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We are the「スキマライダー」

「スカッと晴れた空を見るとバイクに乗りたくなる。」

それはいたって正常なライダーの心境ですよね。

しかし、そういう時に限って「仕事が…」、あるいは「家族サービスしなくちゃだし」と、青空の向こうの爽快感を阻むものが何かと現れるものです。

特にお父さんライダーは、あんまりバイクに夢中になると「お父さんはバイクばっかり!」と、そのうちバイクまで悪者にされちゃったりして。

とにかくドカーンと日程をとって、それこそ宗谷岬でも佐多岬でも行ってみたいものですが、最近は近場へ行くのも怪しいくらい?

筆者のほかにも、そういう時間の隙間でなんとか乗っているライダーは少なからずだと思います。

今回はそんな「スキマライダー」さんたちの楽しみ方をあれこれ考えてみたいと思います。

バイクで自分をリセットする

無鉄砲だった時代の筆者ツーリングスタイルは、とにかく景色を見るよりも、いかに遠くへ行けるかというのが重要だった気がします。

でも今では「いかに行った気になれるか」、あるいは「いかにバイクと一緒にいられるか」がなにより大事。

「ちょっとだけバイクに浮気させてもらう」といったらいいですかね。

あんまり派手なことはできないけれど、そんな時間をいただけるだけありがたいですが…。

でもこれはこれで、その工夫を楽しむことにすると意外に面白かったりもします。

とにかく日常から一回自分を切り取って、バイクと一緒に過ごすことでリセットする。

そこさえ押さえていれば、どんなに距離が短くても、それは立派なツーリングになりますよ。

筆者の場合ですと、なるべく日常の小さな用事。

例えばそうですね、近所のスーパーに買い出しとか。

ツーリングバックから長ネギが飛び出していたりして、もはやツーリングバックは我が家のエコバックですね。(笑)

