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戦闘力UP?フレンドリー?どっちに行くのか

このバイクからバイクに乗り始めた、あるいはこの手軽さに惚れてリターンした。

そういうライダーも多いのではないでしょうか?

YZF-R25はレーシーなスタイリングを持ちながらも、実に親しみやすく、実の幅広い年代層から今も高い支持を集めるバイクです。

既に色々なメディアが、新型YZF-R25/3の予想をしていますね。

もっとパワーを上げてくるとか、果ては「戦闘力」を上げてくる、といった論調もあるようです。

やはりパワーアップは期待しないでもないですが、筆者としてはこれまで通り親しみやすいキャラクターを持った新型を期待したいですね。

皆さんは2019年型のYZF-R25/3をどのように予想されているでしょうか?

というわけで今回は、モーターサイクルナビゲーター的にYZF-R25/3の次期モデルについて、予想をしていきたいと思います。

R25を追うライバルたち

ここでは、次期YZF-R25/3の予測に入る前に、ライバルたちの姿から改めてこのクラスの様子を全体的にとらえていこうと思います。

勝ちにこだわるホンダ

ホンダは昨年、CBR250RRをリリース。

36PSでデビューしたYZF-R25に対し、CBR250RRは電子制御スロットルを装備して38PS。

価格もABS月では80万円越えという強気のモデルです。

『こんな高い250誰が買うんだ?』

とも思ったわけですが、意外に20代前半のライダーから経年ライダーにも受けているバイクだったりします。

トータルバランスが光るKawasaki

また、250㏄2気筒スポーツのパイオニアとも言うべきカワサキのNinjya250も今年フルモデルチェンジを果たしました。

大幅に小型軽量化した400㏄の車体をベースとし、車体の安心感を増すとともに、パワーを37PSにまで増強。

このクラスで今最も注目を集めているモデルと言ってよいでしょうね。

ビギナーにやさしいスズキ

昨年スズキもGSX250Rをリリース。

しかしこちらは、あえてパワー路線を狙わず、控え目ともいえる24PSのエンジンを搭載。

非力なバイクと揶揄する声もあるわけですが、これはエントリーユーザーに間口を広げるスズキの優しい姿勢。

その部分はもっと評価されてもいいバイクなのではないかと筆者は思います。

とはいえ、もっと幅広い層の要望にも応えようと考えたのか、スズキはライバル車に肩を並べるスペックのGSX-R250を開発している模様。

こちらも発表が近いと噂されていますから、近々こちらについても情報を集めて記事にしていきたいと思います。

R25/3はフレンドリーな楽しさが信条

そして現行YZF-R25。

4年が経過した今も、スタイリングには古さを感じません。

しかし、ライバルたちが進化する中、来年2019年はYZF-R25にとっても5年目を迎える節目の年。

「そろそろヤマハも何かやってくれるんじゃないか?」

そういう期待が高まるのもファンの心情としては自然です。

気になる兄弟車の進化

YZF-R25/3のモデルチェンジを語る上で、海外で発売されている兄弟モデルの存在は外せません。

中でも多くのメディアが注目しているのが、インドネシアで生産・販売されている207年型のYZF-R15の存在。

注目されるR15の存在

モーターサイクルナビゲーターでは、以前YSP川崎中央様から試乗車をお借りして、記事にまとめた車両でもあります。

新型R25では、兄貴より進化した弟分のギミックをより洗練させた形で搭載するとみられているので、R15の各部をここで改めてご紹介しましょう。

バルタイ&スリッパークラッチ

エンジンンはBLUECOREを搭載するトリシティー155と同じ58,0×58,7mmでありながら、約4馬力ほど高い約19PS。

可変バルブ機構「VVA」のおかげで、低速での粘りと高回転の伸びを実感でき、この記事のタイトル通りマジで楽しめる1台です。

さらにこのエンジンにはスリッパークラッチも搭載。

シフトダウンも後輪のスリップを押さえてくれるので、リズムよくコーナーに進入していくことができます。

次期YZF-R25にもこのVVA的なものが搭載されることでパワーが上がり、スリッパークラッチの採用でスポーツ性能のUPと安全性の強化が図られるというのが大方の予想です。

