モーターサイクル技術 バイクのABSは「効かせない」技術へ ― コーナリングABSの賢さを技術視点で解説 「ABS」と聞くと、急ブレーキでホイールがロックしないようにする装置 ― そんなイメージが大半だと思います。間違ってはいません。ただし現代のバイクのABSは、もう「ロックさせない」だけの装備ではなくなっています。むしろ 「効きすぎないように制御する」側にも進化していて、状況に応じて「どこまで効かせるか」を瞬時に判断する...
HONDA Hypermotard 698 Mono Neraは日本で買える?RVEとの違い Ducatiは2026年5月14日、Hypermotard 698 Mono Neraを発表しました。Neraは単なる黒いカラー追加ではなく、Ducati Quick Shift(DQS)と公道認証済みTermignoniサイレンサーを標準装備する仕様です。Ducatiの日本向け公式ページにも、標準車・RVEと並ぶ3つ...
モーターサイクル技術 空冷エンジンが現代でも生き残る理由 ― 規制と趣味性のせめぎ合い、2026年の現在地 水冷化の波が押し寄せ、排ガス規制が年々厳しくなる現代のバイク市場 ― それでも、不思議なことに「空冷エンジン」を積んだバイクは完全には消えていません。むしろ「あえて空冷を選ぶ」モデルが、ある種の文化として根強く支持され続けています。 なぜなのでしょうか。空冷は技術的に劣っているはずなのに、なぜ滅びないのか。今回はこの問...
モーターサイクル技術 バイクのトラクションコントロールはどこまで進化したか ― IMU が変えた制御の世界 10年前のバイク雑誌で「トラクションコントロール(TCS)」と書いてあれば、それは「リッタークラスのトップスポーツに付く特別装備」でした。それが今やミドルクラスにも標準で降りてきて、しかも内容は当時とはまるで別物になっています。間に何が起きたか ― ひとことで言えば、「6軸IMU」というセンサーが車体に乗ったからです。...
モーターサイクル技術 単気筒・2気筒・4気筒、振動と鼓動の物理 ― なぜ270度クランクが現代の主流になったのか 「単気筒のドコドコ感がたまらない」「2気筒のドドドという鼓動がいい」「4気筒の甲高い咆哮が至高」 ― バイク乗りの間で、エンジンの「鼓動感」や「サウンド」は永遠の話題です。でも、その違いはいったいどこから来ているのでしょうか。 今回は、単気筒・2気筒・4気筒それぞれの鼓動と振動を、クランクの角度と爆発の間隔という物理の...
モーターサイクル技術 スリッパークラッチは何を「滑らせて」いるのか ― バックトルクの正体とアシスト機能の合わせ技 カタログの装備欄に「アシスト&スリッパークラッチ」の文字を見かけることが増えました。250cc クラスにも降りてきて、もはや上位グレードだけの特別装備ではありません。でも、この「スリッパー(滑らせる)」とは、いったい何を滑らせているのでしょうか。 今回はスリッパークラッチの仕組みを、「バックトルク」というキーワードを軸...
モーターサイクル技術 バイクの可変バルブ比較|VTEC・VVA・ShiftCam・DVT・VVTとデスモの違い 最初に重要な訂正:Ducatiのデスモドロミックは、バルブをスプリング任せにせず機械的に閉じる動弁方式です。それ自体はバルブタイミングやリフトを変える「可変バルブ機構」ではありません。 可変バルブには、作動するバルブ数を切り替えるHonda HYPER VTEC、カムプロフィールを切り替えるYamaha VVAやBMW...
新車情報&スクープ トヨタ「LAND HOPPER」発表 ― 前2輪リーン機構を備えた免許不要の3輪モビリティ、2027年春以降発売へ 公式情報の確認(2026年8月21日) トヨタ公式サイトはLAND HOPPERを開発中のモデルとし、発売を「2027年春以降予定」と案内しています。現時点で注文できる発売済み車両ではなく、価格・最終仕様・販売店・納期は未発表です。記事内の予定と開発仕様は、今後変更される可能性があります。 2026年5月14日、トヨタ...
SUZUKI スズキ DR-Z4SMは買いか?価格・足つき・装備を公式情報で解説【2026】 結論:DR-Z4SMは、軽量な車体と17インチタイヤで舗装路の旋回性を楽しみたい人に向く、398ccの本格スーパーモトです。日本では2025年10月8日に発売され、メーカー希望小売価格は1,199,000円(税込)。一方、シート高890mm、容量8.7Lの燃料タンク、前後チューブタイプのタイヤは、使い方との相性を購入前...
HONDA 14万kmのホンダ・ワルキューレは買い?6連キャブ中古車の確認項目 結論:走行約14万kmだけなら即座に不合格とはいえません。しかし、メーター故障で実走行不明、アイドリング不調、長期未整備、タンクや外装の錆が同時にある個体は、購入前に専門店の点検と修理見積もりを取れない限り見送るのが安全です。 この記事の元になったのは、1997年式・2,600ドル・メーター停止時9万マイル(約14.5...
YAMAHA V-MAX 1200は新車で買える?初代とVMAX 1700・中古購入の注意点 結論からいうと、V-MAX 1200は現行新車として販売されていません。初代は1985年に北米で登場した1198ccのV型4気筒モデルです。2009年には1679ccの2代目「VMAX」へ全面刷新されましたが、こちらもヤマハが2017年に公表した生産終了モデルに含まれています。 中古車サイトで「新車」「未登録」「低走行...
HONDA CB250Rの後継は出る?2024年生産終了と2026年の新車代替候補 結論:CB250Rは2024年8月に生産を終了しました。2026年8月21日時点で、ホンダは「CB250R後継」と位置づける国内モデルや発売日を発表していません。 軽量な250cc単気筒ネイキッドが欲しいなら中古CB250R、250ccの新車と車検なしを優先するならZ250やMT-25、排気量と装備を上げたいならSva...