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自分のバイクの状態、ちゃんと把握できてます?

このところ、SNSでは「ツーリングに出かける準備をしてます」という書き込みを多く見かけるようになってきました。

ツーリングの計画を立てているときって「どこでインスタ映えちゃおうかな」なんて、めっちゃ気分あがりますよね。

ただ、どこへ行くにせよトラブルなく無事に戻ってくることは念頭に置いてほしいものです。

その為にも、ツーリングに出かける前の点検は欠かせませんね。

「そんなの定期点検でちゃんとやったよぉ~」という方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、そうだとしても、ツーリング前にはご自分の目でしっかりとバイクの状態を把握しておく必要があります。

というわけで今回は、ツーリング前に見ておきたい点検項目や、点検上のポイントを確認しましょう。

なるべく何日か余裕をもって点検を

「ツーリングの前にさらっと見ときゃぁ大丈夫だよ」

そうですね、出発前点検という言葉通り、例えばタイヤの空気圧のチェックやオイルレベルなど、出発10分前に点検をするだけでもだいぶ違います。

ただ、出発前点検はは既に一通りの点検を終えて、本当に異常がないかを最終的に確認するための点検。

出発前にパーツの欠損が見つかったら、その時点でツーリング終了?!

なので絶対に、出発前点検がツーリング前に行う初めての点検であってはなりません。

なので、ツーリングの日程を組む時は旅程だけでなく、何か欠損があっても補充できるよう、出発前点検の日程も含めて余裕を組んでおいた方が、出発時の安心感も大きくなるでしょうね。

タイヤはすごーく大事です

タイヤは命を支える大切なパーツ。

重要なチェックポイントです。

空気圧について

タイヤ内の空気はタイヤのゴムを透過してしまうため、しばらくたつと空気圧は低下します。

なので2週に一度、長くても1カ月に一度は空気圧の点検を行い車体に記載されている空気圧に従って調整するようにしましょう。


↑ちなみにこの撮影時は1カ月ぶりのエアチェック、前後とも空気圧が減少しているのに気づくことができました。

また、走行すると内部の空気がタイヤの摩擦熱によって膨張してしまうため、空気圧は必ず走行前の冷間時に行うようにしてください。

外観チェックも忘れずに

タイヤは常に変質を伴う消耗品。

ですので、空気圧と共に、外観のチェックも欠かせません。

消耗具合をチェック

タイヤの溝にはスリップサインという突起があり、摩耗の度合いを知ることができます。

スリップサインの露出は、道交法で定める最低残溝0.8mmに達しているというサインなので、車検的にもアウトです。

また、フロントタイヤには波打つように摩耗する通称「段減り」が起きていることもあります。

段減りが起きると、ハンドルに振動を感じたり、バイクの安定走行に支障をきたすので危険です。

これらに気づいたら必ず交換しておきましょう。

タイヤに異物や傷、ヒビなどがあったらご用心

まずはタイヤの溝に入り込んだ小石などの異物の有無をチェックしましょう。

もしタイヤに深い傷やヒビ、釘や鉄片などの異物があったら、せっけん水などをかけてみるといいですね。

その部分から音がしたり、さらに泡立ったらそれはその傷が内部にまで達しているというサイン。

残念ですが命を最優先に考えて、そのタイヤは交換した方がいいですね。

また、タイヤには異常がなくても、空気が抜けることがあります。

これは車歴の長いバイクに間々みられることですが、

空気の入れ口となるエアバルブが硬化してひび割れていたりすることが疑われます。

なのでタイヤの点検の際はエアバルブのヒビの有無も観ておくと良いでしょう。

そもそもタイヤってどれくらいが寿命なの?

ブリジストンのHPでは、「タイヤの使用期限は何年だとは一概に言えない」と言っています。

タイヤは使用条件によって状態が様々に変化するもの。

外観に問題がなくても、年数がたっているタイヤは硬化が進んで性能が低下している恐れがあるんです。


画像提供:株式会社ブリヂストン

タイヤの製造年月はこのようにタイヤに刻印されているので、ここから3・4年以上たっているタイヤは用心が必要ですね。

特に中古で手に入れたバイクで、この表記が古いものはフレッシュなタイヤへの交換された方がいいでしょう。

☆タイヤについてのワンポイント

走行前点検でモこれらは重要ですが、ツーリング中も休憩時に確認することが重要です。

またツーリングには、パンク修理キットや携帯用空気入れを持っていくといいでしょう。

チューブタイヤだといろいろ手間にですが、チューブレスなら簡単。

ただ、いずれの場合も修理は応急的なモノですから、修理後はバーストを防ぐため、早めに新しいタイヤ・チューブに交換ですね。

チェーンのメンテで燃費UP

バイクはピカピカなのに、チェーンが結構さびてしまっている。

コレ、ツーリング先で結構見かけます。

確かにバイクの日常メンテでは一番めんどくさいところなので、後回しにしている人が多いのでしょうか?

