NEW! モーターサイクル技術 フォークオイル漏れの正体を切り分ける ― ダストシール清掃で済む軽症と OH コース 「フロントフォークがオイルで濡れている」 ― ライダーの心拍数が上がる症状の一つです。「フォーク全分解の大仕事か」「修理費はいくらかかるか」と頭の中で計算が始まる。でも実は、フォークオイル漏れのすべてが大規模整備を必要とするわけではありません。ダストシール周りの清掃だけで直るケースも存在するのです。 今回はフォークオイ...
NEW! モーターサイクル技術 ブレーキ引きずりに自分で気付く方法 ― 燃費低下とホイール熱から見つける初期サイン 「最近、なんか加速がもっさりする」「燃費が前より落ちた気がする」「ホイールから熱が出ている」 ― これらの症状の裏に潜んでいることが多いのがブレーキの引きずりです。意外と気づきにくく、長期間放置されがちな不具合で、放っておくと燃費悪化、パッド早期摩耗、最悪はキャリパー固着まで進行します。 今回は、ブレーキ引きずりに自分...
モーターサイクル技術 キャブ車のエンジン始動トラブル ― 5ステップで原因を絞り込むチェックフロー 「久しぶりに乗ろうとしたら、エンジンがかからない」 ― キャブ車オーナーなら一度は経験するシチュエーション。FI車に比べて、キャブ車は始動条件への要求が繊細で、ちょっとした不調で機嫌を損ねます。 でも、慌てる必要はありません。キャブ車のエンジン始動トラブルには定番の原因と切り分けの順番があります。今回はこのチェックフロ...
モーターサイクル技術 バイクの異音を場所別に判定する ― 「放置可」と「即点検」の見分け方 バイクから「聞き慣れない音」がする ― これは整備のキッカケとして最も多いシチュエーションです。問題は、「すべての異音をショップに持ち込めば財布が痛む」「でも放置すると大事故」という板挟み。実は、異音には「発生場所」と「音の質」で大まかに優先度を見極める方法があります。 今回は、バイクの異音を場所別に整理し、「放置して...
モーターサイクル技術 エアクリーナーを掃除しても調子が戻らない時に疑う5つの場所 「エアクリーナーを掃除したのに、エンジンの調子が戻らない」 ― バイク整備でけっこう頻繁に出会う場面です。「これで吸気が改善したはず」と期待したのに、アイドリングは相変わらず不安定、加速も鈍い。原因はエアクリーナー本体だけにあるとは限りません。 今回は、エアクリーナーを掃除しても調子が戻らないときに疑うべき5つの場所を...
モーターサイクル技術 冬眠明けバイクの点検リスト ― 春のツーリング前に潰すべき7項目 冬の間ガレージで眠らせていたバイク。暖かくなって「久しぶりに走ろう」とキーを回す前に、やっておきたい点検があります。長期不動だったバイクは、乗り出す前に通常以上のチェックが必須。怠ると、最初のツーリングでトラブルに見舞われる可能性が一気に上がります。 今回は「冬眠明けの最初にやるべき点検リスト」を、優先順位順に整理しま...
モーターサイクル技術 バイクのオイル交換、規定量きっちりが本当に正解か ― 量と質の関係 「オイル交換、規定量きっちり入れるべき?少なめが良い?多めにすると問題ある?」 ― バイクのオイル交換で意外と意見が分かれる「適正量」の話。ネットを見ると「規定量より少なめが正解」「マニュアル通りが鉄則」「上限まで入れろ」と諸説飛び交っており、ライダーを混乱させがちです。 今回は技術視点から、オイル量の「本当の正解」を...
モーターサイクル技術 FI車でもプラグ焼け色診断は通用するのか ― 現代的な読み方を整理 「プラグの焼け色を見て、エンジンの調子を読む」 ― 整備系のベテランが教科書のように語ってきた診断法。キャブレター時代のチューニングではほぼ必須の技術でした。では、燃料噴射(FI: Fuel Injection)が主流になった現代のバイクで、この診断法は今もまだ役に立つのでしょうか。 結論から言えば、「使い方は変わった...
