2026年8月21日現在、カワサキの国内現行新車にKLX250RまたはKL250Rというモデル名はありません。公道で使う現行候補は2026 KLX230/KLX230 S、クローズドコース専用なら2027 KLX230R/KLX230R Sです。
目次
KLX230シリーズの新車価格
| モデル | 価格 | 公道 |
|---|---|---|
| 2026 KLX230 | 616,000円 | 可 |
| 2026 KLX230 S | 616,000円 | 可 |
| 2025 KLX230 SHERPA | 638,000円 | 可 |
| 2026 KLX230 SHERPA S | 660,000円 | 可 |
| 2026 KLX230 DF | 682,000円 | 可 |
| 2026 KLX230SM | 638,000円 | 可 |
| 2027 KLX230R/R S | 555,500円 | 不可 |
公道車の価格には登録、税、保険、納車等が加わります。競技専用車は登録費用がない代わりに、搬送車、ラダー、タイダウン、コース、装具、整備の費用が必要です。
KLX230とKLX230Rの違い
| 項目 | KLX230 | KLX230R |
|---|---|---|
| 用途 | 公道・林道・街乗り | クローズドコース |
| 登録・ナンバー | 可能 | 不可 |
| 灯火・保安部品 | 装備 | 公道用ではない |
| シート高 | 880mm | 905mm |
| 車両重量 | 公道装備込み | 119kg |
| サスペンション | 前240/後250mm | 前後250mm |
どちらも232cc空冷4ストローク単気筒ですが、保安部品を外した同じ車両ではありません。KLX230Rへ後からライトやウインカーを付けても、公道登録できるとは限りません。
足着き重視のSを選ぶ
公道用KLX230 Sは標準KLX230の880mmに対して845mm。競技専用KLX230R Sは標準Rの905mmに対して875mmです。SHERPA Sは825mm、車両重量136kgと案内されています。
低いSは単にシートを薄くした仕様ではなく、サスペンションストロークや最低地上高が異なります。足着きだけで決めず、オフロードで必要な地上高、体重による沈み込み、スタンディング姿勢を試乗で確認します。
KLX230 SHERPAはトレッキング装備が充実
SHERPAはアルミスキッドプレート、ハンドガード、テーパードアルミハンドルなどを装備し、トレッキングと扱いやすさを重視しています。SHERPA Sは低い825mmシートとチューブレスリアタイヤも特徴です。
KLX230へ同等用品を後付けする場合は、部品と工賃を加えた総額で比較します。標準装備のほうが安い場合も、好みの用品を選ぶほうが適する場合もあります。
KLX250R・KL250R中古を探す場合
古い車名で中古を探す場合は、広告タイトルだけで公道可否を判断できません。車台番号、型式、初度登録、登録書類、保安部品、現在のナンバー、次回の登録・車検条件を確認します。
- 競技専用車か、公道登録モデルか
- 国内仕様・並行輸入と登録書類
- 冷間始動、圧縮、異音、煙、冷却
- フレーム、ステム、スイングアーム、ホイール
- フォーク・ショック、リンク、ベアリング
- チェーン、スプロケット、クラッチ、全段
- エンジン作業、走行時間、競技・転倒履歴
- 純正部品、灯火、メーター、配線
ナンバーが付いていることだけで合法性を保証できません。車検証や軽自動車届出済証と現車を照合し、名義変更・継続検査が可能か販売店と管轄窓口へ確認します。
公道用KLX230の見積もり
- 標準/S/SHERPA/DF/SMの正式仕様
- 車両、登録、税、自賠責、納車を含む総額
- 足着き、最低地上高、サスペンション
- タイヤのチューブ・チューブレスとパンク用品
- スキッドプレート、ハンドガード、キャリア
- 任意保険、盗難補償、ロードサービス
- 悪路走行時の点検・消耗品
- 下取りと買取を分けた比較
競技専用KLX230Rに必要なもの
- 走行可能なクローズドコース
- トランスポーターまたはトレーラー
- ラダー、タイダウン、輪止め、スタンド
- ヘルメット、ブーツ、ゴーグル、プロテクター
- 工具、空気圧計、携行缶、マット
- コース料、会員・傷害保険
- 洗車、エアフィルター、油脂、消耗品
河原や林道は「公道でない」とは限りません。人や車が自由に出入りする一般交通の用に供する場所では走らず、管理されたコースを利用します。
旧KLXの書類、現車、保証を確認。
公道モデルのロードサービスと盗難補償を確認。
買い替え時は一般買取と専門店を比較。
広告を含みます:以下のAmazonリンクから購入されると、当サイトに紹介料が入る場合があります。
車種、タイヤ方式、耐荷重、固定点、積載車両との適合を確認してください。
公式情報
2026年8月21日追記:2019年型KLX230/Rの詳細解説を保存し、現行価格、公道可否、S・SHERPA、旧KLX250R検索の確認手順を追加しました。以下は発売当時の記事です。
ファン待望の「KLX」復活
先日、Kawasakiが新型のKLX230を国内に向けて発売するというニュースをお伝えしました。
この時はまだ、明確な発売時期や諸元情報なども発表されておらず、記事に使える写真も下の2カットのみという状況。
それでも、長く親しまれながらもラインナップから消えて久しい「KLX」復活のニュースは、ライムグリーンのオフロードファンに新たな期待を抱かせていることには違いないでしょう。
また、排気量が230㏄ということで、オフロードのエントリーマシンとしての期待も大きいモデル。
それゆえ、早くもヤマハセローのライバルとも目されていますが、実際のところはどのようなマシンなのでしょうか?
