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新しいYZF-R25で走りだそう!

新型の意匠映像がスクープされて以来、追いかけ続けてきたヤマハの2019年型YZF-R25。

ヤマハの公式ホームページ上に「COMING SOON」という文字が踊り、沸き立つ心を止めきれずにいた人も多いことでしょう。

遂に2019年3月28日、2019年型YZF-R25が発売されます。

これまでも2019年型YZF-R25については多数の記事を持ってご紹介してきたました。

今回はメーカーから正式にアナウンスされた内容や、諸元データーなどを元に、じっくりと見ていこうと思います。

諸元比較で見えてくるもの

車体のほとんどを従来モデルから受け継いだと言われる2019年型のYZF-R25。

メーカーから正式に発表となった諸元表を見ながら比較してみると、なかなか面白いことがわかってきます。

同じフレームながらコンパクトな車体寸法に

LEDヘッドライトを採用し、フロント周りを中心にその顔つきの精悍さを増した2019年型YZF-R25。


しかしながら、その車両重量は先代モデルとまったく同じだというのには驚かされました。

2018年型 2019年型
車両重量 167kg
〈170kg〉
167kg
〈170kg〉

これは凄いことで、従来モデルの良さを滅することなく、グラム単位で造り込まれたという証。

その骨格となるフレームや車体寸法を見ていくと、しなやかさを誇る35mm鋼管フレームは従来型と同じです。


しかも、打刻形式までもが同じなので、従来モデルとは製造番号で見分け方をすることになりますね。

2018年型 2019年型
認定型式/
原動機打刻型式
2BK-RG43J/
G402E
2BK-RG43J/
G402E
本体価格 YZF-R25は
525,000円 /
YZF-R25
ABSは

