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2017年10月14日、愛知県のサンビーチ日光川でヤマハ発動機が主催しする体感イベント「ヤマハMTシリーズ試乗会」がありました。
この中では待望の「ネオレトロバイク」ヤマハ XSR700がプレミア展示され、間近にその姿を見ることができるということで、東京からの遠征取材を慣行。
今回は皆さんにその魅力をレポートしたいと思います。

懐かしいあたらしさ「ネオレトロ」


ヤマハ「XSR700」という名前を聞いて、『新しい』と思う人は多いでしょう。
でもある年代の人には、「XS…?」と、ちょっと懐かしい気持ちになったりするかもしれません。
ヤマハコミュニケーションプラザには年代別年代別のコレクションがありますが、例えば、70年代後半から80年代前半のコレクション。

丁度この写真のセンターを飾っているのが元祖「XS650」ですね。

XSR700は、21世紀のスタンダードバイクMT-07 をベースに、まさにこの年代のバイクたちの“雰囲気“を全身から醸し出しています。


XSR700のタンクの白いラインにはその面影が残されている気がしませんか?


しかし、よく見てみるとノスタルジックなメーターデザインの中はデジタル。

テールランプも同様にBOLTやXSR900譲りのLEDという新しいマテリアルで構成されているのが解ります。
多分XS650を知る世代の方なら、ちょっとしたノスタルジーに浸れるんじゃないでしょうか?
そうかと思うと実車をみて「かわいい」という若い女性ライダーもいました。
あるいは若い年代のライダーならば、やはり斬新なバイクとして目に映るでしょうね。

XSR700が創る「ネオレトロ」の奥行き

ヤマハ XSR700では、MT-07 が持つフレンドリーなキャラクターにどんな演出が施されているのでしょうか。
今回はベースとなったMT‐07には試乗走行することができましたが、XSR700については跨ってエンジンをかけるまでにとどまりました。
ただそれだけでも、いろいろな違いが感じられましたよ。

MT-07とは異なるディメンション

XSR700はMT-07 をベースにしている為、共通する部分も多いのですが、大きく違いを感じるのはライダーを支えるシートとハンドル部分です。


丁度同一角度でシート周りを撮影したのですが、左がMT-07 そして右がXSR700です。

シート周りとハンドルの高さの違いが判りますでしょうか?
実はXSR700ではフレームのシート部分がMT-07 とは違う専用のものになっています。

シート自体もかなり肉厚ですね。
これならロングツーリングも楽だと思いますし、タンデム走行ではXSR700の方が少しゆとりを感じるかもしれませんね。
162㎝の筆者が跨った感想ですが、XSR700の足つき性として、かかとの浮き具合はやはりMT-07 の方が若干優しい感じがします。
それもそのはずで、XSR700のシート高は835mm。
MT‐07の805mmよりもなんと30mmもUPしています。
ちなみにXSR900よりも5mmアップだそうで、乗車比較してもやはり3台中XSR700は腰高な印象を受けます。
また、シート高に気を取られているとわからないくらいなのですが、ハンドルの位置もMT‐07より 若干高めに設定されています。

ライディングフォームを取ってみると、XSR700はこのハンドルの高さのおかげで、、MT-07よりやや直立した感じになり、肩や脇周りに余裕が生まれ、ゆったり感が増した形になるのが解りました。

XSR700に跨った後にMT-07 にも跨ったのですが、MT-07 はシートが若干しり上がりになっているせいか、XSR700よりもカチッとしたスポーティーな印象を受けました。

いずれにしてもバイクは軽く感じ、非常にコントローラブルなのが解ります。

跨った感じとして比べると全体にちょっとした余裕を持たせてあるのがXSR700ということになるでしょうか。
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コンシェルジュのような「CP2」エンジン

XSR900譲りのキルスイッチ一体型のスタートボタンを下に引き下ろすと、270°CP2エンジンはルルルっと歌うように回り始めます。

ふけあがりはとても軽く、音をきいただけでもとても素直なエンジンであることが想像できます。
ただ、今回XSR700の試乗として許されたのはここまで…。
ここからは、あとに乗せていただいたMT-07 のインプレッションを元に、XSR700の乗り味を予想しながらお伝えすることにします。

2台のマシンは共に、CP2と呼ばれる270°クランクを持った並列2気筒DOHCエンジンが搭載されています。

筆者は以前SRX400に乗っていたことがあり、700㏄ツインエンジンのMT-07 については、ビックシングルよりもさらに初速でドドォーっと出るようなトルクの野太さを想像していました。
しかし、実際は驚くほどマイルドで、まるで滑るような優しい走り出し。
徐々に速度を増し、40~60km/hほどの常用域になると、トコトコトコっと2気筒の鼓動感が伝わってきます。
ただそれも、とても穏やかで恐らく長距離を走っても疲労の元にならないような、むしろ癒されるくらいの気持ちの良いパルス感です。
ここまでマイルドな印象のCP2エンジンですが、ワッとアクセルを大きく開けるような場面では、しっかりとした力強い加速で応えるので思わずメットの中でにやけてしまいます。
切り返しでアクセルのオン・オフが連続するようなときも、エンジンはとにかく従順に反応してくれますね。
MT‐07とXSR700では特にエンジンや電子制御系の設定変更は行われていないということで、エンジンキャラクターは全く共通のものであると言えるでしょう。
多彩で自在なハンドリング
動力関係は共通なので、車体構成の違いが2つのキャラクターをしっかりと形作っているということになります。
先ほどお伝えしたシートやハンドル周りのディメンションの違い。
このあたりが走りの中でどのように違ってくるのかを、MT-07 でコーナー進入や切り返しで、速度を変えながら考えてみました。
XSR700より30mm低いとはいえ、MT-07 のシートも805mmと割と高く感じます。
MT-07で走ってみると、このシートの高さは切り返しでの車体の軽さと、素早くも安定したハンドリングにかなり貢献していることが良くわかります。

