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鈴鹿=夏を感じた六本木

7月24日(火)東京ミッドタウン(六本木)において、ヤマハの鈴鹿8耐ファンイベント2018 YAMAHA SUZUKA SPECIAL EXHITION『R/evolution』が開催されました。

前日には埼玉県の熊谷で観測史上最高気温を観測。

都内も同様に、これでもかと照り付ける太陽と容赦ない照り返しは、一層熱く燃え上がる今年の鈴鹿を予感させました。

そんなコンクリートジャングル、灼熱の六本木。

トークセッションでは、鈴鹿8耐を直前に控えたヤマハの8耐選手・監督たちが全集結。

盤石のチーム体制で、8時間の新たなドラマを期待される選手・監督たちが、8耐ヤマハ4連覇にかけるい思いを熱く語ってくれました。、

#21 YAMAHA FACTORY RACING TEAM


写真参照元;ヤマハ発動機

ディフェンディングチャンピオン、#21。

ライダーは3連署を決めた昨年と同じ顔ぶれです。

ヤマハファクトリーレーシングチームは、チームをリードしてきた中須賀克征選手を中心にヨーロッパのスーパーバイク選手権の強者で布陣を固めます。

合同テスト総合トップタイムをたたき出した中須賀選手。

「今年はポジションなどマシンに大きな変更もなく、チームが鈴鹿に馴染むのも早かった。」

「特に他の二人が去年よりパワーアップして帰ってきてくれたので、チームも波に乗っている」

と、チームの好調ぶりをアピールしてくれました。

ファンから、『ライバルとして一番気意識するチームは?』と訊かれ、「それは誰より自分たちですよ」と即答していた中須賀選手。

「去年の自分たちを上回る走りが目標」と語り、「追われる立場と言うよりチャレンジャーとして立ち向かっていく」というアグレッシブさが、チームの士気を高めているように思われました。

アレックス・ローズ選手は、今シーズンワールドスーパーバイクで優勝

「8耐の熱さや難しさと言うのは難敵なのはよくわかっている。」

「しかし、昨年よりもマシンの仕上がりがよく、特に自信を持って臨めるレースになるはず。」

「とにかく日本でヤマハのファクトリーチームの一員として走れることを幸せに思っていて、8耐では自分のライディングをさらに改良することで責務を全うし、チームを優勝に導くよ」

「おいしいものを食べたら、『もっと次を』と思う気持ちがわくよね、そんなふうに、昨年感じた喜びをもう一度味わいたいんだ。」

と、わかりやすい表現で戦意をアピールしていました。

マイケル・ファン・デル・マーク選手もまた、ワールドスーパーバイクで2連勝を果たしたばかり。

「アレックスと私の(ワールドスーパーバイクでの)勝利はR1がどんなレースでも勝てるバイクであることを証明した。」

「R1は本当に信頼できるマシンで、8耐マシンの仕上がりも素晴らしく、我々は勝ちに行けると信じている。」

と、気温に負けない熱い気持ちを語ってくれました。

チームを率いる吉川和多留監督は、「ライバルチームの動向を睨みながらどう戦っていくのか?」という問いに「かなりの接近戦になるだろう」と予測。

「昨年までは後ろ(後続チーム)がトラブルを抱え、自分たちは余裕のあるレースができていた。」

「ホンダさんも今年ワークスが復活し、全日本でもかなり接近してきている。」

「カワサキさんもワールドスーパーバイクチャンピオンのジョナサン・レイを招集して必勝態勢で来ている。」

「今年は記録周回数220周を視野に入れて、記録の生まれるようなレースになるかもしれない。」

「ライダーたちの言うように、まずは昨年の自分たちをしっかり超える走りで、自分たちのできる最高のパフォーマンスを出していく。」

新たなドラマを期待させてくれる力強い言葉で、必勝をアピールしていました。

今年の#21はここが違う!