さらに、今回は公道向けのKLX230とともに、コンペティションモデルのKLX230Rも同時に発表されました。
この記事では、Kawasakiが発表したプレスリリースを基に、この2台の詳細なディテイルをお伝えしていこうと思います。
オフにハマれる本格モデル
「エントリーモデルとして間口の広いオフロードバイクだ。」
というなら、恐らくそれはKLX230を形容するのに間違った表現ではないでしょう。
しかし、だからといって、
『その乗り味はきっとヌルめで軟なものに違いない』
と決めつけてしまうのであれば、それはこのバイクの実際とはなじまない表現だと思います。
まず、KLX230の外観から見ていくと、
全体のシャープさからして、やや大きめなこのライトのデザインが、見る人に「ヌルい」と思わせるすきを与えるのかもしれません。
しかし、そのアッパーカウルに納まるメーター周りはシンプルながらも視認性は十分。
デザインや軽量性を重視して、あえてメーターパネルを小さめにしているオフ車も少なくないことを考えれば、KLX230のデザインには機能性を重視したライダーファーストな考え方が見て取れます。
さらに、こうして上から見てみると、その姿は実にスリムでコンパクト。
タンクからシートにかけてのラインがきれいにまとめられている様子は、コントローラブルで親しみやすいキャラクターを予見させてくれます。
私個人から見て「いいなぁ」と思うのはこのカット。
ちょうどこの角度から見て、「お、これはサイズ的に手ごろだ」と身を乗り出す方もおいでになるのではないでしょうか?
そんなフレンドリーなテイストを感じさせながらも、「走りのヌルさ」をきっぱりと断じているように見えるのは、コンペティションモデルであるKLX230Rと基本部分の多くを共有しているエンジンやフレームのせいだと思います。
言ってみるならそれは「オフロードをしゃかりきに遊びこむためのポテンシャル」。
公道モデルのKLX230にもしっかりとその精神が詰め込まれていることが、この2台を比較していく中で少しづつ明らかになっていきます。
共通ながらも異なるエンジンの味付け
エンジンはKLX230/KLX230Rともに新設計の空冷4ストロークの232cm³単気筒2バルブ。
シンプルな構造ながらも、低中回転域からの力強いトルクが持ち味で、公道においては高い信頼性を、そしてオフロードでは走破力を従順に発揮してくれる理想的なパワーユニットなのではないかと思います。
すでに動力計の写真比較でもお分かりのことと思いますが、エンジン関連の違いとして、
KLX230ではサイレンサーに耐熱版を有しており、KLX230Rではそれよりショートなサイレンサーを有しているのがわかりますね。
実際諸元で動力系の性能差を探ってみると、
| KLX230 | KLX230R | |||
| 最高出力 | 14kW(19PS)/7,600rpm |
14kW(19PS)/8,000rpm |
||
| 最大トルク | 19N・m(1.9kgf・m)/6,100rpm |
20N・m(2.0kgf・m)/6,000rpm |
||
| 内径x行程/圧縮比 | 67.0mm×66.0mm/9.4:1 | 67.0mm×66.0mm/ 9.4:1 | ||
| 一次減速比 / 二次減速比 | 2.870 (89/31)/3.214 (45/14) | 2.870(89/31)/3.538(46/13) | ||
最高出力は両車ともに19psながら、KLX230Rではその発生回転数をやや引き上げ、最大トルクもその発生回転数を下げながら若干厚みを増しているのがわかります。
味付けの違いは主にファイナルレシオの変更によるものに見えますが、サイレンサーの違いを見る限り、KLX230Rではコンペティションモデルとして、実際の乗り味にさらなる違いを感じることができるかもしれません。
いづれにしても両車ともにエンジンには、パワーをフルに使いきることを楽しませてくれるような、奥深くハマれるキャラクターが期待できそうです。
