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そうだ、バイクでラーメン食いに行こう!

これを書いているのは1月。

まだまだ寒い日が続きますね。

こんな日に恋しくなるのが、そう、

ラーメン!

名だたる銘店に行って、寒い中長い長い行列に耐え、「あの味のためならそんな苦労もいとわない!」なんて思ったりして。

寒さだったり、行列だったり、とにかくそれを楽しみにしながら、やっとこさありつけることが、ラーメンの味をさらに引き立ててくれるんだと思います。

やっぱりバイクだからこそ、「やっとこさありつけた感」も大きくなって、ラーメンの味が爆増する気がするんですよね。

というわけで、今回はちょっと変わったラーメンツーリング、いわゆる「ラーツー」の楽しみ方をご紹介したいと思います。

バイクだから、ラーメンがおいしくなる!

バイクメディアとして、兼ねてからやってみたかったのが、「ラーメンツーリング」。

とはいえ、出版社さんのバイク誌みたいに、複数のライターさんが一気に取材して「全国いろいろなお店を食べ歩いてご紹介!」なんて、筆者は分身の術が使えないのでムリです。

もとよりネット媒体ですから、筆者が行ける範囲のラーメン屋さんをご紹介したところで、「何人のライダーがそこに行けるのだろう?」

そんな思いから、企画としてどうしたものかと悩んでおりました。

しかしあるとき、なにげなくカップヌードルを食べたことが、コロンブスの卵というか、コペルニクス的発想の転換につながりました。

  • 『バイクで倍増する「やっとこさありつけた感」が増量するならば、例えばこのカップヌードルだって、さらにさらにおいしくなるはずだ!』
  • 『これならどこでも、全国津々浦々のライダーがナイスな風景を増し増しにトッピングして、その一杯をおいしく味わうことができる』

インスタ映え映えのロケーションでアツアツのラーメンをズルっとすする。

これはインスタントヌードルならぬ「インスタヌードル」!