565,000円
 YZF-R25は
555,000円 /
YZF-R25
ABSは

 595,000円

つまり、これは新型ながら、厳密に言えば従来モデルの改良版。

2018年に発売される新型車からはABSの装備が義務付けられるわけですが、従来モデルを改良して継続した形になっているので、ABS無しモデルも存続。

購入価格を抑えたいユーザーにはありがたい話かもしれません。

また、価格についてはこれまで3~5万円UPを予想していたので、これは私の予想通りになったようです。

消費税率が変わるので本体価格をお示しいていますが、後述していく変更点を見るにつけ、価格の上げ幅も良心的なものと納得できるでしょう。

低く抑えたフロントとスポーティーなライポジ

新型の外観は、GPマシンYZR-M1のイメージをより強くして、非常に空力を重視した外観に。

その外観の大部分をなすカウルは、冷却性やトップスピードの上昇など、整流効果に寄与する「クロスレイヤード・ウイング」を採用。


サイドカウル後端にウイングが設けられたのが新しいところですね。

これにより、ダウンフォースを得ていると言います。

実は、今回の国内発表前に私はヤマハ本社に併設されている「ヤマハコミュニケーションプラザ」で一足早く現車(インドネシア仕様)を見ています。


実は、この数週間前に2018年型の試乗を行っていたので余計にそう感じたのですが、

「カウルが低く小さくなった」

というのが、2019年型YZF-R25に対する、私の第一印象。

しかし、今回公開された諸元を見てみると、新型の全幅/全高が、数値の上で従来車よりも増していることに驚きました。

2018年型 2019年型
全長/
全幅/
全高
2,090mm/
720mm
1,135mm
2,090mm/
730mm
1,140mm

比較すると、新型のカウルは角度が立っていますね。

全高が5mmアップはスクリーンが新形状になったことによるもの。

走行中にライダーの頭の周りに発生しがちな乱流を抑えられるよう工夫されています。

また、これまで「ダミー」とお伝えしていたフロントのM型エアスクープですが、


確かにラムエア機構はないものの、ラジエーターに走行風を送って冷却性を高めるという機能をもたせたものなので、単に「ダミー」とは言えないものでした。

そして、全幅アップはハンドルとトップブリッジ変更によるもの。


これまでトップブリッジ上にあったハンドルクリップも、新型ではを肉抜きされたトップブリッジ下に移っています。

この変更によりハンドル位置を22mm下げ、幅を10mm広げた形になりました。

シート高は従来通りの780mmをキープ。

これにより、ライディングポジションはを若干前傾することになりますが、幅を持たせた分、コントロールがしやすくなっているのだと思います。


また、従来は盛り上がっていたタンクカバー後端も、ライダーの頭を下げて空力を高め、マシンのホールド感を増すため、新型ではその後端を20mm抑えられました。

デザインもR1やR6が持つ「R」のDNAを受け継いだ形になっています。

小型化されたようにも見えるタンクですが、諸元によるとその容量は従来モデルと同量の14Lをキープ。

こうした細やかな変更内容には、これまでの快適なツーリング性能にスポーティーさをプラスしようという、開発陣の方向性を感じることができます。

多用なキャラクターを引き出せる楽しいエンジン

エンジンもまた、従来モデルから定評のあるG402E型(249㏄並列2気筒180°クランクエンジン)が受け継がれています。


このエンジンは、オールアルミDiAsil(ダイアジル)製のオフセットシリンダーを持ち、その中にアルミ鍛造ピストンや浸炭コンロットなど高度な技術を惜しみなく投入したエンジン。

レスポンスの良さと低燃費を両立した実にバランスの良いエンジンです。

エンジン関連諸元の比較は下記の通り。

2018年型 2019年型
国土交通省
届出値
定地燃費値
37.7km/L
(60km/h)
2名乗車時
37.7km/L
(60km/h)
2名乗車時
WMTC
モード値
27.2km/L
1名乗車時
27.2km/L
1名乗車時
原動機種類 水冷
・4ストローク
・DOHC
・4バルブ
水冷
・4ストローク
・DOHC
・4バルブ
気筒数配列 直列, 2気筒 直列, 2気筒
総排気量 249cm3 249cm3
内径×行程 60.0mm×
44.1mm
60.0mm×
44.1mm
圧縮比 11.6:1 11.6:1
最高出力 26kW(35PS)/
12,000r/min
26kW(35PS)/
12,000r/min
最大トルク 23N・m
(2.3kgf・m)

10,000r/min
23N・m
(2.3kgf・m)

10,000r/min
エンジン
オイル容量
2.40L 2.40L

エンジンに関して詳しく数値比べてわかるように、内容には特に手が加わっていないようです。

この乗り味を占ううえで、昨年行った2018年型の試乗をベースに話をしてみますが、

このG402E型エンジンの鼓動は歯切れよく、伸びやかなふけ上りを楽しませてくれるエンジン。

特に、アクセルの開け方によって緩急様々な性格を見せる鋭さと従順さは絶品です。

上の記事の中でも書いていましたが、これは単なるエントリークラスのバイクなのではなくベテランライダーにこそ楽しんでもらいたいキャラクターだと思いました。

そして、この時の燃費は、後述の燃費諸元通り。


ワインディングをひとしきり走行しながらも、この燃費。

2019年型でこのトータルバランスの良さが、さらに洗練されているとすれば、YZF-R25という存在がますます注目されるものになって行くでしょう。

数値だけでは読み切れない足回りの軽やかさを予見

諸元を比較しても数値上、フロントフォークの角度やタイヤサイズなどに変更はありません。

2018年型 2019年型
軸間距離 1,380mm 1,380mm
キャスター/
トレール
25°00′/95mm 25°00′/95mm
タイヤサイズ
(前/後)
110/70-17M/C
(54S)
(チューブレス)/
140/70-17M/C(66S)
(チューブレス)
110/70-17M/C(54S)
(チューブレス)/
140/70-17M/C(66S)
(チューブレス)

