カワサキ車のミラー調整!固いナットと格闘するあなたへ贈る解決策
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バイクに乗るには最高の季節、ミラーの準備はOKですか?

みなさん、こんにちは。ライターの松井 さちです。
最近、朝晩の冷え込みが少し厳しくなってきましたが、澄んだ空気の中を走るバイク通勤が最高に気持ちいい季節になりましたね。ヘルメットの中で深呼吸すると、冷たい空気が肺に入ってきて、シャキッと目が覚めるあの感覚。ライダーだけの特権だと思いませんか?私は毎朝、ガレージで愛車のエンジンに火を入れる瞬間、「今日もよろしくね」と心の中で話しかけてから出発するのが日課になっています。

カワサキ車のミラー調整!固いナットと格闘するあなたへ贈る解決策

ネットで見かけた「カワサキ乗り」の切実な悩み

さて、先日インターネットのバイクコミュニティを巡回していたら、とあるカワサキ乗りの方からこんな相談が投稿されていました。
要約すると、「カワサキの純正左ミラーなんだけど、ガッチリ固定されてて緩んでないのに、角度が全然あさっての方向(外側)を向いていて後ろが見えない!アームの中間が回るの?それとも根元のナット?壊したくないし困った!」という内容です。

これを読んだ瞬間、私は深く頷いてしまいました。
「わかる、わかるよその気持ち!」と、モニターの前で激しく同意です。
カワサキのバイクって、エンジンの吹け上がりとかデザインの無骨さは最高にカッコいいんですけど、たまに「なんでそこそんなに固いの?」とか「調整のクセが強い!」って思う部分がありますよね。そこも含めて愛おしいんですけど、初心者の方や、構造に慣れていない方からすると、まさに迷宮入り確定の沼案件かもしれません。

バリオスで学んだ「見えない恐怖」と基礎の大切さ

私が29歳で免許を取って最初に迎えた相棒、バリオスのことを思い出します。
当時の私は右も左もわからない遅咲きの初心者ライダー。バリオスの高回転まで回るエンジンの音に酔いしれつつも、常に恐怖心と戦っていました。ある日、立ちゴケをしてミラーの向きが変わってしまったことがあったんです。
直そうと思って手でグイッと押しても、ビクともしない。「え、これ折れる?」と怖くなって、そのまま走って帰ったんですが、後ろが見えない怖さといったらありませんでした。車線変更のたびに首を大きく振って目視確認。それはそれで大事なんですけど、やっぱりミラーでサッと後方確認できないのは命に関わります。

あの時のバリオスは、私に「バイクは走るだけじゃなくて、自分の体に合わせて調整して初めて完成する乗り物なんだ」という基礎を教えてくれました。怖さが楽しさに変わっていったのも、そうやって一つずつ不安要素を取り除いていったからこそだと思います。

なぜカワサキのミラーは「頑固」なのか?

相談者さんの悩みである「ミラーのアームが外を向いているのに動かない」という現象。これ、実はカワサキ車あるあるなんです。
私が30代半ばで乗っていたゼファー400もそうでした。あの美しい空冷フィンの造形に惚れ込んで所有欲を満たしていた時期ですが、メンテナンスとなると話は別。カワサキのボルトやナットって、工場出荷時に「親の仇か!」ってくらいトルクがかかっていることがたまにあります(笑)。

今回のケースで疑うべきは、アーム中間のスイベル(回転部分)の固着か、そもそもロックナット(ジャムナット)の位置決めがズレているかです。
カワサキの純正ミラーの多くは、アダプターを介してハンドルに取り付けられています。そして、ミラーのステー(アーム)自体の角度を決めるためのロックナットが存在します。
相談者さんが「アームの中間が回るの?」と疑う気持ち、痛いほどわかります。でも、多くの場合は根元のロックナットを一度緩めて、アーム全体を好みの位置まで回し、そこで再度ロックナットを締め込むという手順が必要なんです。

