ついにホンダもファン電動バイクを開発!
自動車業界でCASEが叫ばれて、その中の”E”のElectricである電動化は避けられない課題になっています。
二輪車だけではなく各自動車メーカーの取り組みは猛烈なものです。
趣味性の高いオートバイを中心にラインアップしているカワサキも真剣に電動化の大波に備えた検討をしていることが分かります。
そんな中、二輪の巨頭であるホンダやヤマハは小排気量帯のコミューター領域から電動化を進めるという形をとってきました。
バッテリーの共通化などの大きな動きもありますが、この共通バッテリーも大出力には適さないですよね。
2021年の箱根駅伝の東京都での先導をBMWの大型電動バイクが務める中、国内メーカーが小排気量帯の電動バイクしかラインナップしていないのは少し寂しいですよね。
二輪のリーディングメーカーであるホンダが業界を強くけん引するような突き抜けたモデルを開発してほしい、と思っている方は多いはず。
そんな中、大型までは届かないものの、近い将来の電動バイクの大型化が期待できるモデルの開発情報が届きました。
パテントではなんとCB125Rが電動バイクのベースモデルに!
早速特許図を見ていきましょう。
CB125Rのフレームとその他のシャーシパーツで構成されていることが分かります。
機能的な完成度は高まっていそうです。
特に電動バイクの高出力化を行う際に問題になってくる冷却に関して、今回の特許は詳しく表現されています。
タンクの両側に取り付けられたCB125Rの吸気口が、バッテリーの周りに冷却空気を循環させるような機構であることが分かりますね。
このようにトップブリッジのサイドのダクトのようなところから走行風を取り込んで、
タンク(といってもガソリンは入っていないですが)の後端に向けて冷却風を集約するように設計。
熱を持ちがちなバッテリーの冷却をおこなっています。
改めて車体全体の構成図を見てみるとバッテリーはかなり大型ですよね。
ところがこれまで見慣れたガソリン車然としたスタイリングは既存のバイク乗りにもウケが良さそうです。
大型のバッテリーと比較してドライブトレーンはかなりコンパクトです。
造形の細かさからもそれなりに設計が洗練されている、つまり開発が進んでいることが見受けられます。
航続距離が短い等の不安要素やコストがどうしても気になる電動バイクですが、少しづつ進化してガソリン車に負けない面白いモデルに登場してもらいたいです。
「電動バイクなんていらない」
と言うバイク乗りの方も正直多いです。
ただ何でも新しく登場するものは否定的に受け止められるものです。
スマホが登場した当時に、
「スマホなんていらない。ガラケーで十分。」
と言っていた方々、まだガラケーで頑張っていますか?
せっかくオートバイという乗り物が好きな我々も電動バイクの進化に期待してみましょう。
そうすればメーカーも技術開発を頑張ってくれるはずです!笑