造り込みの違いから分かるそれぞれの狙い
KLX230は公道を走るバイク。
方やKLX230Rは競技のためのバイク。
さらに詳しくこの2台を見ていくと、それぞれに異なる「狙いどころ」が見えてきます。
例えば、フュエールタンクの違いにもそれは大きく表れていますね。
KLX230のフュエールタンクは、鉄製の7.4Lであるのに対し、KLX230Rでは軽量性を重視した樹脂製の6.5L。
その他にも、タンク付近のフレームにハーネスガイドの有無など、細かな違いが見て取れますね。
また、さらに諸元を読み込んでいくと、ほぼ同じフレームを使いながら、車体のディメンションをかなり変えていることがわかります。
| KLX230 | KLX230R | |||
| 全長x全幅x全高 | 2,105mm×835mm×1,165mm |
2,045mm×840mm×1,200mm |
||
| 軸間距離(ホイールベース) | 1,380mm | 1,360mm | ||
| キャスター/トレール | 27.5°/116㎜ | 26.5°/113mm | ||
| シート高 | 885mm | 925mm | ||
| 車両重量 | 134kg | 115kg | ||
ご覧のように、KLX230よりもKLX230Rの方が全長・全幅・全高がともに大きく、軸間距離も長くとられているのがわかります。
まずコンペティションモデルのKLX230Rの方から見ていくと、公道モデルのKLX230よりもキャスター角を立てた上、ホールベースを20㎜程ショートにして、よりクイックな動きができるようになっているようです。
Kawasakiの発表によると、KLX230Rでは前後にコンペティションタイヤを装着し、スイングアームはアルミ製の専用パーツにグレードアップ。
さらに前後サスペンションも、より大きなサスペンションストローク(フロント:250mm/ リヤ:251mm)を確保した強化版になっており、
ロードクリアランスはKLX230より35㎜高い300㎜へと上昇。
KLX230Rの走りは、ライダーのアグレッシブな期待に沿うものなのではないでしょうか。
逆にKLX230Rを基準にして考えれば、KLX230ではキャスター角がよりも若干寝かされた形になっていて、ホイールベースも長く、ツーリング性を考慮して、ゆったりと乗れるものになっているのがわかります。
ややおとなしくも見えるKLX230の灯火類の印象、とKLX230Rが履くコンペティションタイヤのトゲトゲしい感じ。
並べてみると多分に外見の印象は違って見えますが、基本的なパーツはその多くを共有する2台。
いづれもシンプルな構造に手ごろ感を感じさせつつも、その走りはパートナーとして十分に頼れるものなのではないかと思います。
発売時期や価格について
KLX230の発売は同年10月15日。
車体価格は450,000円です。
ライバル?と目されるヤマハ・セロー250の本体価格が 523,000円ですから、お財布的にKLX230ならそれよりもさらにお手頃ですね。
日本仕様として発売されるカラーは、
ライムグリーンとエボニーの2色です。
ゆったりとツーリングを楽しめて、土の上の遊び方もバッチリとガイドしてくれるKLX230。
オフ車のラインアップが縮小気味の今だからこそ、オフ未経験の方に「バイクの新たな楽しみ方」として提案したい1台です。
また、KLX230Rの発売日は、2019年10月1日。
価格は470,000円となっており、
カラーは。ライムグリーンのみとなります。
こちらはご紹介しているように、KLX230の手ごろ感に加え、さらに一歩深い楽しみにハマれるバイク。
オフロードを極めたい「オフ道様」のエントリーマシンとしてはもちろん。
保険・税金のかからないコンペティションモデルの利を生かして、トランスポーターでサーキットに通うライダーのスキルアップ教授マシンとしても最です。
手軽にハマれるKLX230シリーズ。
これは楽しみなバイクだと思います。
情報提供;株式会社カワサキモータースジャパン