解決への道:男らしいカワサキ車を手懐ける方法

では、具体的にどうすればいいのか。私が現在の愛車、Z900で行っている調整方法も含めて整理してみましょう。

まず、道具です。車載工具のスパナでもなんとかなりますが、できればしっかりした精度の高いスパナを2本用意してください。
1本は下のアダプターを押さえる用、もう1本は上のロックナットを回す用です。

ここで最大の注意点。それは「逆ネジ」の存在です。
特にヤマハ車や一部のカワサキ車の右側ミラーには逆ネジ(左に回すと締まる)が採用されていますが、車種や年式によっては左側にもアダプターが介在していて、回す方向を間違えると永遠に締まり続けてネジ山を破壊するという、笑えない事態になります。まさに草も生えない状況です。

手順としてはこうです。

  1. ゴムのカバー(ブーツ)をめくってナットを露出させる。
  2. 下のアダプターをスパナで固定する。
  3. 上のロックナットを緩める(正ネジか逆ネジか慎重に確認!)。
  4. ロックが外れたら、ミラーのアーム自体をグイッと回して、自分が一番見やすい位置(後ろの車がしっかり見える位置)に持ってくる。
  5. 位置を決めたら、アームが動かないように手で押さえながら、ロックナットを再びガッチリ締め込む。

もしアーム中間の回転部分が錆びたり固着して動かない場合は、無理に力をかけるとポッキリ逝きます。そこは「KURE 5-56」などの潤滑剤を少し吹いて、一晩置いてから優しく動かしてあげてください。カワサキ車は無骨で男らしい作りですが、接し方はレディーファーストのような優しさが必要なんです。

Z900と見るクリアな世界

現在、私が溺愛しているZ900。39歳で大型免許を取得し、憧れを叶えた本命の一台です。
この子の「凄み」デザイン、本当に尊いですよね。納車された日、やっぱりミラーの位置が微妙に合いませんでした。でも、過去のバリオスやゼファーでの経験があったので、慌てず騒がず工具を取り出し、ササッと調整。
ビシッと自分の視点に合ったミラーから見える後方の景色は、ただの安全確認以上の意味を持ちます。「このバイクは完全に私のコントロール下にある」という全能感と安心感。これがあるからこそ、Z900の溢れるパワーを心置きなく楽しめるんです。

相談者さんも、きっとこの調整さえクリアできれば、今まで見えなかった景色が見えるようになるはず。ミラーの角度ひとつで、バイクとの一体感は劇的に変わります。

よくある質問(FAQ)

Q1. どんなに力を入れてもナットが回りません。どうすれば?

無理は禁物です!特にカワサキ車は稀にオーバートルク気味の個体があります。スパナを延長してテコの原理を使う手もありますが、ボルトをねじ切るリスクも増大します。ビクともしない場合は、潔くバイク屋さんにお願いしましょう。プロのインパクトや技術は偉大です。

Q2. 調整しても走行振動ですぐにズレてしまいます。

ロックナットの締め付けが甘いか、振動吸収用のダンパーが劣化している可能性があります。増し締めしてもダメなら、ネジロック剤(中強度)を少量塗布するのも一つの手です。ただし、付けすぎると次回緩めるときに地獄を見るので注意してくださいね。

Q3. 社外品のミラーに変えたいのですが。

気分転換に良いですね!ただし、カワサキ車は年式によってネジ径(10mmや8mm)や正ネジ・逆ネジの組み合わせが異なります。購入前に必ず自分のバイクの仕様を確認してください。アダプターが必要な場合も多いので、そこは要チェックです。

バイクはいじればいじるほど、手がかかるほど可愛くなるもの。
今回のミラー調整も、愛車との対話だと思って楽しんでみてください。無骨な鉄の馬を手懐ける過程こそ、カワサキ乗りの醍醐味ですから!

それでは、また次回の記事でお会いしましょう。安全運転で、良いバイクライフを!




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