サイトアイコン 新型バイクニュースならモーターサイクルナビゲーター

友人から名車KZ650を譲り受ける?エンジニア整備の絶版車購入に悩むあなたへ

やっほー!みんな、天気のいい週末は何してる?私は先日、ヘルメットの中でくしゃみをしたらシールドが大変なことになって、道の駅で必死に拭き掃除をしていました。あれ、地味に恥ずかしいよね。

さて、今日はモーターサイクルナビゲーターのライター、松井 さちです。

今回取り上げる話題は、なんとあの伝説の名車「KZ650」を友人から譲り受けるかもしれないという相談です。いやー、このニュースを見た瞬間、私のカワサキ愛が沸騰しましたよ!KZ650といえば、通称「ザッパー」。軽快な走りで世界を驚かせた、私の愛車Z900の大大大先輩にあたる存在ですからね。

投稿者の友人はエンジニアで、エンジンの「3Dスキャン」まで行っているとか。なにそれ、凄すぎる(笑)。でも、古いバイクを友人から買うのって、実は結構悩みどころが多いんですよね。私のこれまでのバイク遍歴、バリオスから始まり、ゼファーで旧車の入り口を覗き、今のZ900に至る経験を交えて、この「幸せな悩み」について一緒に考えていきましょう!

友人との売買、その「甘い罠」と「絶版車の沼」

まず、このお話の最大のポイントは「友人からの購入」かつ「相手がエンジニア」という点です。

私が34歳でゼファー400に乗っていた頃、やっぱり古いバイク特有の「手のかかる可愛さ」と日々格闘していました。キャブの機嫌とか、ゴム類の劣化とかね。今回のKZ650はさらに年式が古いです。エンジニアの友人がエンジンを3Dスキャンして状態を確認しているというのは、機械的には「優勝」確定の安心材料かもしれません。そこまでやるなんて、その友人、良い意味で変態(褒め言葉)すぎてが生えます。

でも、ここで冷静になりましょう。友人だからこそ「Good Deal(良い条件)」と言ってくれていますが、ここには「旧車沼」への入り口がぽっかり口を開けています。

私がバリオスに乗っていた頃、最初は高回転の音にビビっていましたが、慣れるとそれが快感に変わりました。でも、古いバイクは「乗って楽しい」と「維持が大変」がセットです。もし譲り受けた翌月に調子が悪くなったら?友人にお金を払って直してもらうのか、自分で泥沼にハマりながら直すのか。人間関係にヒビが入らないようにするのが一番難しいメンテナンスかもしれません。

所有欲を満たすか、実用をとるか

悩みどころを整理しましょう。

1. 価格の適正ラインが不明
市場価格は高騰していますが、友人価格(Friend Price)をどう設定するか。安すぎても失礼だし、高すぎると後でトラブルの元。

2. 維持への覚悟
私のZ900は現代のテクノロジーの塊で、セル一発始動、水冷で安心です。でもKZ650は空冷。私がゼファーで感じた「エンジンの熱気」や「オイルの匂い」がダイレクトに来ます。これを「尊い」と感じられるかどうかが鍵です。

具体的なアクションプラン:適正価格と心の準備

では、どうすればいいか。私ならこうします。

まず、「市場調査と敬意あるオファー」です。
中古車サイトで同程度のKZ650の価格を調べましょう。おそらく驚くような値段がついているはずです。その友人は「Good Deal」と言っているので、市場価格の7〜8掛けくらいをベースに考えつつ、彼がかけた手間(3Dスキャン代とか!)をリスペクトする言葉を添えてオファーを出します。

次に、「試乗という名の儀式」
エンジンの調子が良いとのことですが、実際にまたがって、クラッチの重さや取り回しを確認してください。私がZ900に初めて乗った時、「これだ!」という直感と同時に「扱いきれるか?」という畏怖を感じました。その「怖さ」が心地よい緊張感なら買いです。

そして「トラブル時のルール決め」
「譲り受けた後は、故障してもノークレーム。でも、修理の相談には乗ってね(工賃はビールで!)」みたいな関係性を握っておくことが、長くバイクと友情を維持する秘訣です。

ビフォーアフター:Zの系譜を受け継ぐということ

もしあなたがこのKZ650を手に入れたら、生活はどう変わるでしょうか。

Before:
週末、なんとなく過ごしていた時間が、漠然とした退屈に包まれている。

After:
ガレージに鎮座する「男カワサキ」の鉄馬。エンジンを掛けるだけで、空冷4発の乾いた音が響き渡り、身体中の細胞が目覚めます。エンジニアのお墨付きエンジンなら、その鼓動感は格別でしょう。ツーリング先ではおじ様たちに囲まれること間違いなし。「いいバイク乗ってるねえ」と声をかけられる優越感は、私がゼファーで味わった以上のものがあるはずです。

今の私の愛車Z900も最高ですが、そのルーツであるKZ650には、現代のバイクが忘れてしまった「鉄と油の匂い」があります。少し手間がかかるその不器用ささえも愛おしい。それがカワサキ乗りの生き様ってもんです。

よくある質問(FAQ)

Q:部品は手に入りますか?
A:KZ系は人気車種なので、リプロパーツ(再生産品)は比較的充実しています。でも、純正部品が出る今のZ900のようなわけにはいきません。「探す楽しみ」も含めての旧車ライフです。まさに

Q:初心者でも乗れますか?
A:バリオスで基礎を固めた私から言わせれば、乗れます!ただし、現代のバイクよりブレーキが効きにくかったり、重かったりします。「バイクに急かされない運転」を心がければ、最高の先生になってくれるはずです。

Q:ぶっちゃけ、買いですか?
A:エンジンの状態が良いKZ650なんて、そうそう出てきません。しかも信頼できる友人から?これはもう、運命です。迷っている間に誰かに取られたら一生後悔しますよ!

いかがでしたか?
カワサキの無骨な魂、ぜひ受け継いでください。私もZ900で走りながら、あなたがザッパーで風を切る姿を想像して応援しています!それでは、安全運転で良いバイクライフを!

モバイルバージョンを終了