例えば、スーッとゆっくり入力していくような穏やかなコーナーでは、しっとりとした安定感のあるコーナリング、ができます。
また、視線の角度を深く取れば、深いバンクを取ることも簡単でした。
反対に、ひらひらと切り返すようなクイックなコーナーでは、ライダーの意思にしっかりフィットしたかたちで。車体は柔軟に向きを変えてくれます。

フレームバランスも良く、エンジンキャラクターと相まって、182㎏の車体を軽く感じ、それが心地よさとして演出されているようです。

今回MT-07を試乗してみて、「とても多彩なハンドリングをライダーの意のままに引き出すことができる素晴らしいマシンだ」と印象を得ました。

MT-07とXSR700の重量差は?

実はXSR700 では総重量は186㎏とMT‐07より4㎏の増量しているのですが、跨って車体を少し左右に振って比べた段階でも、両車の重さの違いはほとんど解りませんでした。
おそらくこのシート高+30mm増によるものなのでしょう。
こうしたことから考えて、MT-07 で得た印象からXSR700でのコーナリングを予想していくことにします。

XSR700のハンドルポジションに与えられたゆとりも手伝って、MT-07が持っている多彩なハンドリングが、さらに奥行きのある形で引き出せるのではないかと思います。

また、MT-07 では有無を選択できたABSが、XSR700では新規制によって標準化されています。


そして、タイヤもMT-07 のミシュランパイロットロード4ではなく、ネオレトロを意識したというピレリ―の ファントムを標準で装着。
XSR900がMT-09よりスポーティーな設定だったことから想像すると、XSR700 ではブレーキの信頼性の高さあり、グリップの有るタイヤでバンク中の安心感が増しているものと思います。

恐らくMT-07 以上に余裕をもって、曲がる・止まる・走るというバイクの本質をより豊かに味わうことができるのではないでしょうか。

「ネオレトロ」≠「懐古主義」

ヤマハの「ネオレトロ第二弾」として期待されているXSR700。
その世界観は既に「ネオレトロバイク」の先駆けとして高い支持を集めているXSR900が創り上げたものだと言えるでしょう。


写真はXSR900です。700とはタンクの形状やフレームワークから見分けられます。

例えば、かつてのバイクを思わせるオーセンティックなスタイルのバイクであれば、他社にも、ホンダのCB1100というバイクが既にありますね。

 

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// びっくりするほどかっこ良く素敵な映像が出ました。 Honda(ホンダ) CB1100の正式公開映像が素敵です。 https://youtu.be/ZnEZdh0LlfI これ...

専用設計されたCBの場合は「なつかしさ」は感じられるものの、どちらかというとトラディショナルな感じです。

それだけに、大きな存在感が魅力のバイクですよね。
ただ、「ネオ」+「レトロ」というよりは、脈々と続くCBというブランドモデルの正当進化と言うべきものでしょう。
XSR900にも先輩バイクたちへのオマージュが宿っているわけですが、MT-09のような先進のバイクをベースにしていることが、CB1100のようなヘリテイジバイクと違うところです。


つまり、ヤマハの考える「ネオレトロ」は単なる懐古主義的ではないんですね。

全く新しいコンセプトで新開発されたバイクに、先輩バイクたちが持っていた風貌と楽しさを盛り込んで、さらに別ブランドを形成していく。

だからこそ、新しさの上になつかしさが同居し、見る人をノスタルジーにひたらせたり斬新さを感じさせたりするわけです。

そんな不思議な感覚が際立って強いのがこのXSRシリーズ。

そしてそれこそがヤマハ流の「ネオレトロ」だと言えるでしょう。

まとめ

「俺についてこい」的なバイクは数多くありますが、このXSR700は「本日は何をして差し上げましょうか?」と聞いてくれるコンシェルジュのような優しくも頼れるキャラクターです。
XSR700はMT‐07とは共通する部分も多いわけですが味わいとしてはより豊かなものになるでしょう。

ヤマハXSRシリーズは今回XSR700という新たな選択肢を得て、懐かしくて新しいネオレトロの世界観を一層広げてくれることは確かだと思います。
また、XSRの成功を受けてライバル他社からも、往年のバイクをオマージュした「ネオレトロ」なバイクが相次いでリリースされる見込み。

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// EICMA(ミラノショー)でZ900RS CAFEが登場! https://youtu.be/iuhnMU2nSGI https://youtu.be/6PtesCu6tN4...

 

こういったバイクからも目が離せませんね。

XSR700メーカー公式諸元;こちら
MT‐07メーカー公式諸元; こちら
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