「ライダーのための救護法講座」7月は夏に必要なアレがテーマですよ!
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今回は夏ならではのテーマです

モーターサイクルナビゲーターいゲーターをご覧の皆さん。

いつもご愛読ありがとうございます。

編集長の山本です。

毎回お一人でも多くの方に、ライダー同士の具体的な互助知識を手に入れていただこうと、ほぼ毎月その開催について告知のお手伝いをしている「ライダーのための救護法」講座。

タイトルにもありますように7月は、夏に欠かせないアレがテーマです。

おいおい「アレって何さ?」

焦らさずにいうと、それは熱中症対策ですね。

ライディング中に熱中症発症の恐怖

この7月は、梅雨の尾っぽが長く、妙に涼しい日が続いてイメージしにくいところですよね。

でもでも、昨年(2018年)の夏を思い出してみてください。

テレビから毎日のように聞こえた

「ためらわずにエアコンを使用してください!」

というアナウンス。

今年の夏はさんざん焦らしてやってくる夏ですから、それ以上に暑いんだと思いますよ。

ところで、皆さんの周りに、真夏のライディング中に熱中症にかかったという方はおられませんか?

ひょっとしてご自身がかかられたという方もいらっしゃるかもしれませんね。

あまりにも「熱中症」という言葉がありふれたフレーズのようになっているせいか、多くの人がそれを軽く考えがち。

しかも、まさか自分が発症するとはゆめゆめ思っていなかったりですよね。

しかし、経験された方は既にお分かりのように、ふとした暑い夏の日に人を選ぶことなくそれはやってきます。

意識がふっと遠のいたり、果てはけいれんが始まったり…。

それがバイクに乗っている最中だったらホントに最悪ですよね。

実は熱中症は、ひどくなると後遺症を残したり、最悪死亡する例もある恐ろしい症状。

なってからでは遅いですし、ちゃんとした対処の仕方を知らないのはもっとヤっバいんです。

講座概要のお知らせ

「おいおい、煽るのはウチワちわだけにしてくれよ」

なんて声が聞こえてきそうなので、ここからは「ライダーのための救護法」7月の内容をお伝えしていきますね。

毎回この講座を主宰し、講師を務められるのは、桑田幸二さん。

桑田さんはバイクのレース団体MCFAJの元レスキュー隊長として長年バイク事故の現場に立ってこられた方。

修行を積まれた山岳救助隊での経験をもとに、ライダーの救命救急を専門にされる非常に貴重な方なんです。

講座の開催日時は、令和元年7月27日(土)

13:00~13:45まで行われる第一部は、「転倒ライダーに遭遇したら」という基礎講座

よく、消防署や公民館などでも「救急救命」を扱いますが、桑田さんの講座ではメットをかぶったまま倒れているライダーをどう扱うのかというのがテーマ。

おそらくここでしか聞くことのできないお話をたくさん聞くことできるので、いざというときの知恵がいろいろと身に付きますよ。

そして14:30~15:15まで行われる第二部が、「ツーリングで起きる熱中症」という基礎講座です。

熱中症を軽く見て「ちょっと休んでれば治るから」と、具合の悪くなった人を一人にしたら大変なことに…?

今回はそんなときの具体的な対処と、自分で作れる経口補水液の作り方を学びます。

場所は、神奈川県相模原市緑区鳥屋1674番地 「鳥居原ふれあいの館(いえ)」

ここは日ごろからライダー憩いの場として親しまれている宮ケ瀬湖のほとりなので、ちょっとしたツーリングのつもりでお越しになると楽しいのではないかと思います。

そして気になる受講料は、なんと無料!

素晴らしい内容なので、「お代をいただいてもいいのでは?」と桑田さんにいつもご提案申し上げるのですが、

「あくまでライダーの命を守ることが大事。」

ということで、桑田さんは毎月ボランティアでこの活動をされています。

いや、本当に毎度頭が下がりますね。

ぜひ、お若い方を誘ってご参加ください!

前回6月は、モーターサイクルナビゲーターをご覧になった方に多数ご聴講いただき、遠くは宇都宮からもお越し下さったライダーの方がおいでだったとのこと。

本当にありがとうございました。

一人でも多くの方に、楽しくて安全なバイクライフを送っていただこうと思って続けているバイクの物書きなので、本当にこれはありがたいですねぇ。

安全にバイクを楽しもうとするとき、知恵や技を学ぶということはどうしても不可欠。

ただ、悲しいかな多くの人は、「安全」というと堅苦しく、ましてや事故というと自分には縁遠く感じてしまわれるようです。

私は常々思うのですが、桑田さん講座は、特に若い方にこそ聞いておいてほしい内容。

大学のバイクサークルに話を持ちかけて準備したのですが、結局「興味ありません」の一言で敬遠されてしまい、最近非常に残念な思いをしました。

実際、講座に行ってみると平均年齢はほんのちょっと高め。

それはそれで分別ある大人のライダーにご聴講いただけるのはありがたいことです。

しかし、私としてはこの講座に若いライダーをもっともっと呼び込みたいと思っています。

そこで、この講座にご参加検討中の皆さん。

可能であればお知り合いの若いライダーをご同伴いただけないでしょうか。

桑田さんのこのほかの講座の概要が、桑田さんの公式ページでも紹介されていますので、こちらをご覧に入れなお誘いいただけるとお若い方へのお話がスムースかもしれません。

ライダーの安全、特に将来を担う若いライダーが末永くバイクライフを楽しめるようにするのが私の願い。

今後のバイク環境の醸成のために、ぜひご協力いただけたら幸いです。




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