
ガードレールキックターンとは、バイク漫画『バリバリ伝説』で主人公・巨摩郡(こま ぐん)が見せたことで知られる、コーナー外側のガードレールを足で蹴るようにして車体の向きを変える描写です。
結論からいうと、これは公道やサーキットで試す技ではありません。ガードレールへの接触は転倒、足の挟み込み、対向車線への逸脱につながります。漫画の名場面として楽しみ、実車で再現しないでください。
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『バリバリ伝説』とは
『バリバリ伝説』は、しげの秀一さんによるバイク漫画です。講談社の公式紹介では、750ccバイクに乗る高校生の巨摩郡が筑波サーキットへ誘われ、やがてレースの世界へ進んでいく作品とされています。1983年から『週刊少年マガジン』で連載され、単行本は全38巻です。
ガードレールキックターンは、作品初期の峠バトルを象徴する場面としてファンの間で語り継がれています。現実のライディング手本ではなく、登場人物の大胆さを強く印象づける漫画表現として捉えるのが適切です。
元記事の「リアル映像」で分かること
旧記事は、コーナーで外側へ膨らんだライダーがガードレール付近へ接触し、その後に姿勢を立て直したように見える短い映像を紹介していました。ただし、映像だけでは次の点を確認できません。
- ライダーが意図的に足でガードレールを蹴ったのか
- 単なる接触や転倒回避だったのか
- 撮影場所、撮影日、速度、接触後の車体や身体の状態
したがって「実在の成功例」「漫画の技を再現した」とは断定できません。短い切り抜き映像は、前後の状況と一次出典が確認できない限り、演技か事故回避かを分けて判断する必要があります。
なぜ実車で試してはいけない?
足を負傷する危険
走行中の車体と固定物の間に足が入れば、ブーツを着用していても大きな荷重が集中します。ガードレールの支柱や継ぎ目に引っ掛かる可能性もあります。
接触後の進路を制御できない
タイヤ、ハンドル、ステップ、車体のどこが先に当たるかで挙動は変わります。漫画のように狙った向きへ戻れる保証はなく、転倒や反対車線への逸脱につながります。
道路設備はライディング用の支点ではない
ガードレールは車両の逸脱を抑えるための設備です。バイクが接触すればライダーが直接構造物へ衝突する危険があり、練習器具として使えるものではありません。
安全に作品とライディングを楽しむには
作品の場面を楽しむことと、現実で模倣することは分けましょう。旋回や危険回避を学ぶ場合は、二輪車安全運転講習やクローズドコースのスクールで、資格を持つ指導員のもと基礎から練習してください。公道では見通しに合わせて速度を落とし、路肩やガードレールに逃げ場を求めないラインを取ることが先決です。
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参考資料
初出:2016年2月/出典不明の撮影場所断定を撤回し、2026年8月に全面改稿。