モーターサイクル技術 タイヤ交換時期の判断基準 ― スリップサイン以外で見るべき4つのサイン 「スリップサインが出たら交換」 ― これがタイヤ交換時期の一般的な目安として広く知られています。でもこれ、実はかなりギリギリの基準で、ベテランライダーや整備士の多くは「もう少し早めの判断」を勧めます。さらに言えば、スリップサインが出ていなくても交換すべきタイヤも実は多い。 今回はタイヤの交換時期を、スリップサイン以外の...
モーターサイクル技術 ブレーキフルード交換を自分でやる前に知っておくべきリスク ― DIY のための判断軸 「ブレーキフルード交換、自分でやれば工賃浮くよね」 ― そう考えたことのあるライダーは多いはず。確かに必要な工具と知識があれば、ホイールベアリング交換のような大物整備に比べてハードルは低い。ですがブレーキはバイクの安全に直結する系統。「やる前に知っておくべきリスク」がいくつかあります。 今回はブレーキフルード交換を自分...
モーターサイクル技術 バッテリー上がりが繰り返す原因の切り分け ― テスター1本で見つける真犯人 「バッテリーを交換したばかりなのに、また上がった」「2週間乗らなかっただけでセルが回らない」 ― バッテリー上がりが繰り返すバイクには、ほぼ確実にバッテリー単体ではない原因が潜んでいます。 新品バッテリーを買い続けるのは無駄遣い。今回はバッテリー上がりが繰り返す原因を、技術的に切り分けるためのチェックフローを整理します...
モーターサイクル技術 チェーン清掃の頻度、結局いつが正解か ― シールチェーンの構造から考える 「チェーン清掃って結局どのくらいの頻度でやればいいの?」 ― バイク歴の長さに関係なく、多くのライダーが一度は悩む問いです。「毎回」「給油毎」「1,000kmごと」「気が向いたとき」 ― 諸説あって、正解が曖昧。実はこの問いには、それなりに明確な技術的な答えがあります。 今回はチェーン清掃と注油の「正解の頻度」を、シー...
モーターサイクル技術 固着したミラーナットを舐めずに緩める手順 ― 工具と熱と浸透剤の順番 「ミラーがガタついてきたから締め直したい」「角度調整のために緩めたい」 ― そう思って工具を当てたら、ナットがビクともしない。あるいは舐めて(角が丸まって)しまい、もうレンチが食いつかない。バイクの整備で意外と頻発するこの「ミラーナット固着」、無理にやってさらに悪化させる前に、正しい手順を知っておくことは時間とお金の節...
モーターサイクル技術 グリップヒーターが効かない時の5つのチェックポイント ― 分解前に確認すべき場所 朝晩の冷え込みが厳しい時期、グリップヒーターのスイッチを入れたのに「なんか温まらない」「片側だけ熱い」「すぐ切れる」 ― そんな症状に出会ったことはありませんか。すぐに「ヒーター本体の故障」と決めつけて分解や交換に走る前に、確認すべき箇所が実はいくつもあります。 今回はグリップヒーターのトラブルシューティングを、分解前...
モーターサイクル技術 バイクのエンジンブレーキはどこから生まれるのか ― 仕組みと使い方 下り坂でアクセルを戻すと、ブレーキを使わなくてもバイクが減速していく。あの感覚 ― エンジンブレーキを「便利な減速手段」として何気なく使っているライダーは多いはずです。でも、エンジンブレーキは具体的にどこから生まれているのか、なぜ気筒数やエンジン形式で効き方が違うのか、そして賢く使うコツは何か。 今回は、ライダーが毎日...
新車情報&スクープ 青汁王子・三崎優太がバイクメーカー始動!配達特化EV「L-noa」67万円で5月発売 「青汁王子」の異名でおなじみの実業家・三崎優太氏が、ついにバイク業界に殴り込みをかけた。2026年5月19日、彼が率いる三崎未来電子株式会社から、配達業務に特化した電動バイク「L-noa(エルノア)」の発売が正式に始まったのだ。価格は67万円(税込)。新聞配達やデリバリーの現場をひっくり返すべく投入されるこの一台は、国...
