
結論:ホンダRC166は、249.42cm³の空冷4ストローク並列6気筒を搭載した1966年のワークスレーサーです。市販車ではありません。最高出力は60PS超/18,000rpm、最高速度は240km/h超とホンダ公式に記録されています。
「250÷6」は約41.6。つまり1気筒あたりの排気量は単純計算で約41.6cm³です。極端に小さな6個のシリンダーを高回転で動かしたことが、RC166独特の高い排気音につながります。
目次
RC166の公式スペック
| 登場 | 1966年 |
|---|---|
| エンジン | 空冷4ストローク並列6気筒DOHC4バルブ |
| 排気量 | 249.42cm³ |
| 1気筒あたり | 約41.57cm³(249.42÷6) |
| 最高出力 | 60PS超/18,000rpm |
| 最高速度 | 240km/h超 |
| 車両重量 | 112kg |
| 変速機 | 7段 |
数値はHonda「The Story of 800 Wins」のRC166ページによる。「超」は公表値のover表記です。
なぜ250ccを6気筒にした?
1960年代半ば、ロードレースでは2ストローク勢が力を伸ばしていました。ホンダは4ストロークで対抗するため、従来の250cc・4気筒から多気筒化し、より高い回転数で出力を得る方向へ進みました。
同じ総排気量なら、気筒数を増やすと1個のピストンやバルブを小さくできます。往復する部品を軽くし、高回転化しやすい一方、部品点数、摩擦、幅、製造・調整の難しさは増えます。RC166は6個のキャブレターと精密なギヤ駆動カムを備えた、レース専用設計でした。
「6気筒なら必ず速い」という意味ではありません。排気量、燃焼、回転数、吸排気、車体、タイヤ、ライダーを含む全体設計の結果です。
1966・1967年に連続タイトル
1966年、マイク・ヘイルウッドはホンダの250ccマシンで出場10戦すべてに勝利し、ライダーとメーカーのタイトルを獲得しました。RC166が投入されたのはシーズン後半で、初戦から全戦をRC166だけで走ったわけではありません。
1967年はヘイルウッドが5勝、ラルフ・ブライアンズが2勝。ホンダは250ccクラスで2年連続のライダー/メーカータイトルを獲得しました。
動画の音はなぜF1のように聞こえる?
音の高さに強く関係するのは、気筒数だけでなく回転数と点火回数です。4ストロークエンジンは各気筒がクランク2回転に1度燃焼するため、6気筒・18,000rpmでは理論上、毎秒約900回の燃焼イベントになります。
実際の音色は排気管長、集合方式、録音機材、距離、反射にも左右されます。動画だけから正確な回転数や出力を測ることはできませんが、公式の18,000rpmという数値は高周波の印象と整合します。
市販のホンダ250cc・6気筒はある?
RC166はグランプリレーサーで、ナンバーを取得して公道を走る市販車ではありません。2026年8月時点で、ホンダは250cc・6気筒の公道モデルを国内販売しておらず、新型の発売日や価格も発表していません。
現行250ccの多気筒車については250cc・4気筒の現行車と新型説、車種選びは250cc新車の用途別比較で整理しています。
実車を見る前に展示情報を確認
Honda Collection Hallは栃木県のモビリティリゾートもてぎ内にあり、2024年3月にリニューアルしました。ただし、展示車両や走行確認テストの予定は変わります。RC166を目当てに訪れる場合は、当日の展示車両情報と施設営業日を公式サイトで確認してください。
※縮尺、仕様、価格、在庫は移動先でご確認ください。当サイトはAmazonアソシエイトの適格販売により収入を得ています。
公式資料
初出:2016年7月/公式戦績・諸元と展示情報を確認し、2026年8月に全面改稿。

