
結論:走行性能、TFTメーター、シャープな現代デザインを優先するならZ900。Z1を思わせる外観、二眼メーター、落ち着いた低回転のフィーリングを重視するならZ900RSが明確です。
2026年8月時点のメーカー希望小売価格は、Z900が1,485,000円、現行Z900RSが1,507,000円から。標準車同士の価格差は22,000円なので、価格よりも乗車姿勢、メーター、外観、エンジン特性を実車で比べるべき組み合わせです。
目次
Z900とZ900RSの価格・スペック比較
| 項目 | Z900 | Z900RS |
|---|---|---|
| 価格 | 1,485,000円 | 1,507,000円~ |
| エンジン | 948cm³・水冷DOHC並列4気筒 | |
| 最高出力 | 91kW(124PS)/9,500rpm | 85kW(116PS)/9,300rpm |
| 最大トルク | 98N・m/7,700rpm | |
| 車両重量 | 214kg | 216kg |
| シート高 | 810mm | |
| 全長×全幅 | 2,065×830mm | 2,100×815mm |
| タンク/WMTC燃費 | 17L/20.5km/L | |
カワサキ日本公式の現行モデル情報を2026年8月21日に確認。価格は消費税込みの参考価格で、登録などの諸費用は含みません。Z900RSの数値は現行型標準系の諸元です。
数字以上に違うのはデザインと操作画面
Z900:現代的なスーパーネイキッド
Z900はSUGOMIデザイン、5インチTFTカラーメーター、コンパクトな車体構成が特徴です。最高出力はZ900RSより8PS高く、全長は35mm短い一方、全幅は15mm広い設定です。
Z900RS:レトロ外観と現代装備の両立
Z900RSはティアドロップ型タンク、丸型ヘッドライト、二眼メーター、メガホンサイレンサーなどZ1を再解釈した外観が中心です。現行型は見た目がクラシックでも、電子スロットル、クルーズコントロール、IMU、KQS、KTRC、スマートフォン接続を備えています。
「Z900は高性能、Z900RSは古い装備」という分け方は正確ではありません。どちらにも現代的なライダー支援があり、最終的な違いは出力の味付け、表示系、車体の見え方、触れたときの好みにあります。
快適性はシートの厚さだけで決めない
両車の公式シート高は810mmですが、シートの幅、前方への絞り、ハンドル位置、ステップ位置で足の下ろしやすさは変わります。カタログ値だけで「どちらが足つきが良い」とは断定できません。
長距離の快適性を比べるときは、次の順番で実車を確認します。
- 普段のライディングパンツとブーツで両足を下ろす
- ハンドルを左右いっぱいに切って腕と上体の余裕を見る
- ステップに足を置き、膝と股関節の曲がりを比べる
- 可能なら同じ日に試乗し、30分以上の姿勢変化を確認する
- 高速道路が多いなら、純正アクセサリーを含む防風部品の適合を確認する
社外シートやゲルクッションは後から検討できますが、座面が高くなる、滑りやすさが変わる、固定方法が車種に合わない場合があります。まず標準状態を確認してください。
用途別の選び方
- ワインディングと現代的な操作画面:Z900
- Z1系の外観と所有感:Z900RS
- 高速巡航:両車ともクルーズコントロールを装備。防風はスクリーンの有無も含めて確認
- 日常の取り回し:重量差は2kg。ハンドル幅、重心、駐車場の傾斜を実車で比較
- 売却価値:将来価格は保証できない。色、年式、状態、整備記録、需要で変わる
SEやCAFEまで含めるときの注意
Z900にはSE、Z900RSにはSE、Black Ball Edition、CAFEがあります。上位仕様はブレーキやサスペンション、色、ハンドル・カウルなどが異なるため、標準車の価格だけで比較しないでください。
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公式資料
初出:2025年12月/現行モデルの価格・諸元・装備を確認し、2026年8月に全面改稿。

