
2026年8月21日現在、ドゥカティPanigale V4 Rは日本公式サイトにメーカー希望小売価格555万円で掲載されています。998ccの公道走行可能なスーパーバイクですが、価格一覧には237PS/184kg、詳細諸元には218PS/186.5kgという異なる数値があります。
目次
Panigale V4 Rの価格と主要諸元
| 項目 | 日本公式サイトの詳細諸元 |
|---|---|
| メーカー希望小売価格 | 5,550,000円 |
| エンジン | 998cc・90度V4・水冷・デスモドロミック4バルブ |
| 最高出力 | 218PS(160.3kW)/15,750rpm |
| 最大トルク | 114.5N・m/12,000rpm |
| 装備重量(燃料除く) | 186.5kg |
| シート高 | 855mm |
| 燃料タンク | 17L |
| 保証 | 24か月・走行距離無制限 |
登録、税金、保険、納車、用品は別途です。価格だけでなく、初回点検、タイヤ、盗難対策、任意保険、サーキット走行に必要な消耗品まで含む総額を出します。
なぜV4 Rは998ccなのか
標準のPanigale V4/V4 Sが1,103ccなのに対し、V4 Rはスーパーバイク世界選手権のレギュレーションを視野に開発されたホモロゲーションモデルです。排気量が小さいから廉価版なのではなく、レース車両との連続性を優先した別の成り立ちです。
998ccのDesmosedici Stradale Rは逆回転クランク、デスモドロミック機構、14.0:1の圧縮比を採用。乾式スリッパークラッチ、レースパターンのギアボックス、停車時に1速からニュートラルへ入れるDucati Neutral Lockも特徴です。ドゥカティはDNLを備えた初の公道走行可能車と説明しています。
218PSと237PS、184kgと186.5kgの違い
日本公式ページのラインアップカードには237PS・184kgと表示されます。一方、同じページの詳細諸元では公道認証値として218PS、燃料を除く装備重量186.5kgです。
ここで237PSをそのまま公道納車時の出力とは断定できません。排気系や専用オイルなど、レース用構成の数値が紹介されるモデルだからです。公式ページ上で値の条件が十分に揃っていない場合は、次の内容を販売店に書面で確認します。
- 見積車両の公道仕様における最高出力と重量
- 237PSになるために必要な部品、オイル、設定と追加費用
- その構成が日本の公道で合法か、サーキット専用か
- 仕様変更による保証、点検、車検への影響
V4・V4 S・V4 Rを価格だけで選ばない
| モデル | 公式価格 | 性格 |
|---|---|---|
| Panigale V4 | 3,440,000円 | 1,103ccの標準モデル |
| Panigale V4 S | 4,270,000円 | 電子制御サスペンション等を装備 |
| Panigale V4 R | 5,550,000円 | 998ccのホモロゲーションモデル |
公道ツーリング中心なら、V4 Rのレース由来装備が支払差額に見合うとは限りません。逆に、998cc、乾式クラッチ、シリアルナンバー、専用足まわりに価値を感じるなら、V4/V4 Sでは代替できません。乗車姿勢、熱、足着き、低速の扱いやすさ、整備費も試乗と見積もりで比較します。
V4 R固有の装備
- 43mm径Öhlins NPX加圧式フロントフォーク
- Öhlins TTX36リアショック
- 鍛造アルミホイール
- 330mmフロントディスクとBrembo Hypureキャリパー
- コーナリングABS/eCBS、トラクション・ウイリー・スライド制御
- 6.9インチTFTメーター
- ステアリングヘッドのシリアルナンバー
- シングルシート仕様
同梱部品でも公道で使えるとは限らない
公式装備欄にはミラーホール用キャップ、ナンバープレート取り外しキット、カーボン製オープンクラッチカバーなどが記載されています。このうち一部は公道走行不可と明記されています。同梱されていることと、道路で合法に使えることは別です。
納車時は、公道仕様とサーキット仕様の部品を明細上で分け、保安部品を外した状態で公道へ出ないようにします。排気音、排ガス、ミラー、ナンバー表示、灯火類は日本の適用法令と車検条件を優先してください。
維持費と点検間隔
公式諸元ではオイルサービスが12,000kmまたは24か月、バルブクリアランス点検が24,000km、年次点検が12か月とされています。これは消耗品が長持ちする保証ではありません。サーキット走行ではタイヤ、ブレーキパッド、フルード、チェーン、クラッチなどの確認頻度が上がります。
555万円の車両では車両保険や盗難補償の引受条件にも差が出ます。購入前に車両価格、保管場所、年間走行距離、サーキット利用の有無を同条件で伝え、免責金額と補償対象を比較します。
中古V4 Rはモデル年を特定する
この記事が初出した2019年型V4 Rは、当時221PSなどの数値で発表されました。現在公式掲載される新型と、外観が似た過去モデルを同じ仕様として扱ってはいけません。
- 車台番号、初度登録、モデル年、仕向地
- 公道用・サーキット用部品の装着状態と純正部品の有無
- 整備記録、診断履歴、リコール・サービスキャンペーン
- 転倒、サーキット走行、オーバーレブ、フレームやホイールの状態
- キー、取扱説明書、シリアル、保証の残存条件
見積もりで確認する10項目
- モデル年、国内正規車、製造・入荷時期
- 車両、登録、税、保険、納車を含む支払総額
- 218PSと237PSそれぞれの装備条件
- 公道用部品とサーキット専用部品の区別
- 保証を維持できる改造範囲
- 点検、タイヤ、ブレーキ、クラッチの概算費用
- 任意保険、車両保険、盗難補償
- 保管場所と固定物に接続する盗難対策
- 最寄りの正規店、引取、部品納期
- 売却時の純正戻しと付属品保管
中古V4 Rの現車、記録、契約書を確認。
高額車両の車両保険とロードサービスを確認。
買い替え時は下取りと買取を分けて比較。
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年式、車体寸法、バッテリー種類、充電端子、固定場所を確認してください。
公式情報
初出:2019年/2026年8月21日、旧型の発表ニュースを現行V4 Rの新車・中古購入ガイドへ全面改稿。