ただ、今回新たに採用された、37mm径インナーチューブを持つ倒立フォークには大きな期待がかかります。

内部はカートリッジ式で、伸び・圧ともに最適化が図られ、フロントの接地感が向上しているとのこと。

ホイールベースにも変更はないものの、ライディングポジションもフロントに加重をかけやすい形になったことを考えれば、

「減速」→「寝かし込み」→「コーナー立ち上がり」

の一連のコーナリング動作を、従来よりもよりシャープでスポーティーに愉しめるようにしているものと思います。

やはり、こうした「数値では読み切れない楽しさ」には大いに期待したいですね。

インターフェイスの操作性も向上

メーターやスイッチ類、つまりライダーの目に手に触れるインターフェイスが更新され、一層乗り手に優しいものになっています。

まずメーターは、MT-10と同等のフルデジタルに変更。

文字の大きさや配列が実に目に優しいメーターで、タコメーターがバーグラフになり、シフトインジケーターを採用する等、シフトアップを視覚的に愉しむことができます。


また、スタートボタンも最近のヤマハ車に多く見られるキルスイッチ一体型へ更新。

さらに、従来モデルにはなかったハザードスイッチの追加など、使い勝手においても洗練されていることがわかります。

カラーバリエーションは3色を用意

今回の発表によると、用意されるカラーバリエーションは以下の3色。

↑ディープパープリッシュブルーメタリックC

↑マットブラック2

マットディープレッドメタリック3

先述の通り、ヤマハブルーは私も現車を見ていますが、YSPの方の情報によると、ブラックはなかなかシャープでカッコ良いというお話。

また、艶消しのレッドはこれまでYZF-R25のカラーラインナップにはなかった色なので、早く実車が見てみたいですね。

個人的には、これまで今日票だったホワイトのラインアップも揃えてほしかったところ。

海外仕様には、このようにしっかりとラインナップされているので、

これは今後発表されるR3色として期待したいですね。

これまでもYZF-R25とは一味違った走りを見せてきたYZF-R3。

それだけに、新しい足回りと空力をまとった新型には早く乗ってみたい気がします。

発売関連イベントが楽しそうな件

今回の発売を記念して、ヤマハでは各地でR25/3オーナーを対象としたイベントを予定しています。


これは、4月~7月のこの時間、開催場所の大型セットの前で、プロカメラマンがスナップショットを撮影するフォトセッション・ツーリングイベント。

撮影された写真は後日ヤマハのイベントサイトに掲載されると言いますから、これは記念になりますね。

さらに、カタログ写真を多く手掛けるバイク写真家のノブさんに、


ライダーと愛車をYZF-R25/3のロゴの入ったカタログっぽい写真にしてもらえるコーナーもあり、オーナーにはプレミアムなイベントです。

各地の会場へは当日参加もOKですが、事前エントリーを行えばさらに特典がある模様。

しかし、2019年3月6日現在この事前エントリーボタンは機能せず、

「Coming soon!」の文字が…。

スルーしましたが、ここにもYZF-R3のネームがあるので、恐らくこれその発売日が発表後されたあとに機能するのでしょうね。

ひとまず、このイベントの会場・詳細についてはこちらでご確認なさってください。

欲しいけど「買うまでの条件」が整わない人に朗報!

ヤマハは昨年10月から「ヤマハバイクレンタル」というメーカー直系のレンタルサービスを始動させています。

先日ヤマハの方にお話を伺ったところ、このサービスは、

「購入費用や維持管理の他、様々な理由でバイクが欲しいにもかかわらず、バイクを購入できない、いわゆる(断念ライダー)の方に大変好評で、利用者数の伸びも好調です。」

とのこと。

ヤマハ発動機では、2019年3月1日~2019年4月30日までの新規入会者の中から、抽選で各月50名に「4時間無料チケット」が当たるキャンペーンを実施中。


まずはこちらで「借りて試す」というもの大いにアリ!

この機会に、新型YZF-R25の走りに胸を高鳴らせ、あなたも心を熱くしてください。




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