また、車体構成についても、このR15と同様の内容を踏襲するのではないかと言われています。

小排気量ながらなかなかの車体構成

まずフロントフォークはR25が正立であるのに対し、R15は倒立。

そしてフレームはスチールながらデルタボックスフレームを採用しています。

さらにスイングアームもガルアームタイプを採用。

左側から見たその造形も非常に凝ったものです。

マフラーの取り回しに自由度が増すガルアームの採用。

2気筒の250では、これもパワーアップと乗りやすさの向上に一役買ってくれるはず、とその採用が期待されています。

また前後ホイールの形状もR15の方がスポーティーな印象を受けます。

どちらかと言うとMTシリーズに近い形状ですね。

メーターはフルデジタル

現行R25ではアナログ式のタコメーターとの組み合わせですが、

新型R25ではR15のように、バーグラフを採用したフルデジタルのメーターが採用されるものとみられています。

ちなみにR15のこのメーターは、シンプルで視認性の高く、VVAの作動も教えてくれます。

このときにグッとパワーが増すので、見ていてなかなか面白いメーターでした。

YZFシリーズとしてのイメージを強調

また、注目されるのは外装デザイン。

R15のテールデザインははR1/R6に似たデザインとなっています。

新型R25/3にも、このようにシリーズに一貫したデザインがうまく取り入れられるものとみられています。

同様にR15のフロントのデザインも非常にYZF然としたもの。

大きく口を開いたエアスクープが印象的ですが、R15ではこのエアスクープはダミー。

ひょっとしたら新型R25では、ラムエアインテークとしてちゃんと機能するようになってくるのではないかと思います。

R125の進化も見逃せない

R15もまたR25と同じくインドネシアで生産される兄弟車。

それだけに、R15の進化には注目が集まるわけですが、筆者としてはもう一台、EU圏で発売されているYZF-R125の存在にも注目しています。

日本でも一時期プレストコーポレーションからっ輸入されていたこともあるので、

YZF-R125と言えば上の写真の車両を思い浮かべる方も多いかもしれません。

実はEU圏ではこのR125はさらに進化していて、下の写真の様な2018年型がリリースされています。

よく見ると、フレームやガルアームを持つスイングアームなど、車体構成は以前のものと変わりなく、しかもそれぞれの形状はR15のものによく似ています。

外装の形状から言って、フロントにエアスクープが増設されるというのは、恐らく新型R25にも踏襲される傾向なのだと思います。

面白いのはこのR125に採用されている足回フロントの足回り。

R15の様に倒立フォークを採用しているのですが、キャリパーをラジアルマウントする点では一枚上手です。

ホイール形状もかなり本格的な造りとなっており、ABSモデルもあるようです。

この角度から見れば、R125の前モデルとは大きな差はないのですが、R6にも似たレイヤードなカウルの形状は、新型R25にも取り入れてもらいたい部分だと思います。

ちなみにこのR125、メーターが非常にユニーク。

先日お伝えしたMT-125の兄弟車でもあるので、同じメーターです。

タコメーターもこれはバーグラフと言ってよいのか、見やすいというより、画期的。

さすがに新型R25への流用はないでしょうが、フルデジタルになる傾向はアリなようです。

次期R25/3はどうなる?