そういったママチャリでやっているようなことをあえてバイクでやることで、バイクと一緒の時間をつくるのも一案です。

アプリで近所もアドベンチャー

あまり遠くへ行けないのがわかっているときに筆者は、行きなれた近所にわざわざツーリングアプリを使うんです。

通いなれたバイク屋さんへの道だったんですが、ここを面白半分でナビアプリを使って走ってみたんです。

でもこれがちょっと面白い。

筆者は今まで、そのバイク屋さんに行のに知っていた道は、踏切でよく渋滞しやすい道で、バイクでも通りずらかったんですよね。

でもナビは筆者の知らなかった、新しいアンダーパスのある流れのいい道順を教えてくれたんです。

おまけにその道で、オープンしたばかりの大きなスーパー銭湯を見つけ、後で家族を連れて行ったらみんな大喜び。

以来何度もそのスーパー銭湯をリピートしています。

そんな風にナビが知らなかった道を案内してくれて、思わぬ発見したりすることがあるんです。

家族サービスの下見にもなって、ちょっとラッキーなミニマムご近所ツーリング。

やってみると近所が意外なアドベンチャーになるかもしれませんよ。

ミニマムツーリングは楽しい

家族に「ちょっと野菜を買ってくる」といっては、バイクで片道小一時間くらいかかる道の駅まで買いに行ったりもします。

道の駅も方々いろいろなところにできましたが、各々の土地によっていろいろと特色もあるんですよね。

例えば多摩に住む筆者がよく行く「道の駅どうし」は山梨県。

なので、「ほうとう」や名産の果物などがあって、ちょっとした「コンテンツツーリズム」を楽しむことができます。

また、食堂に行けば土地の名産品を使ったものを食べることもできるので、それをランチとしていただくのもなかなか楽しいものです。

これがミニマムツーリングとして結構楽しめるんですよ。

最近では道の駅を検索する「道の駅チェッカー」というアプリもありますね。

これを使うと結構便利で、全国の道の駅をスマホで地図検索できるんです。

地図上に表示されたアイコンをタッチすると、道の駅の名前がクローズアップされます。

その道の駅の名前の横にある「i」マークを押せば、住所や営業時間そして休業日も出てきるんです。

さらに、口コミ情報なども出てくるので、「その道の駅で何がおいしいのか?」

情報もわかるんですよ。

道の駅も割と密度良く点在しているので、恐らく皆さんの周りにも、遠すぎず近すぎないところに一件はあるのではないかと思います。

その時々によってこの「道の駅チェッカー」を使いながら2・3時間のミニマムツーリング。

もはやこれが筆者には一番の贅沢な時間だったりするんですが、時間のない「スキマライダー」さんにはお勧めです。

近所も立派なコンテンツ

先ほどちらっと「コンテンツツーリズム」という言葉が出てきましたが、「なんだよそれ?」という人もいますよね。

失礼しました。

これは簡単に言うと、その土地でしか手に入らなものや、味わえないものを現地で手に入れたりすることです。

例えば、映画のロケ地に行って、映画の雰囲気を感じてくるというのもそうです。

また、ラーメンで有名な土地に行って食べてくるのもそうですね。

言ってみれば、そういう旅の「具」みたいなものがコンテンツです。

それを求めて旅することや、お土産を持って帰って現地へ行けなかった人にその思い出をシェアするのも「コンテンツツーリズム」なんだと思います。

なので、もちろんロングツーリングに行って名所を巡るのもいいんですが、ちょっと近所に行くだけでもいいわけです。

つまり遠くに行かなければコンテンツはないのかというとそうではなくて、意外に近所のものだってバイクとのデートを楽しむのに十分なコンテンツはあるんじゃないかなと思うわけです。

コーヒーを飲みに行くという人もいますが、筆者の場合はやっぱりラーメン。

行きつけのお店もおいろいろあるのですが、近所に新たなラーメンを開拓するのも立派な「コンテンツツーリズム」だと思います。

最近見つけたスマホアプリに、そんなラーメンツーリズム(略してラーツー)にふさわしいアプリがありました。

「ラーメンチェッカー」

これはなかなか使えます。

 

こうやて地図上にラーメン店を表示してくれるアプリなんですね。

検索した街の範囲の中でお店を、人気度と一緒に示してくれるんです。

それに看板メニューも写真で表示してくれるんですよ。

さらにその写真をタッチすると、

提供されるラーメンのタイプや、レビューでの評判なんかチェックすることができます。

もちろん、お店の住所や営業時間や、地図でルート検索まで出きるので、「ラーツー」にはもってこいのアプリなんです。

市街地にお住まいなら、短時間で行って帰れるような距離の中にも、未知のラーメン屋さんが実はいっぱいあるかもしれませんよ。

これで、劇短ミニマムツーリングもラーメンと一緒にガッツリ味わい深いものになるでしょう。

「バイクの虫」が騒ぐ時

筆者がまだまだ青臭い若造だったころ、なんだか急にバイクに乗りたくなって、夜通し東北道を北上した若い日がありました。

かなり前に読んだツーリング専門誌OUT RIDER誌の表紙。

そこにも、「なんで今、ここにいるんだろう?」と言う言葉がありました。

OUT RIDER誌といえばツーリングをする人には結構バイブル的な雑誌です。

『当てどもなくバイクと一緒にいたくなって、たどり着いた先でふと我に返るような感覚というのは、どうやら自分だけに起こる感情ではないんだな』

と、その表紙に書かれた文字をしばらく見つめながら考えていた記憶があります。

バイクに乗る皆さんならそんなご記憶の一つや二つおありなのではないでしょうか。

しかしライフステージもいろいろ変わった今では、そういう無頼を楽しむのは大変贅沢なことになってしまいました。

それでも、いまだに心のどこかでそういう「バイクの虫」が騒ぐ時もあったりします。

やっぱり「バイクと一緒にいる時間」これがどんなに短かったとしても守っていきたい。

今も時より強い衝動のようにちょっとでもいいから乗りたくなるのは、きっとその「虫」のせいなのでしょう。

そういう思いとともに、ちょっとしたスキマでバイクを愛し続けているライダーを応援したい。

そう思ったのがこの稿の執筆動機です。

例え距離が短くても、たとえ時間がなかったとしても、発想を変えればそれで楽しいツーリングになる。

「俺もっと面白いことやってるよ」という方がいらしたら、ぜひ教えてください。

機会があればそれもまた記事にまとめたいと思います。

皆さんのスキマ時間が、バイクで満たされますように!




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