モーターサイクル技術 6軸IMUとは何か ― バイクが自分の姿勢を知る40gのセンサー 近年のバイクのカタログを見ると、ハイエンド機を中心に「6軸IMU 搭載」「IMU ベースの統合電子制御」といった言葉が目立つようになりました。トラクションコントロール、コーナリングABS、ウイリー制御 ― これらすべての中核に座っているのが、この IMU(慣性計測装置)です。 「電子制御の話」としては取り上げられること...
HONDA マン島TT 2027日程|2028暫定日程・航空券・宿・フェリー準備 結論:マン島TT 2027は2027年5月31日から6月12日、2028年は2028年5月29日から6月10日の暫定日程が公式発表されています。2027年は日別スケジュールが公開済みですが、走行時刻や道路閉鎖は天候・承認・運営判断で変わるため、出発直前まで公式更新を確認してください。 記事更新について:以前の本文には、...
モーターサイクル技術 バイクのLEDヘッドライト、明るさより重要な「配光」の話 ― 夜の見やすさを決める設計 新型バイクのスペック表で「LEDヘッドライト標準」の文字を目にすることが当たり前になりました。「LED = 明るい・かっこいい・寿命が長い」というイメージで、なんとなく良い装備だと受け止めている方も多いと思います。 でも、LEDヘッドライトの本当の進化のポイントは 「明るさ」ではなく「配光」 にあります。今回はバイクの...
モーターサイクル技術 ラジアルタイヤとバイアスタイヤ、ツーリングでどちらを選ぶべきか ― 構造から考える バイクのタイヤを新しく買うとき、たいてい同時に直面する選択があります。「ラジアル」と「バイアス」、どちらにすべきか。ショップで聞けば「ラジアルが高性能ですよ」と言われがちですが、本当にそれが自分の使い方に合っているのでしょうか。 結論から言えば、答えは「用途次第」です。今回はラジアルとバイアスの構造の違いから、それぞれ...
モーターサイクル技術 2ストロークはなぜ消えた?2026年も新車はある・復活の現実 30秒の答え:2ストロークは絶滅していません。国内大手の一般公道向け量産スポーツでは姿を消しましたが、2026年もKTMなどが競技・エンデューロ分野で新車を展開しています。ただし現行KTMの主方式は旧世代のTPIではなく、スロットルボディインジェクション(TBI)です。 中古2ストを買う前の確認順車台番号・型式・年式と...
SUZUKI BMW F450GSはいつ納車?価格・足つき・3グレード比較 BMW F 450 GSは日本で注文受付中です。2026年5月19日に国内発表され、納車は同年9月上旬以降の予定。車両本体価格はエクスクルーシブ96万1,000円、スポーツ98万4,000円、GSトロフィー103万3,000円です。 検索時に注意したいのは、海外発表時の価格や装備を日本仕様へそのまま当てはめないことです...
モーターサイクル技術 ライドバイワイヤとは何か ― バイクの「電子制御スロットル」が変えたエンジンとの会話 10年前のバイクと最新のバイクで、何が一番大きく変わったか ― そう聞かれて多くの整備士が挙げるのが「スロットルケーブルが消えた」ことです。アクセルとエンジンをつないでいた金属ワイヤが、いつの間にか電気信号と電動モーターに置き換わっていた。これが「ライドバイワイヤ(RBW)」、または「スロットルバイワイヤ」「電子制御ス...
モーターサイクル技術 パラレルツインが今、各メーカーで主流になった理由 ― 270度クランクの何が画期的か 2010年代後半から2020年代にかけて、バイクの中型〜大型クラスで起きた静かな潮流があります。「並列2気筒(パラレルツイン)」エンジンの大量採用です。Yamaha MT-07、Kawasaki Ninja 650、Honda CB500X、Aprilia RS660、KTM 790、Triumph Trident 6...
モーターサイクル技術 バイクのABSは「効かせない」技術へ ― コーナリングABSの賢さを技術視点で解説 「ABS」と聞くと、急ブレーキでホイールがロックしないようにする装置 ― そんなイメージが大半だと思います。間違ってはいません。ただし現代のバイクのABSは、もう「ロックさせない」だけの装備ではなくなっています。むしろ 「効きすぎないように制御する」側にも進化していて、状況に応じて「どこまで効かせるか」を瞬時に判断する...
HONDA Hypermotard 698 Mono Neraは日本で買える?RVEとの違い Ducatiは2026年5月14日、Hypermotard 698 Mono Neraを発表しました。Neraは単なる黒いカラー追加ではなく、Ducati Quick Shift(DQS)と公道認証済みTermignoniサイレンサーを標準装備する仕様です。Ducatiの日本向け公式ページにも、標準車・RVEと並ぶ3つ...
モーターサイクル技術 空冷エンジンが現代でも生き残る理由 ― 規制と趣味性のせめぎ合い、2026年の現在地 水冷化の波が押し寄せ、排ガス規制が年々厳しくなる現代のバイク市場 ― それでも、不思議なことに「空冷エンジン」を積んだバイクは完全には消えていません。むしろ「あえて空冷を選ぶ」モデルが、ある種の文化として根強く支持され続けています。 なぜなのでしょうか。空冷は技術的に劣っているはずなのに、なぜ滅びないのか。今回はこの問...
SUZUKI GSX-R1000とGSX-R1000Rの違いは?日本で選べるのはR【2026年】 結論から言うと、日本で新車を選ぶ場合は「GSX-R1000R」が対象です。スズキが2026年7月に国内導入を発表したのはRで、標準のGSX-R1000は海外向けに案内されています。そのため、日本の購入検討では単純な二者択一ではなく、国内正規モデルのRと並行輸入車を含む海外仕様との差を理解するのが先です。 GSX-R10...