カワサキが製造に関わる「はやぶさ」は、バイクではなくJR東日本のE5系新幹線です。バイクのHayabusaはSuzukiの製品であり、Kawasakiブランドの「隼」という市販バイクはありません。
川崎重工業は、二輪車だけでなく鉄道車両、船舶、航空宇宙、エネルギー設備、産業用ロボットなどを手がける企業グループです。鉄道車両事業は現在、グループ会社の川崎車両株式会社が担っています。
| 名称 | メーカー・事業者 | 乗り物 |
|---|---|---|
| E5系「はやぶさ」 | JR東日本向け/川崎重工などが製造・開発 | 新幹線 |
| Hayabusa | スズキ | 大型バイク |
| Ninja H2R | カワサキ | サーキット専用バイク |
目次
川崎重工はE5系新幹線の製造・開発に参加
川崎重工の公式ページは、E5系新幹線を「JR東日本向けに川崎重工などが製造・開発に関わった高速車両」と説明しています。川崎一社だけで全編成を設計・製造したという意味ではなく、JR東日本と複数の車両メーカーが関わるプロジェクトです。
川崎車両の製品一覧にも、JR東日本向けE5系が掲載されています。川崎の鉄道車両事業は1906年から続き、新幹線だけでなく在来線、地下鉄、機関車、海外向け車両も手がけてきました。
E5系「はやぶさ」の最高速度は320km/h
JR東日本によると、E5系は2011年3月5日に「はやぶさ」として営業運転を開始。当初は300km/hで運転し、2013年3月16日から320km/h運転を行っています。
- 形式:E5系
- デビュー:2011年3月
- 営業最高速度:320km/h
- 運行区間:東北新幹線・北海道新幹線
- 列車名:はやぶさ/はやて/やまびこ/なすの
320km/hは、試験時の瞬間速度ではなく営業運転上の最高速度です。列車、区間、ダイヤによって常に320km/hで走るわけではありません。
長いノーズは速さだけのためではない
E5系の先頭車は、非常に長いノーズ形状が特徴です。高速でトンネルへ入ると空気が圧縮され、出口側でトンネル微気圧波が発生します。先頭部を細長くすることで、その圧力変化と騒音を抑えます。
JR東日本はほかにも、低騒音型パンタグラフ、パンタグラフ遮音板、台車フルカバー、吸音材パネルなどを採用。高速化だけでなく、沿線環境と車内快適性を両立させています。
バイクのHayabusaはスズキ製
一方、二輪車のHayabusaはスズキのフラッグシップモデルです。初代GSX1300R Hayabusaは1998年に発表され、1999年に欧州・北米で発売されました。
現行世代は1,340ccの水冷直列4気筒エンジンを搭載します。「Hayabusa」という名前は鳥の隼に由来し、高速性能とともに長距離での安定性・快適性も重視した大型スポーツバイクです。
したがって「カワサキの隼」という検索には、次の二つの可能性があります。
- 川崎重工が製造に関わったE5系新幹線「はやぶさ」を探している
- Suzuki HayabusaとKawasakiのNinja H2/H2Rを混同している、または比較したい
E5系とNinja H2Rに共通する川崎の技術領域
E5系とNinja H2Rは同じ乗り物ではありませんが、Kawasakiグループが高速域の空力、振動、材料、製造に幅広く取り組む姿を示します。H2Rでは、航空宇宙部門の知見を空力デバイスへ、ガスタービン技術をスーパーチャージャーへ応用したと川崎重工が説明しています。
ただし「新幹線の部品をそのままH2Rへ使った」という意味ではありません。グループ内の技術や解析手法を横断して活用したという関係です。H2Rの速度と公表値は、Ninja H2Rの最高速解説で詳しく整理しています。
よくある質問
カワサキ製のHayabusaというバイクはありますか?
ありません。Hayabusaはスズキの登録商標・製品名です。カワサキの高性能モデルにはNinja H2、H2R、ZX-14Rなどがあります。
E5系はすべて川崎製ですか?
川崎重工など複数社が製造・開発に関わっています。「E5系は全車両が川崎だけで製造された」という説明は正確ではありません。
新幹線のはやぶさとスズキHayabusaは関係がありますか?
直接の製品上の関係はありません。どちらも日本語の鳥「隼」を名称に使っています。
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公式資料
初出:2015年1月/2026年8月、川崎重工・川崎車両・JR東日本・スズキの公式情報を基に全面改稿。旧記事の釣り表現と期限切れ商品枠を削除しました。

