テネレ700は2026年に買える?価格・足つきとスーパーテネレ新車事情

2026年8月21日現在、日本のヤマハ公式サイトで新車として掲載されているテネレ系は2025年型Ténéré700 ABSです。メーカー希望小売価格は145万2,000円、発売日は2025年3月31日。販売はYSPの「ヤマハモーターサイクル エクスクルーシブモデル」扱いです。

先に結論:現行Ténéré700とXT1200ZE Super Ténéréは、単なる排気量違いではありません。700は未舗装路で扱いやすい軽さと21インチ前輪を重視した現行車、1200はシャフト駆動・23Lタンクの長距離大型ツアラーです。2017年に発表されたRaid Editionは欧州市場向け2018年モデルで、日本向けの「新型スーパーテネレ発売」ではありません。

2026年に買えるTénéré700の価格と主要諸元

項目 日本仕様の公式値
メーカー希望小売価格 1,452,000円(消費税10%込み)
型式 8BL-DM17J/M431E
エンジン 688cc・水冷直列2気筒・270度クランク
最高出力 73PS/9,000rpm
最大トルク 68N・m/6,500rpm
車両重量 208kg
シート高 875mm
最低地上高 240mm
燃料タンク 16L・レギュラー
WMTC燃費 24.6km/L
タイヤ 前90/90-21、後150/70R18・チューブタイプ

145万2,000円は車両本体のメーカー希望小売価格です。自賠責、重量税、登録、納車整備、任意保険、用品を含む乗り出し額ではありません。在庫・納期・見積もりはYSPごとに異なるため、車両価格だけでなく、必要なガードや積載用品を含む総額で比べます。

2025年型で何が変わった?

  • 電子制御スロットルYCC-TとSPORT/EXPLORERの2走行モード
  • ON/OFF可能なトラクションコントロール
  • 前後ON、前後OFF、後輪のみOFFを選べる3モードABS
  • 前後サスペンションのセッティング変更とリアストローク拡大
  • 動きやすい一体型フラットシートと新しいタンク形状
  • 6.3インチ縦型カラーTFT、Y-Connect、ターンバイターン案内
  • USB-C、四角い4灯LEDヘッドライト、新型ハンドルスイッチ

クイックシフターは標準ではなく別売アクセサリーです。装備表の「対応」と「標準装備」は分けて確認してください。2024年以前の中古車とは、外観だけでなくスロットル、TCS、メーター、シート形状が異なります。

足つきは厳しい?LOWという選択肢

標準シート高875mmは、数値だけ見れば高めです。一方で車体中央が細く、両脚の開き方やサスペンションの沈み込みは身長だけでは判断できません。ブーツを履き、満タンに近い車両で、片足支持・後退・傾斜地からの発進まで試します。

ヤマハはローシートとローダウンリンクで座面を標準より約30mm下げるTénéré700 LOWを用意しています。価格や在庫は販売店で確認が必要です。ローダウンは停車時の安心感が増す一方、最低地上高、サイドスタンド角度、サスペンション感覚に影響します。標準車とLOWの両方へ実際にまたがって選ぶのが確実です。

Ténéré700とXT1200ZE Super Ténéréの違い

比較 現行Ténéré700 旧XT1200Z/ZE Super Ténéré
主な性格 未舗装路も重視するミドル 大陸横断型の大型ツアラー
排気量 688cc 1,199cc
出力 73PS 初期欧州仕様110PS
重量 208kg 初期欧州仕様261kg
シート高 875mm 845/870mm調整式
タンク 16L 23L
前輪/後輪 21/18インチ 19/17インチ
駆動 チェーン シャフト
日本の新車掲載 あり 現行ラインアップに掲載なし

700は53kg軽く、前輪21インチと長いサスペンションで林道や荒れた路面へ寄せています。1200は低頻度メンテナンスのシャフト駆動、大容量タンク、調整式シートを備え、高速道路・二人乗り・多積載を得意とします。「700の上級グレードが1200」という選び方ではなく、使い方で分けるバイクです。

Super Ténéré Raid Editionとは

XT1200ZE Super Ténéré Raid Editionは、2017年11月のEICMAで発表された欧州市場向け2018年モデルです。電子調整サスペンションを備えるXT1200ZEを基礎に、高いスクリーン、フォグランプ、スキッドプレート、左右合計74Lのアルミサイドケースなどを装備しました。

同時期に展示されたTénéré 700 World Raidは、量産前のプロトタイプでした。旧記事はこの2台を「正式公開」とまとめていましたが、現在の量産Ténéré700とRaid Editionは別車種です。また、海外発表を日本正規発売と読み替えることもできません。

XTZ1200スーパーテネレの新車は買える?

2026年8月時点のヤマハ日本の現行ラインアップにはXT1200Z/XT1200ZEが掲載されていません。そのため、国内正規の現行新車として通常注文する車種ではなく、検討の中心は中古車、長期在庫、並行輸入車です。「新車」と表示された個体でも、年式、初度登録、保証開始日、保管期間、タイヤ・油脂・バッテリーの状態を確認します。

並行輸入は車両価格だけで判断せず、輸送、関税・消費税、排出ガス・騒音、保安部品、登録、保証、リコール対応、部品供給を含む見積書を取ります。日本で確実に正規新車を買いたいなら、現状はTénéré700が明快な選択です。

どちらが向く?

使い方 向く選択 理由
林道、キャンプ場への未舗装路 Ténéré700 軽さ、21インチ前輪、最低地上高
一人で長距離もオフロードも Ténéré700 用途の幅と現行車の安心
二人乗り、高速巡航、多積載 Super Ténéré 1,199cc、23L、シャフト駆動
正規保証付きの新車 Ténéré700 国内現行ラインアップ
大型ツアラーの中古価値を重視 Super Ténéré 個体状態と価格が合えば候補

中古Super Ténéréの確認項目

  • XT1200Zか電子サスペンション付きXT1200ZEか、Raid Editionか
  • 国内仕様・正規輸入・並行輸入の区別、取扱説明書とキー
  • 年式、走行距離、点検記録、リコール・サービスキャンペーン
  • 冷間始動、警告灯、電子サスペンション、クルーズコントロール
  • シャフトとファイナルギア周辺の漏れ・異音・整備履歴
  • スポーク、リム、タイヤ、ブレーキ、フォーク、ステム
  • エンジンガードやパニアステーの傷、転倒・オフロード走行歴
  • アルミケースの歪み、浸水、鍵、ステーへの過大な荷重
  • 長期保管によるバッテリー、燃料系、ゴム部品、腐食

車重が大きく電子装備も多いため、安い個体ほど納車後整備の予算を残します。契約前に、消耗品交換と保証範囲を含む支払総額を書面で確認してください。

中古バイク選びの21項目
現車確認、見積書、保証を順番にチェック。
大型バイクの任意保険を比較する
車両保険、ロードサービス、使用目的を確認。
バイク用スマートモニターの選び方
ナビ・ドラレコ・空気圧監視を後付けする前に比較。
バイク買取サービス比較
買い替え前に現在の車両価値を把握。

広告を含みます:以下のAmazonリンクから購入されると、当サイトに紹介料が入る場合があります。

適合年式、車体寸法、給油口との干渉、固定方法を必ず確認してください。Ténéré700の純正タイヤは前後ともチューブタイプのため、一般的なチューブレスタイヤ用プラグだけでは修理できません。

公式情報

初出:2017年11月/2026年8月21日、発表直後の短報を日本の現行Ténéré700と旧Super Ténéréを区別する購入ガイドへ全面改稿。




おすすめの記事