われながらなんと素晴らしい思い付き。

そう思ったら急に面白くなってきたので、早速準備です。

「インスタヌードル」に必要なもの

「そんなのカップヌードルをツーリング先のコンビニで買って、そこのお湯でラーメン作ればいいじゃん?」

いえいえチッチッチ、それを言っちゃぁおしまいよ。

「ナイスな風景」+「やっとこさありつけた感」=「インスタヌードル」。

なので、それをやっちゃうと単なるインスタントヌードルになってしまうのでNGですね。

「旅は準備から始まる」と申しまして、準備の「わざわざ感」も味のうち。

ただ普通に食べるのもなんですから、カップヌードルには一手間かけることにしましょう。

今回筆者が選んだのは、BIGシーフードヌードル。


シーフードヌードル自体もミルクやら、なにやらいろいろなバリエーションがありますね。

だから、「アレンジしやすい味なのでは?」と思ったんです。

そこで今回は、


本物のアサリが真空パックさらたカップ味噌汁と、チャンポンすることにしました。

また、カップ麺などのゴミは、よもやその辺に捨てるわけにもいかず、バイクだと無駄にかさばって厄介ですよね。

なので、これらをあらかじめ、


適当な大きさのコッヘルに入れて行き、


お箸と一緒にセットすれば、ちょっとワクワクしてきますね。


水が手に入らないことも想定して、手持ちのサイクルボトルに水を入れていきました。

現地ではこの水をラーメンをセットしたコッヘルに入れ、


EPガスで煮込んでいくことにします。

さらにビストロ的な気分を演出するため、

以前こちらの記事でもお紹介させていただいたイスやテーブルを持っていきました。

さぁ、ツーリングバックにこれらに詰めて、いざ出発です。

ルートにもちょっとした味付けを

今回の旅のお供は、HONDA  VFR800F。

インプレなどはこちらの記事でもご紹介させていただいております。

このVFR800F、低速からのふけ上がり感が実に気持ちよく、荷物の積載にも新設装備がいっぱい。

胸のすくような乗り味がこの旅を心地よくサポートしてくれました。

そして、ラーメンの味を演出してくれそうな場所として筆者が選んだ行き先は、千葉県・富浦の原岡海岸。

房総半島はかつて「上総(かずさ)と呼ばれた国」。

実はここ、寒い冬の晴れた朝には、対岸に富士山が見えるんです。

これを「上総富士」というんですが、いろいろ条件が合わないと見えないので、拝めればラッキー。

その姿がまたビューティフルなんですよ。

スマホナビでは東京・多摩の自宅から、アクアラインを使えば1時間30分ほどで到着だと言っていました。

ですが、ひねくれ者の性格上、こんなにスンナリ行けてしまっては面白くありません。

やっぱり「旅情」というのも味のうちですよね。

なので今回は一路横須賀へ向かい、東京湾フェリーに乗って、浜金谷まで40分の船旅を楽しむことにしました。


750㏄以上+ライダーの片道運賃は2,310円。


高速代より若干上乗せにはなりますが、船旅を楽しむと考えれば案外お得かもしれません。


たった40分、されどその旅情は深く、カモメの飛び交う海を見ている間、十分すぎるほどの「非日常感」に心が癒されました。


気持ちをリセットできるのがフェリーの良いところ。


船着き場ではすでに、しっかりと対岸の富士山が見えています。

いよいよこの上総富士をラーメンのトッピングにするべく、富浦の原岡海岸を目指しますよ。

ロケーションを決めたらささっと準備

原岡海岸は浜金谷から30~40分といったところ。


しかし現地についたのはお昼近く。

既に上総富士は霞んできていて、かろうじてその姿が見える程度になってしまいました。

ちょっと寝坊したのが悔やまれますが、富士山が消えないうちに設営開始。


やっぱりラーメンをコッヘルにセットしてきたのは正解でしたね。


アサリを入れて味噌を入れ、


ほどなくして湯気が立ち、いい匂いがしてきました。


リアルシーフードヌードルの完成です。


海辺で遠くに富士を眺めながら食べるリアルシーフードヌードル。

これこそが「インスタヌードル」

いやはや、これはもう、ただのインスタントヌードルではありませんね。


最高に美味であります!!


のんびりと過ごして心の洗濯をした後は、夕刻の原岡に名残を惜しみつつ家路につきました。

『さて、こんど山の中で食べるとしたら、何ラーメンにしようかしら?』

益々味をしめた筆者です。

健全な「インスタントヌードル」のために

今回の原岡海岸は、街道の裏手にあって、ひっそりとした佇まいのなかで地元の方々がお散歩をしているようなとても静かな場所。

筆者にとっては大学時代から良く通っていた定番のスポットです。


富士山が早々と隠れてしまったことは残念。

ただ、それ以上に残念に思ったのは、学生時代にはなかった青いネット状のフェンスが、道と海岸を隔てるように長々と張り巡らされてしまっていたことでした。

これがない頃は、砂浜の白と海の青、そして富士を見せる空のコントラストがもっとフラットに続いていて、まるで絵画のようにきれいだったのです。

今回は土地柄もわきまえて撮影を行いましたが、この変則ラーメンツーリング、「インスタヌードル」をなさるときには、お守りいただきたいお約束事があります。

独りよがりな「インスタラーメン」はNG

どうやらこの青いフェンスは、海岸に乗り入れる車両を防ぐ為のものの様でした。


しかし、これだけのフェンスが張られるということは、不用意に入る車両の数が多く、地元の方も相当にお困りになったのでしょう。

好きなロケーションでラーメンをすするのは、本当においしく感じられるわけですが、やはりそれが独りよがりなものであってはなりません。

なので、今回は多くのライダーにこの楽しさをお伝えしようという企画ですが、あらぬところでそれが…

「インスタヌードルとかってマジ迷惑だよね。」

と地元の方のご迷惑にならないよう、各々マナーやコンプライアンスを冒さない形で行っていただきたいと思います。

周囲の外観を脅かさないこと。

まずはそこが、「インスタヌードル」可能な場所なのかどうかは十分に確認してください。

音への配慮が必要

そこは地元の方の生活圏だったりしますから、やはり「風景をお借りする」というという気持ちが大切です。


良いロケーションを見つけたら、バイクのエンジンは止めて近くの安全な場所に止めるという配慮をお願いします。

その場所が火気厳禁でないことを確認して

寒いと焚火もしたくなりますが、設営・撤収がすぐできるよう、装備はコンパクトなEPガスなどがおすすめです。

ゴミの発生はあらかじめ想定しておく

今回はすっかり完食させていただき、現地で出たゴミはすべてコッヘルに入れてすっきりした形で帰りました。


「発つ鳥後を濁さず」と言いますから、あたりを一切散らかさないのもお約束です。

なので、ごみの扱いは旅の始まる前のパッケージングの段階から、あらかじめの配慮をしていただきたいですね。

最後に一番重要なのは、無事に帰ること

「バイクって、五体満足におうちに帰るのが一番大事なんだよ」と、かつて仲間に言われたのですが、本当にそう思います。

「インスタヌードルツーリング」に限ったことではありませんが、充分な休憩を取りながら無理のないプランをたててお出かけください。

まとめ

今回はラーメンツーリングをどうやって楽しくお伝えするかを考えているうちに、「バイクを使ってカップ麺をおいしく食べる方法」みたいな形になりましたね。

「インスタヌードル」をテーマにツーリングのプランを立ててみると「如何においしくなるか?」ということに拘り、その時間や場所を考えるのはとても楽しいものでした。

とはいえ、まだ見ぬラーメンを求めて、名店巡りのラーメンツーリングもしてみたいですね。

その時はいずれまた、企画を新たにお送りしようと思います。

後半は少しお説教じみて申し訳ないところですが、仲間でワイワイ、或いは一人で「インスタヌードル」するにしても、神出鬼没にラーメンを作るわけですからその土地でのマナーは重要。

これはしっかり守ってお楽しみください。

ちょっとした知恵と一手間で、カップ麺だっておいしくなる「インスタヌードルツーリング」。

これから流行ると面白いですね。




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