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MT-07モタードカスタムとは?Andrew Stagg製ワンオフの内容と注意点

結論:このMT-07は、オーストラリアのビルダーAndrew Staggが2017年式MT-07をベースに製作した一台限りのワンオフカスタムです。ヤマハの市販モデルでも、同じ外観にできるボルトオンキットでもありません。

フラットな車体上面とモトクロッサー風のフロントマスクが特徴ですが、後部フレーム、燃料タンク、灯火類、サスペンションなどに大きく手が入っています。「外装を交換すれば再現できる」という内容ではないため、見た目の魅力と製作上の難しさを分けて確認します。

記事更新について:初出時の記事は写真紹介だけで、製作背景、改造範囲、法令・安全面の説明が不足していました。2026年8月に、オリジナル掲載元とヤマハ公式情報を確認して全面改稿しています。
2017年式MT-07をベースにしたAndrew Staggのワンオフ車両。画像は初出記事掲載時のもの。

誰が、どのように製作した車両か

オリジナル記事を掲載したBike EXIFによると、製作者はオーストラリア・クイーンズランド州のAndrew Stagg。金属加工を本業とするワンマンビルダーで、Black Cyclesの作業場を使ってこのMT-07を製作しました。

ベースは2017年式のMT-07です。完成車を分解し、純正の後部構造や燃料タンクをそのまま利用するのではなく、車体上面を一直線に見せるための部品を作り直しています。

主な変更点

部位 変更内容 再現時の注意
後部構造 純正サブフレームを切断し、アルミ製のサブフレームとシートパンを製作 車体強度、乗車定員、取付精度の検討が必要
燃料系 容量約9Lの燃料セルを製作し、給油口をシート後方へ移設 漏れ、熱、配管、固定方法に関わる重要保安部位
外装 手作業で成形したアルミ外装とフラットなシートを採用 市販の専用外装セットではない
フロント周辺 モトクロス風ナンバープレート、LED灯火、オフロード系ハンドル、メーター移設 光量、取付位置、視認性、配線を確認
リアサスペンション 純正より20mm長いGazi製ショックを使用 車高と車体姿勢が変わり、操縦性にも影響
外装だけでなく、サブフレームと燃料系まで作り直して車体のラインを整えています。

本来のスーパーモタードとの違い

スーパーモタードは一般に、オフロード競技車を基礎に舗装路向けホイールやブレーキを組み合わせた車両を指します。この車両は688cm³並列2気筒のロードスポーツであるMT-07がベースで、前後17インチホイールも維持しています。

したがって、分類上の競技用スーパーモタードへ変更したというより、モタードの造形要素を取り入れたストリートカスタムと理解するのが適切です。オフロード走行能力が高まったと断定できる仕様ではありません。

同じ形を目指す前に確認したいこと

この作例の核心は、金属加工と車体構造の再設計です。サブフレーム切断、燃料セル製作、サスペンション寸法変更は、一般的な外装交換よりも事故・火災・走行安定性へ及ぼす影響が大きくなります。初心者向けのDIYメニューではありません。

  1. 経験のあるカスタムショップに、用途と公道走行の有無を伝える
  2. 構造変更、保安基準、車検・登録への影響を事前に確認する
  3. 部品代だけでなく、設計、加工、塗装、配線、検査を含む見積もりを取る
  4. 任意保険会社へ改造内容の申告要否と補償条件を確認する
  5. 純正部品を保管し、売却時の査定への影響も把握する

とくに燃料系や車体骨格へ手を入れる場合、インターネット上の写真だけを寸法資料として製作するのは危険です。強度、溶接品質、干渉、配管、熱対策まで実車で検証できる専門店へ相談してください。

現行MT-07とは別の車両として考える

国内の現行MT-07 ABSは688cm³のロードスポーツで、メーカー希望小売価格は968,000円です。電子制御スロットル、YRC、倒立式フロントサスペンションなどを備えていますが、本記事のワンオフ外装や約9Lの燃料セルは純正装備ではありません。

MT-07そのものを検討している場合は、まず純正状態で試乗し、用途と予算を決めるほうが現実的です。車種選び、保険、売却条件は次の記事で比較できます。

日常メンテナンス用品を比較する

以下には広告リンクを含みます。当サイトはAmazonアソシエイトの適格販売により収入を得ています。ここで紹介する用品は本車両の構造変更を再現するためのものではありません。適合と使用方法を商品ページで確認してください。

確認した資料

初出:2020年1月/製作背景と安全上の注意を追加し、2026年8月に全面改稿。

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