先日ロイター通信がVW(フォルクスワーゲン)グループの
Audiが傘下のDUCATIを売却するのではないかという話が出てきました。
VWが北米で排ガス装置での不正がありましたからここを資金的に補う、
あるいは電動化シフトに向けた準備資金としての意味が強いという認識です。
DUCATIが売却された場合、その次の買い手がどこになるのかというところに、
次の話題がシフトしています。
その買い手がHondaなんじゃないかとか、SuzukiなんじゃないかKawasakiなんじゃないかみたいな
話がありましたけども日本のモーターサイクルの会社がDucatiを買うというのは少しの考えにくいのかなぁ
と直感的にも文化的にも誰もが感じるわけです。
そんな中インドのRoyal Enfield(ロイヤルエンフィールド)がDucatiを買うんじゃないか、
という話もでてきています。
ロイヤルエンフィールドはご存知、古くからある歴史のあるメーカーで
イギリス系の資本が入っていたこともあったはずです。
インドというとスクーターや小さいモーターサイクルなどの日常の足に使うような
モーターサイクルが多く出ているんですが、なんせ人が多いですし国土もそれなりに広いですから、
最近は中大型のバイクもけっこう売れていて、特にロイヤルエンフィールドは歴史を持っていますし、
そこに人々の憧れみたいなのもありまして、 最近非常に売れているそうです。
ともなれば資本的な余裕分も出てきているでしょうし、
これからのインドの大型市場の発展にも対応していきたい、
という意味合いではロイヤルエンフィールドがDUCATIを買うっていうのもあるんじゃないか、
ということです。
この線はかなり濃厚なんじゃないかと見ていましたが、
明確にロイヤルエンフィールドのCEOがインドの新聞でこれを否定しているそうですね。
ここまで明確な否定が報道されると、この話なさそうですね。
まぁ、モーターサイクルナビゲーターの運営人は経済のアナリストでもなくいちバイク乗り、
いちバイク馬鹿なのでDucatiがどこに買われても、買われなくても、
しっかりと存続をして、良いバイクを作っていってくれれば、良いレースをしてくれれば、
なんでもいいんですが。。。
しかしながら、こういったニュースが世間を騒がせて良いバイクを作ったり、
素晴らしいレースをする障壁になっているようであれば早く決着はして欲しいなあ、
というふうに思っています。
世界的には小さくない経済の話ですから、今後もこの動向を見守っていきたいと思います。