルから引き継がれます。

カラーバリエーション

今回発表されているMT-07国内仕様のカラーリングは以下の3色。

 

↑マットグレーメタリック3(ダークグレー)

 

↑ディープパープリッシュブルーメタリックC(ブルー)

↑マットダークグレーメタリック6(マットダークグレー)

カタログの色だと大体のイメージはつかめるんですが、実車を見て「えっ、これってこんなにきれいな色だったの?」ということも多いですよね。

個人的にはR1Mっぽいシルバーがないのがちょっと残念。

でも早く実車にお目にかかりたいものです。

まとめ

「ヤマハは240km/h以上の世界を捨てたんや。」

これは以前、MTシリーズや歴代セローの開発に携わってこられたヤマハの元エンジニアの方から直接伺ったお話です。

もちろんヤマハはR1やR6でエキサイトメントを追求していますが、そのパフォーマンスをフルに楽しめるのはごく一部のライダーに限られます。

ヤマハはMTシリーズを主力商品として位置づけることによって、限界値よりも「バイクの本質で遊ぶ楽しさ」を世界のライダーに届けようとしています。

筆者がMT-07に乗せて頂いたのはそんなお話を伺った数か月後でしたが、『力まずにバイクに乗れることが、こんなにも楽しいのか』と、その乗り味につくづく感心させられました。

「普通の人が普通に楽しめるバイク」

これがMT-07の開発コンセプトです。

ライディング中に湧き上がってくる楽しさ。

確かにMT-07はその開発の狙い通り、この感覚をモリモリと腹いっぱいに味あわせてくれるバイクなのです。

恐らくこれがバイクの「本質」と言っていいでしょう。

「MT-07の乗り味には、体験しておくべき価値がある」

筆者はお世辞を抜きにしてそう思っています。

さらにスポーティーに、そしてフレンドリーになった新型MT-07 ABS。

皆さんも試乗の機会があれば是非乗ってみてください。

※発売は2018年4月10日、試乗お問い合わせはこちらからどうぞ。

価格も実にフレンドリーな777,600円(消費税8%込み)です。

MT-07 ABS諸元

2018年モデル 2017年モデル
認定型式/原動機打刻型式 2BL-RM19J/M410E RM07J
全長/全幅/全高 2,085mm/745mm
/1,090mm
2085mm /745mm
/ 1,090mm
シート高 805mm 805mm
軸間距離 1,400mm 1,400mm
最低地上高 140mm 140mm
車両重量 183kg MT07;179kg
MT-07ABS;182㎏
燃料消費率 国土交通省
届出値
60km/h
定地燃費値
38.4km/L (60km/h)
2名乗車時
38.4km/L(60km/h)
2名乗車時
WMTC
モード値
23.9km/L
(クラス3 サブクラス3-2)
1名乗車時
原動機種類 水冷・4ストローク
・DOHC・4バルブ
水冷・4ストローク
・DOHC・4バルブ
気筒数配列 直列, 2気筒 直列・2気筒
総排気量 688cm3 688cm3
内径×行程 80.0mm×68.5mm 80.0mm×68.5mm
圧縮比 11.5 : 1 11.5:1
最高出力 54kW(73PS)
/9,000r/min
54kW(73PS)
/9,000r/min
最大トルク 68N・m(6.9kgf・m)
/6,500r/min
68N・m(6.9kgf・m)
/6,500r/min
始動方式 セルフ式 セルフ式
潤滑方式 ウェットサンプ ウェットサンプ
エンジンオイル容量 3.00L 3.00L
燃料タンク
容量
13L
(無鉛レギュラー
ガソリン指定)
13L
(無鉛レギュラー
ガソリン指定)
吸気・燃料
装置
/燃料供給方式
フューエル
インジェクション
フューエル
インジェクション
点火方式 TCI(トランジスタ式) TCI(トランジスタ式)
バッテリー
容量/型式
12V, 8.6Ah(10HR)
/YTZ10S
12V, 8.6Ah(10HR)
/YTZ10S
1次減速比
/2次減速比
1.925/2.687 1.925/2.687
クラッチ形式 湿式, 多板 湿式, 多板
変速装置
/変速方式
常時噛合式6速/リターン式 常時噛合式6速/リターン式
変速比 1速:2.846

2速:2.125

3速:1.631

4速:1.300

5速:1.090

6速:0.964

1速:2.846

2速:2.125

3速:1.631

4速:1.300

5速:1.090

6速:0.964

フレーム形式 ダイヤモンド ダイヤモンド
キャスター/トレール 24°50′/90mm 24°50′/90mm
タイヤサイズ(前/後) 120/70ZR17M/C (58W)
(チューブレス)/ 180/55ZR17M/C (73W)
(チューブレス)
120/70ZR17M/C (58W)
(チューブレス)/ 180/55ZR17M/C (73W)
(チューブレス)
制動装置形式(前/後) 油圧式ダブルディスクブレーキ/油圧式シングルディスクブレーキ 油圧式ダブルディスクブレーキ/油圧式シングルディスクブレーキ
懸架方式
(前/後)
テレスコピック
/スイングアーム(リンク式)
テレスコピック
/スイングアーム(リンク式)
ヘッドランプバルブ種類
/ヘッドランプ
ハロゲンバルブ/12V, 60/55W×1 ハロゲンバルブ/12V, 60/55W×1
乗車定員 2名 2名

 




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