
FZ-07は、ヤマハMT-07が北米で以前使っていた車名です。日本向けMT-07とはまったく別の排気量・エンジンを持つ車両ではなく、販売地域と年式による名称の違いです。現在の米国ヤマハも「MT-07」の名称を使っています。
同様にFZ-09はMT-09、FZ-10はMT-10に対応する旧北米名です。ただし、地域ごとに灯火、メーター表示、排出ガス仕様、カラー、純正部品番号などが異なる場合があるため、中古車や用品は名前だけで適合判断できません。
| 旧北米名 | 日本・欧州での名称 | 現在の北米名 |
|---|---|---|
| FZ-07 | MT-07 | MT-07 |
| FZ-09 | MT-09 | MT-09 |
| FZ-10 | MT-10 | MT-10 |
旧記事は2016年に北米で公開された2017年型FZ-07/FZ-09の外観変化を紹介した速報でした。モデル名と仕様が何世代も更新されたため、2026年8月に名称の意味、現行MT-07、中古車購入へ役立つ内容に全面改稿しました。
目次
FZ-07とMT-07は同じバイク?
基本となるモデル系統は同じです。FZ-07もMT-07も、270度クランクの並列2気筒を積む軽量ネイキッドとして展開されました。中古車広告で「FZ-07」と書かれていれば、北米仕様を並行輸入した個体、または海外名を併記したMT-07である可能性があります。
ただし「同じ系統」と「すべての部品が共通」は別です。年式変更により外装、ヘッドライト、フロントフォーク、メーター、スロットル、ECU、排出ガス装置が変わっています。北米仕様と国内仕様ではマイル/km表示、リフレクター、ラベル、鍵、保証・リコールの扱いも確認が必要です。
2017年型FZ-07/FZ-09はどんな位置付け?
旧記事で紹介した2017年型は、現在の新車ではありません。FZ-07は外観変更が小さく、FZ-09は当時のFZ-10に近い二眼LEDフロントフェイスなどへ更新されました。その後もMT-07、MT-09は複数回モデルチェンジしているため、2017年の写真を現行車の仕様として使わないでください。
日本では2018年型MT-07が新設計シート、前後サスペンション、MTシリーズらしい外観へ変更されました。2021年、2024年、2025年にも装備・デザインが更新されており、「FZ顔」「MT顔」という呼び方だけでは世代を特定できません。
現行MT-07の主な仕様と価格
| 国内車名 | MT-07 ABS |
|---|---|
| メーカー希望小売価格 | 968,000円 |
| エンジン | 688cc・水冷DOHC直列2気筒・270度クランク |
| 最高出力 | 54kW(73PS)/ 8,750rpm |
| 最大トルク | 68N・m / 6,500rpm |
| 主な現行装備 | 電子制御スロットル、YRC、アシスト&スリッパークラッチ、倒立フォーク、5インチTFT |
| 国内発売日 | 2025年2月26日 |
価格は消費税込みの参考価格で、保険、税金、登録、納車などの諸費用を含みません。ヤマハはクラッチレバー操作を不要にするMT-07 Y-AMTも設定しています。中古FZ-07の安さだけで決めず、現行車の保証と装備を含む支払総額で比べます。
現行MT-09との違い
MT-09は888cc直列3気筒で、MT-07の688cc直列2気筒より高出力・高機能な上位モデルです。2026年8月時点の国内価格はMT-09が1,254,000円、MT-09 SPが1,441,000円。MT-07との本体価格差は286,000円からです。
| 選び方 | MT-07 | MT-09 |
|---|---|---|
| エンジン | 688cc・2気筒 | 888cc・3気筒 |
| 重視する点 | 軽さ、低中速、取り回し、価格 | 加速、電子制御、上級装備 |
| 主な用途 | 街乗り、近郊ツーリング、大型入門 | スポーツ、長距離、高速道路 |
| 注意点 | 高速の風圧、積載、ETC追加費 | 強い出力、価格、保険・タイヤ費 |
排気量が大きい方が全員に適するわけではありません。足つき、ハンドル幅、前傾、低速の反応、熱、風圧を試乗で比較します。
中古FZ-07を買う前の確認点
- 車台番号と登録:国内正規MT-07か並行輸入FZ-07かを確認
- 年式:初度登録だけでなくVIN・モデルコードで特定
- メーター:mph/km/h、オドメーター距離の換算と記録
- 認証:排出ガス・騒音、マフラー、灯火、車検書類
- 整備:リコール、サービス情報、部品の取り寄せ先
- 改造:転倒、ハンドル、レバー、フェンダーレス、ECU、吸排気
- 保証:並行輸入車を診断・修理できる販売店と保証範囲
FZ-07用と書かれた海外部品が国内MT-07へ付く場合もありますが、年式をまたいだ万能適合ではありません。商品説明の「2014–2020」などの範囲と、国内型式RM07J、RM19J、RM33Jなどを照合してください。
購入費用を比較する
- 車両本体、登録・納車、車検残、保証
- 任意保険、ロードサービス、盗難補償
- タイヤ、チェーン、ブレーキ、油脂類、バッテリー
- ETC、スクリーン、バッグ、スマホマウント
- 並行輸入車の部品送料、待ち時間、診断費
中古FZ-07が国内MT-07より安くても、書類・部品・保証の差で総費用が逆転する場合があります。同条件の国内中古MT-07と現行新車も同時に見積もります。
価格、重量、足つき、ツーリング適性を比較。
乗り換え前の査定条件と申込手順を確認。
補償、ロードサービス、年間保険料を比較。
広告を含みます:以下のAmazonリンクから購入されると、当サイトに紹介料が入る場合があります。
FZ-07/MT-07の名称だけでなく、年式・型式・左右ハンドル切れ角・タンクや灯火との干渉をメーカー適合表で確認してください。
ヤマハ公式資料
- ヤマハ:現行MT-07
- ヤマハ:MT-07価格・仕様
- ヤマハ:2025年MT-07モデルチェンジ
- ヤマハ:2018年MT-07発表
- ヤマハ:現行MT-09
- Yamaha Motor USA:現行MT-07
価格・仕様は2026年8月21日時点。初出:2016年10月/2017年型FZ-07・FZ-09速報から名称と現行購入情報を扱う記事へ全面改稿。

