DUCATI(ドカティ) 新型Monster(モンスター)が正式公開!トラスフレームがついに廃止
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DUCATIのネイキッド定番モデルが斬新フルモデルチェンジ!

ドモンスターと言えばドゥカティの定番ネイキッドモデル。
V型2気筒エンジンにトラスフレームがくっついたような、まさにエンジンに乗車するような軽快バイクでした。

グローバルでフルモデルチェンジが発表されたこのモデル。
まずは映像を見てみましょう。

これまでのMonster821やMonster797に代わり、937ccのテスタストレッタ11°エンジンを搭載。
もちろんEuro5に対応しており、最大出力はで110hp(82 kW)です。
821と比較するとわずかにパワーアップ。
大きく向上したのはトルクで、69lbs•ft(93 Nm)を821よりも低回転域で発揮します。
エンジンスペックを見るとより扱いやすくなっている印象ですね。

初代から続くモンスタースタイルを大きく変えています。

モンスターと言えば、1993年に登場してから基本的にキープコンセプトで若干のレトロさも感じさせるモデルではあったのですが、今回のフルモデルチェンジではかなり大胆なスタイルの変更を仕掛けてきました。

今風とも言えるフェイスリフトとエッジライン、プレスラインの増加が見られます。


特徴的なオーバル形状のヘッドライト、片側2本出しのサイレンサー。


また、エンジンとメインフレームが詰まりに詰まったクリアランスで設計されていて、ネイキッドでありながらカウリングをまとったような美しいデザイン。

そんなハードの美しさを引き立てるようにステッカーチューンされたモデルも今回の新型の正式公開と共に画像が公開されています。

伝統のトラスフレームを廃止したことで、驚きの約18キロの軽量化を達成!

斬新なデザイン、エンジンの大型化及びパワー&トルクアップがなされ、当然車両重量も増えたんでしょ?と思いますよね。
なんと2021年の新型ドゥカティ モンスターは軽量化されているんです!

車両重量はなんと188 kgということで前モデルと比較して約18kgも軽くなっています。

なぜ、ここまで大幅な軽量化を実現できたのか。

ずばり軽量化の要因は、PANIGALE(パニガーレ)V4を踏襲したフロントフレームデザインです。
V型エンジンのフロントバンクに”くっついているだけ”といったアルミのフレームはスチール製のトラスよりも当然軽量設計が可能なんですね。
さらにホイールやスイングアームといった重量のあるコンポーネントにしっかりと設計変更を入れているところも大きく軽量化に寄与しています。

そして極めつけはエンジン。
排気量アップしたのに、軽量化を達成しています。

車両一台分でここまで軽量化の手を入れられるということはかなり大胆な設計変更だったこともわかりますし、これまでのモデルは初代から続くキープコンセプトがメインで伸びしろがあったということですね。

気になるその他のスペックや装備は?

シート高は820mmということで決して足付きが良いわけではないですが、ローシートやその他のローダウンパーツにより、775mmまで低くすることができます。
結構印象が変わるシートの下げ代ですよね。

最近時、必ず注目される電子制御デバイスもしっかりとトレンドを踏襲しています。
コーナリングABS、IMU制御のトラクションコントロール、ウィリーコントロール、ローンチコントロール、クイックシフターを上げ下げ共に装備。
またメーターはTFT液晶を採用。


3つのライディングモードの設定が可能です。

クラッチは油圧式で、ラジアルマスターシリンダーを採用。
ブレーキはイタリアンモデルらしくブレンボ。
サスペンションはリアのプリロードのみアジャスト可能となっています。

最後に価格ですが、ベースモデルが11,895ドル、Monster +モデルが12,195ドルで、日本では150万円くらいの価格設定になるものと考えられます。

日本国内でも価格や発売時期が正式にアナウンスされるでしょうから、楽しみですね。




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