これまでライバル車や、日本では見られない兄弟車の進化などをご覧いただきました。

CBR250RRが思い切りスポーツ方面に、GSX250Rが思い切りフレンドリーな方面にあって、この両局がクラスの層の厚みを出している気がします。

Ninjya250はどちらにも偏らず、ユーザーに間口を大きく開け、その中間より上に位置する感じ。

R25はNinjyaにかぶるようにGSX250R寄りのフレンドリーさをもって位置している。

筆者としてはそのような相関図を思い描くのですが、どうでしょうか。

また、Rシリーズの末の弟たちはスポーツ性能を上げ、兄貴分よりも一歩進んだ装備を備えていたりします。

これらの傾向を持って判断すると、やはり次期R25/3は外観と共にスペックもスポーツ感がアップしたものになってくるのではないかと思います。

R25をあえて振り出しに戻せば、市販開始前の2013年のモーターショーに出品されたこのプロトタイプ。

YZR-M1さながらのルックスを持つ250スポーツの登場に、心踊らされたという方も多いのではないかと思います。

これまでお話してきたことを総合すれば、カウリングはこのプロトタイプの様に織り込んだ形になり、エアスクープもどんと大きなものがシリーズの「らしさ」を出してくるものと思います。

フレームは今のダイアモンドフレームの発展形になるという予想も多いですね。

しかしVVIなどでパワーが増強されるとなれば、弟たち同様デルタボックスの採用、そして触媒の形状に自由度を持たせるためにもガルアームの採用もない話ではないでしょう。

フロントフォークはEUの最新R125と同じ倒立+ラジアルマウント。

ここにはプロトタイプと同じように住友のMOSキャリパーが輝いていたら嬉しいですね。

ライバルを見れば、Ninjyaには同じフレームに400㏄48psのエンジンを積んだNinjya400もリリースされています。

もし、次期R25の車体が上記の様に増強されるとしたら、「R4」が寝耳に水の登場?

ヤマハ400㏄スポーツ復活の流れをつくるとすれば、これも面白い話ですよね。

真実は未だヤマハのみぞ知るといったところですが、やはり人気の高いモデルだけに、期待値は高くなる一方だと思います。

まとめ

あるイベントで筆者は、ヤマハの開発部門退職されたばかりという方にお話を伺う機会を得ました。

筆者はてっきりR25の開発はライバルたちの動向を見て後を追ったように見えていたのですが、

実はR25の開発は、我々にとって意外なことがきっかけだったのだそうです。

「メーカー同士、他のメーカーのバイクをリスペクトしたりされたりってよくあるんですよ。

実は、あのバイク(YZF-R25)の開発は、Ninjyaの650がパラツインで燃費もよいのに扱いやすくて面白いバイクだった、これが出発点なんです。」

Ninjyaの650がヤマハのバイクの開発の源流にあったというのは意外でしたね。

「当時ヤマハには、あんまり「燃費がよくて面白いエンジン」と言うのがなくて、こういう幅広い層に楽しんでもらえるエンジンが欲しかったんですよ。

それから東南アジアで生産して世界戦略車としても通用するようなものをと考えていくうちに、あの形に納まったわけです。」

開発当初からどうやらR25には「最速」であるとか「最強」というミッションを負わせる意図ははなかったようです。

むしろ小排気量で、世界のそれこそビギナーから幅広い層のライダーに、スポーツバイクの楽しさを体感してもらうのが狙い。


米ロサンゼルスのバイク店「Del amo motor sports]」にて(筆者撮影)

在ロサンゼルス経験のある筆者ですが、UCLAなど州立大学近くの通りではR3をよく見かけました。

エンジンをきっちり回して操る楽しさを持ち、フレンドリーなキャラクターはその狙い通り世界の人に受け入れられているのだと思います。

次期R25/3は、CBR250RRの様に電子制御バリバリで売価を上げてまで最速・最強を目指すのではなく、エントリーモデルとしての資質をわきまえたものになるというのが大方の予想。

これは筆者も大いに賛成です。

やはり次期R25/3にはスポーツ性能は上がっても、ライバルと開発競争に煽れれることなく、価格も手ごろで親しみやすいキャラクターは失わずにいてほしいですね。

 

写真参照元;ヤマハ発動機YZFR-25/3商品紹介ページ

YAMAHA.motor-EU

yamaha Indonesia Motor Manufacturing

本田技研株式会社CBR250RR 商品紹介ページ 

Kawasaki モーターサイクル 商品ラインナップページ




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