モーターサイクル技術 バイクのトラクションコントロールはどこまで進化したか ― IMU が変えた制御の世界 10年前のバイク雑誌で「トラクションコントロール(TCS)」と書いてあれば、それは「リッタークラスのトップスポーツに付く特別装備」でした。それが今やミドルクラスにも標準で降りてきて、しかも内容は当時とはまるで別物になっています。間に何が起きたか ― ひとことで言えば、「6軸IMU」というセンサーが車体に乗ったからです。...
モーターサイクル技術 単気筒・2気筒・4気筒、振動と鼓動の物理 ― なぜ270度クランクが現代の主流になったのか 「単気筒のドコドコ感がたまらない」「2気筒のドドドという鼓動がいい」「4気筒の甲高い咆哮が至高」 ― バイク乗りの間で、エンジンの「鼓動感」や「サウンド」は永遠の話題です。でも、その違いはいったいどこから来ているのでしょうか。 今回は、単気筒・2気筒・4気筒それぞれの鼓動と振動を、クランクの角度と爆発の間隔という物理の...
モーターサイクル技術 スリッパークラッチは何を「滑らせて」いるのか ― バックトルクの正体とアシスト機能の合わせ技 カタログの装備欄に「アシスト&スリッパークラッチ」の文字を見かけることが増えました。250cc クラスにも降りてきて、もはや上位グレードだけの特別装備ではありません。でも、この「スリッパー(滑らせる)」とは、いったい何を滑らせているのでしょうか。 今回はスリッパークラッチの仕組みを、「バックトルク」というキーワードを軸...
モーターサイクル技術 バイクの可変バルブ比較|VTEC・VVA・ShiftCam・DVT・VVTとデスモの違い 最初に重要な訂正:Ducatiのデスモドロミックは、バルブをスプリング任せにせず機械的に閉じる動弁方式です。それ自体はバルブタイミングやリフトを変える「可変バルブ機構」ではありません。 可変バルブには、作動するバルブ数を切り替えるHonda HYPER VTEC、カムプロフィールを切り替えるYamaha VVAやBMW...
新車情報&スクープ トヨタ「LAND HOPPER」発表 ― 前2輪リーン機構を備えた免許不要の3輪モビリティ、2027年春以降発売へ 公式情報の確認(2026年8月21日) トヨタ公式サイトはLAND HOPPERを開発中のモデルとし、発売を「2027年春以降予定」と案内しています。現時点で注文できる発売済み車両ではなく、価格・最終仕様・販売店・納期は未発表です。記事内の予定と開発仕様は、今後変更される可能性があります。 2026年5月14日、トヨタ...
SUZUKI スズキ DR-Z4SMは買いか?価格・足つき・装備を公式情報で解説【2026】 結論:DR-Z4SMは、軽量な車体と17インチタイヤで舗装路の旋回性を楽しみたい人に向く、398ccの本格スーパーモトです。日本では2025年10月8日に発売され、メーカー希望小売価格は1,199,000円(税込)。一方、シート高890mm、容量8.7Lの燃料タンク、前後チューブタイプのタイヤは、使い方との相性を購入前...
HONDA ホンダ ワルキューレ1500とは?復活・新型の現状と中古購入の注意点 結論:ホンダ「ワルキューレ」を探すときは、まず初代1500(1,520cm³・6連キャブ)と、2014年のゴールドウイング F6C(1,832cm³・PGM-FI)を分けて考える必要があります。2026年8月29日時点でHonda国内の現行ラインアップにワルキューレ/F6Cは掲載されておらず、復活や新型についてHond...
YAMAHA V-MAX 1200は新車で買える?初代とVMAX 1700・中古購入の注意点 結論からいうと、V-MAX 1200は現行新車として販売されていません。初代は1985年に北米で登場した1198ccのV型4気筒モデルです。2009年には1679ccの2代目「VMAX」へ全面刷新されましたが、こちらもヤマハが2017年に公表した生産終了モデルに含まれています。 中古車サイトで「新車」「未登録」「低走行...
HONDA CB250Rの後継は出る?2024年生産終了と2026年の新車代替候補 結論:CB250Rは2024年8月に生産を終了しました。2026年8月21日時点で、ホンダは「CB250R後継」と位置づける国内モデルや発売日を発表していません。 軽量な250cc単気筒ネイキッドが欲しいなら中古CB250R、250ccの新車と車検なしを優先するならZ250やMT-25、排気量と装備を上げたいならSva...
HONDA グリップヒーターが効かない・片側だけ冷たい原因と確認手順 グリップヒーターが効かないときは、いきなりスイッチボックスやグリップを分解しません。まず症状を両側とも不作動、片側だけ、温度が弱い、表示灯が点滅、走行中だけ切れるに分けると、電源側かヒーター側かを絞りやすくなります。 すぐ使用を中止:焦げ臭い、煙、配線やカプラーが熱い、ヒューズを交換しても再び切れる、グリップが局所的に...
YAMAHA YZF-R1は生産終了?2026年日本では公道モデル販売中|欧州との違い 2026年8月21日現在、YZF-R1の日本向け公道モデルは生産終了していません。ヤマハ発動機販売は2026年型YZF-R1 ABSを4月17日に発売し、YZF-R1M ABSも継続販売。さらに200台限定のYZF-R1 70th Anniversary Editionを1月30日に発売しました。 結論:「欧州で公道仕...
KAWASAKI Z900とZ900RSどっちを選ぶ?2026年の価格・重量・装備を比較 結論:走行性能、TFTメーター、シャープな現代デザインを優先するならZ900。Z1を思わせる外観、二眼メーター、落ち着いた低回転のフィーリングを重視するならZ900RSが明確です。 2026年8月時点のメーカー希望小売価格は、Z900が1,485,000円、現行Z900RSが1,507,000円から。標準車同士の価格差...