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Kawasaki(カワサキ) ZX-10R/RR公開!マイナーチェンジなのに激変

ZX-10Rはカラーの追加くらいかな、と思っていたらすごいことに!

バイクメーカー各社がレースも含めてしっかりと力を入れて開発してくるモデル、それはフラッグシップスーパースポーツです。
すなわち1000ccクラスのスーパースポーツバイクということになります。

カワサキの1000ccスーパースポーツバイクはご存じNinja ZX-10Rですよね。

ジョナサン・レイが乗るNinja ZX-10RはWSBKでチャンピオンを獲得した強モデル。

無事チャンピオンも獲得したし、まだフルモデルチェンジのタイミングではないので、来年のモデルもほぼ変更なくカラーリングの追加ぐらいかなぁ、などと考えていたら、かなり大胆なマイナーモデルチェンジになっていました!

この記事ではその詳細を見ていきたいと思います。

新型Ninja ZX-10R驚きのフロントマスク!

これまでのZX-10Rは鋭さ、エッジラインなどが強調されたデザインでフロントマスクもそのようなテイストになっていました。

今回のビッグマイナーチェンジのNinja ZX-10Rも鋭さは踏襲されているものの、かなり奥目の不気味さすら帯びたフロントマスクに変化しています。

このあたりはデザインはもちろんのこと、空力性能を相当重視したことがわかります。
新モデルのイメージ画像にも風洞実験時の様子のような画像がありました。

MOTO GPなどのトップカテゴリーレースでも気が付くと空力負荷物やウイングレットがてんこ盛りのカウリングになっていますし、この波がしっかりと市販車の領域にも来ている印象ですね。

エンジン、シャーシ、電装領域は新型ZX-10Rで何が変わったのか?

まずは気になるエンジン

エンジンにもセッティング含めた変更が入っています。
最大出力はやはり欧州の厳しい排気ガス規制EURO5適合の影響を受け200馬力(149.3 kW)と微減。
しかしながら、最大トルクに関しては85lbs•ft(114.9 Nm)ということで、マイナーモデルチェンジ前のスペックをキープしています。
エンジン系の技術者の頑張りは相当なものがあったのではないでしょうか。

998cc直列4気筒エンジンのハード的な変更点をまとめてみますと、新設計のオイルクーラー、電子制御スロットルバルブ、排気システム、ミッションのギア比となります。

全モデルから力を入れて設計したとみられるエンジンの16個のバルブはチタン製を踏襲適用し、フィンガーフォロアバルブトレインの機構も変更はございません。

ギアボックスは、加速性能の向上のために1速、2速、3速をショートレシオ化。
4速、5速、6速のレシオは変更なしで、ファイナルのレシオを変更しています。

かなり特徴的なアップデートがこちら。
そう、オイルクーラーです。
ラジエーターの拡大ではなく、独立した空冷オイルクーラーを搭載するのはなかなか珍しいですし、興味深いですよね。
この仕様自体はWSBKのカワサキレーシングチームで直接採用されたものと同等ということでレースからのフィードバックが市販化したことになりますね。
このオイルクーラーも含めた設計により、オイルは左下のクランクケースからオイルクーラーに送られ、そこで冷却されてから右側に戻されます。
当然冷却効率が増すと全域でエンジン性能の向上に寄与できるわけですね。

ツーリングも視野に入れた電装領域

電装領域に目を向けてみると、まず3つのライディングモード(スポーツ、ロード、レイン)とライダー自身が比較的自由に設定できるモードがあります。
電子制御クルーズコントロールもスーパースポーツモデルながら2021モデルの新型ZX-10Rから追加され、IMUでセンシングするトラクションコントロールの介入レベル制御は5段階になりました。

メータディスプレイはTFT液晶を採用し、トレンド最前線へ。
そしてなんとスマホの接続機能も有しています。
クルコンと言い、スマホ接続機能と言い、かなりツーリングや街乗りの性能にも目を向けていることがわかりますね。

シャーシ領域

シャーシ領域としては、フレームはほとんど変更されていませんが、新しいスイングアームピボットのオフセット(1mm)とスイングアーム自体の延長、フォークオフセットの変更(トレイルが短くなった)があります。

スイングアームが長くなった分、フロントのトレールが減ってもトータルのホイールベースが長くなり、前後バランスが変化しています。

サスペンションはフロントにSHOWA BFF(バランスフリーフロントフォーク)を、リアにはSHOWA BFRC(バランスフリーリアクッション)ショックを採用しています。
もちろんセッティング領域が煮詰められているとのことです。

その他にも、フロントのウィンドシールドは大型化、ハンドルバーとシートのポディションの変更、フットペグの高さ変更(高くなった)など、ポディション領域の小変更が入っています。
ここあたりはHonda(ホンダ) CBR1000RR-Rがかなりレーシーなポディションを市販車にも設定してきたところに影響を受けているのではないかと考えられます。

日本においくらで、いつ入ってくるのか!?

欧州での販売情報では、2021年の新型Ninja ZX-10Rの価格は、
ベースモデル(ABSなし):16,399ドル
ABS KRTモデル:17,699ドル
という設定です。

日本での販売情報はまだ正式情報として入ってきていませんが、欧州と概ね同価格、同時期発売になるものと考えられます。

やはりかなり攻撃的なフロントマスク、早く実車を見たいものですね。

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