今年は初代YZF-R1(4XV)の誕生から20年という節目の年。

優勝、しかも4連勝でR1の二十歳の祝いをと、各チームともR1は初代4xvのカラーリングで気合いが入っています。

辻 統括部長から、今年さらに熟成されたR1について改良点についてのお話がありました。

特に違うのは、昨年まで16.5インチだったホイールサイズを17インチにしたこと。

この0.5インチの違いはマシン全体のセッティングに大きく影響する部分なので、過去3大会とは違った走りを見ることができるかもしれませんね。

また詳細は語られませんでしたが、給油方式を変更したので給油口の形状が変わっているとのこと。

8時間の長丁場にはピット作業の時間短縮はレース展開を左右するものだけに、この変更による効果も期待したいところですね。

#94 GMT94 Yamaha Official EWC Team

写真参照元;ヤマハ発動機

こちらはデビッド・チェカ選手など、世界耐久レース(EWC)でR1を表彰台の住人にした、いわば耐久職人を集めたチーム。

8耐以外にも24時間のロングレースを転戦するEWC。

マシンも同じ4xvカラーながら、その中身はEWCのノウハウがギッチギチに詰まっているそうなので、ファンとしてこれは見ものですね。

デヴィッド・チェカ選手は、「良いレース展開で世界耐久ワールドチャンピオンを獲得する。」とファンに気合いを見せ、

マイク・ディ・メグリオ選手は「今週末に向けて準備は万端、タイトルを勝ち取るよ。」と勝利を約束。

ニッコロ・カネパ選手は「3回目の出場をとても嬉しく思っている。今年もチェッカーに向けて頑張っていくので、皆さんに応援をお願いします。」

とファンに応援を呼びかけていました。

チームを率いるクリストフ・グィオ監督は、「#21はすごく速いチーム、YARTも強くて素晴らしいチーム、今年はヤマハ3台そろって表彰台を独占したい。」

と述べ、R1の20周年をヤマハ1鈴鹿8耐1・2・3フィニッシュで飾る意気込みを見せてくれました。

これは期待したいですね。

YART Yamaha Official EWC Team


写真参照元;ヤマハ発動機

そしてゼッケン7番はYART Yamaha Official EWC Team。

こちらはヤマハオーストリアを母体とする世界耐久チームで、ECMでは毎戦トップに絡む激しい戦いを繰り広げています。

今回は全日本を戦う藤田拓哉選手もチーム入り。

マシンは、YARTが独自に耐久レースのノウハウを詰め込んだ車両。

耐久のスペシャリストをそろえ、R1の成人式を花火のチェッカーで祝う準備も万端です。

ブロック・パークス選手は、

「とてもハードで熱い鈴鹿、だからこそ楽しんでレースに臨みたい。」

と、鈴鹿の熱さをパワーに変える、ハードなメンタリティーを披露。

マービン・フリッツ選手は、

「2回目の参戦とても嬉しく思っています。」

と控えめながら、静かに闘志をみなぎらせていました。

藤田拓哉 選手は「自分も2回目の参戦、チームに貢献できるよう頑張りたいと思っているので応援をよろしくお願いいたします。」

と、パフォーマンスを最大に発揮できるよう、ファンに声援を呼びかけていました。

マンディ・カインツ監督は、

「暑い鈴鹿で戦えることを嬉しく思っています。」

「今年はYARTにとって15回目の鈴鹿8耐。」

「今年は表彰台に上る準備は整っているのでぜひ応援してほしい。」

と、勝利への希望を熱く語ってくれました。

8耐の「リアル」に触れる

東京ミッドタウンの会場には2015年~2017年までの優勝車が並べられていました。

特に面白かったのは2015年優勝車に跨りながら鈴鹿をVR体験するコーナーが設けられていたこと。


筆者も体験させていただきましたが、映像は中須賀選手のライディングで鈴鹿のレーシングコースをタンデムする体験ができる貴重なもの。(笑)

思わずラインどりしながら体が動いてしまいました。

さらには、2016年優勝車に跨って記念撮影できるフォトセッションなどもありましたよ。

普段ならヤマハ本社隣の博物館「ヤマコミュニケーションプラザ」で展示され、触れることのできないファクトリーマシン。

カーボンで固められたハンドル回りの景色、リアルなレーシングマシンのシートからは、勝利への執念を燃やす選手達やスタッフの皆さんの、熱い熱い思いが伝わってくるようでした。

また、登壇した選手たち。

普段は革のつなぎで見えないわけですが、チームシャツ姿の彼らは一様にしてに筋骨隆々。

アスリートでなければ戦えない8時間の戦いを彼らに感じた筆者でした。

ガンバレ!ヤマハ!!!

実は筆者も初代R1(4VX)でサーキットデビューし、以来R6⇒’04R1(5vy)と乗り継いだR1フリーク。

20年前のカラーリングで臨むR1に「強くなったなぁ」とまるで親になったような感慨があります。

既に8耐3連勝中のR1。

今回のイベントでは、「他チームも気になるけれど、昨年の自分たちが一番のライバル」と語るチームの方向性に堅実さを感じました。

今年は他チームも必勝態勢を組み相当な追い上げを見せています。

吉川監督の言うように、新しい記録、新しいドラマが生まれる41回大会になるはず。

もちろん現地観戦がベストですが、各地でパブリックビューイングも開催される予定。

さらにテレビはチャンネル12(BS無料放送)で8時間たっぷり生放送をしてくれます。

今年は是非、ご自分の観戦スタイルでR1の20歳の祝い、4連勝の目撃者になりましょう。

待ち焦がれて4XVを手に入れたことのある人ならきっと、チェッカーの花火とともに、胸の中からこみ上げてくるものがあるに違いありませんね!




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