新車情報&スクープ 【新型EV原付】三崎優太のL-noaは「買い」か?航続155km・67万円をHonda/Yamaha/Suzuki配達バイクと徹底比較 2026年5月19日、配達業務に振り切った電動原付「L-noa(エルノア)」が正式発売された。仕掛け人は青汁王子こと三崎優太氏が代表を務める三崎未来電子株式会社。価格は67万円(税込)、航続距離はクラス最強級の155kmを謳う。 「青汁王子のバイク」と聞いてイロモノ扱いするのは早計だ。motonavi編集部が独自に集め...
新車情報&スクープ 青汁王子、今度はバイクを売る。配達現場のリアルに刺さる電動バイク「L-noa」が登場した理由 朝4時、まだ街が眠っている時間。新聞販売店の駐輪場では、配達員たちが2サイクルエンジンをかけ始める。「ブォン」というあの音が響くたび、近隣住民から苦情の電話が入る。冬場、低温始動でエンジンがかからず、配達ルートが押す。夏場、給油の度に汗だくになる──。配達現場が日常的に抱えてきた「当たり前すぎて誰も解決しなかった課題」...
モーターサイクル技術 アップサイドダウンよりすごい? 電子制御サスペンションの現在地 「倒立フォーク」が高性能の象徴のように扱われた時代がありました。今もそれは事実ですが、ハイエンドのバイクではすでにその先を進む装備が標準化しつつあります。電子制御サスペンションです。「アップサイドダウン(倒立)」より上のレベルとして、サスペンションの世界を新しい次元に押し上げた技術 ― 今回はこの「電子制御サス」の歴史...
モーターサイクル技術 6軸IMUとは何か ― バイクが自分の姿勢を知る40gのセンサー 近年のバイクのカタログを見ると、ハイエンド機を中心に「6軸IMU 搭載」「IMU ベースの統合電子制御」といった言葉が目立つようになりました。トラクションコントロール、コーナリングABS、ウイリー制御 ― これらすべての中核に座っているのが、この IMU(慣性計測装置)です。 「電子制御の話」としては取り上げられること...
モーターサイクル技術 バイクのLEDヘッドライト、明るさより重要な「配光」の話 ― 夜の見やすさを決める設計 新型バイクのスペック表で「LEDヘッドライト標準」の文字を目にすることが当たり前になりました。「LED = 明るい・かっこいい・寿命が長い」というイメージで、なんとなく良い装備だと受け止めている方も多いと思います。 でも、LEDヘッドライトの本当の進化のポイントは 「明るさ」ではなく「配光」 にあります。今回はバイクの...
モーターサイクル技術 ラジアルタイヤとバイアスタイヤ、ツーリングでどちらを選ぶべきか ― 構造から考える バイクのタイヤを新しく買うとき、たいてい同時に直面する選択があります。「ラジアル」と「バイアス」、どちらにすべきか。ショップで聞けば「ラジアルが高性能ですよ」と言われがちですが、本当にそれが自分の使い方に合っているのでしょうか。 結論から言えば、答えは「用途次第」です。今回はラジアルとバイアスの構造の違いから、それぞれ...
モーターサイクル技術 2ストロークエンジンはなぜ消えたのか、そして本当に「復活」はあるのか 1990年代までバイクシーンの主役の一角だった「2ストロークエンジン」。甲高い排気音、軽い車体、強烈な加速。当時のレーサーレプリカブームを支えたこの心臓部は、2000年代に入ると国内市場から急速に姿を消し、今や新車で買える2ストロークバイクは数えるほどしかありません。 なぜ2ストは消えたのでしょうか。そして、本当に「復...
モーターサイクル技術 ライドバイワイヤとは何か ― バイクの「電子制御スロットル」が変えたエンジンとの会話 10年前のバイクと最新のバイクで、何が一番大きく変わったか ― そう聞かれて多くの整備士が挙げるのが「スロットルケーブルが消えた」ことです。アクセルとエンジンをつないでいた金属ワイヤが、いつの間にか電気信号と電動モーターに置き換わっていた。これが「ライドバイワイヤ(RBW)」、または「スロットルバイワイヤ」「電子制御ス...