でもきちんとメンテすれば、パワーロスも減って燃費も上がり、何よりバイクの動きがスムースになってフィーリングも向上します。

なので、ツーリング前には必ず手をかけて欲しいですね。

チェーンの構造を意識したグリスアップを

チェーンのメンテナンスは500㎞走行毎と言われていますが、雨天走行時にはチェーンの油分が流失し、錆やすくもなるので早めのグリスアップが必要です。

また、チェーンについた砂などの汚れがチェーンを傷めるので、2回に一回はチェーンクリーニングを行ってグリスアップしていきましょう。

とりあえずチェーンルブをチェーン全体に吹きかけて、チェーンを真っ白にしている人がいますが、それはもったいなさすぎ。


映像提供;D.I.D大同工業株式会社/チェーンの潤滑

  1. 外プレートと内プレートの間
  2. 内プレートとローラーの間
  3. プレート表面(仕上げ/錆防止)


このように、チェーンには潤滑か所があるので、チェーンの構造を意識して丁寧に仕上げます。

☆チェーングリスアップについてのポイント

雨天走行後もそうですが、高速走行を伴うロングツーリング後は必ずメンテを行いましょう。

また、あまり知られていないところですが、走り終わってまだチェーンが温かいうちにルブを塗布した方が浸透しやすく、無駄な飛散を抑えれます。

行中のチェーンは外気温よりも2~30℃ほど温度が高くなるんですよ。

特にD.I.Dさんのチェーンルブは有機モリブデン配合で熱に反応して自ら潤滑皮膜を形成し少量でも素早く浸透して優れた潤滑効果を発揮するので、おすすめです!

チェーンの張り具合、見てますか?

チェーンは常に張力がかかるので、1,000~2,000㎞毎にたるみ量を点検・調整する必要があります。

前回チェーン調整したのがいつだったか覚えてますか?

意外にこの辺は忘れられがちなのですよね。


映像提供;D.I.D大同工業株式会社/チェーンの調整

時期的な点検スパンを意識することも大事ですが、その時の状態の変化をしっかり確認して対応することが大事です。

車両によって異なりますが、一般に適正たるみ量は約20~25mm。

これはオン・オフと言ったカテゴリーでも違ってくるので、お手持ちの車両のサービスマニュアルに従って調整を行ってくださいね。

☆チェーン調整のワンポイント

実は先日、とある整備工場に法定点検のためチェーン調整をしたのですが、調整後、バイクが妙に右に向こうとしていることに気づきました。

おかしいなぁと思って、ノギスで量ってみると、リアアクスルが左に偏っていたんです。

調整後はびっくりするほどバイクの動きがスムースになり、何と燃費まで改善しました。

チェーン調整の際は必ず左右の調整幅をノギスで測り、アクスルのシンメトリーを正確に出すようにしましょう。

もっと言うと、たとえプロに依頼したとしても、最終的に自分で確認しないとダメってことですね。

そのチェーン、交換したのいつですか?

チェーンのピンなどが摩耗してガタが生じることが伸びの原因。


映像提供;D.I.D大同工業株式会社/チェーンの潤滑

なので、パワーロスを起こさないだけでなく、命を守るためにも的確にチェーン交換を行う必要があります。

交換の目安はシールチェーン場合、約15,000~20,000㎞以内。

ノンシールチェーンの場合は約5,000㎞以内とされています。

☆チェーン交換のワンポイント

チェーン交換の際は必ず前後のスプロケットとチェーンの3点を同時に交換しましょう。

エアクリーナー、汚れてませんか?

外からは見えないパーツなので意外に忘れそうなのがエアクリーナーの点検。

ココもやはり、パワーロスの原因につながる部分なので、しっかりと点検しておきましょう。

この時、プラグの焼け具合や汚れなども見ておくのがベスト。

エアクリーナーの汚れや目詰まりがひどい時には、プラグの消耗度も増すので、エアクリーナーはフラグと一緒の交換がおすすめです。

ちなみにこれは先述のSRX400のもの。

左が新品なのですが、見た目にもその差はわかりますよね。


その時のプラグがこんな感じ。

これらの交換後はアクセルレスポンスが上がって燃費も向上。

「やっぱりやってよかったな」と思いました。

多気筒車やフルカウルのバイクなどではちょっと手間ですが、マシンの完調を狙うなら、やっておかない方がもったいないですよ。

電装系のチェックもしておこう

「バッテリー、交換時期過ぎてるらしいけど、とりあえず使えるからそのままにしてる」

や、やばいですよそれ!

バッテリーの「賞味期限」を守らないと…

実は私もかつて、同じバッテリーを3年半ケチって使っていました。

で、どうなったかというと…。

レギュレーターが壊れて、ECUの作動が不安定になり、スターターリレーもダメになって、いちいちエンジンを押し掛けする羽目に。

※ちなみにバイクは初期型YZF-R1でした。

一昔前のキャブ車だったからツーリング先でそんな症状に見舞われても、何とかなったのかもしれません。

しかし、今のバイクはインジェクションで、おまけに電脳バイク系ビッシリという場合もあるわけで、


今のバイクならもっと広範囲に壊れる可能性があります。

なので、規定電圧が出ているかなど、バッテリーの健康診断を行い、「まだ使える」と鷹をくくらずに、交換時期を守りましょう。

ケチった後の代償、デカいですよ。

↑これ、おすすめです。

ヒューズボックスを見ておこう

電装系はヒューズボックスも見ておきましょう。

黒ずんでいるヒューズは交換、また、そういうヒューズが絡んでいる電装系統には負荷がかかっている可能性もあるので、併せて点検が必要です。

最近は後付けで電源を増設する場合もあるので、そういったところも特に観ておいた方がいいですね。

また、ツーリング先でいきなりヒューズが切れることもあるので、ツーリングには必ず予備のヒューズを持っていくようにしましょう。

オイル管理について

「前にオイル交換したのいつだっけ?」

という人、たまーにいますね。

バイクごとに多少の違いはあると思いますが、オイルチェンジのスパンは大体3000㎞~4000㎞、あるいは6カ月に一度というのが目安です。

また、気温や走行距離の多さ、その他さまざまな条件によって、オイルが意外に減っていたりすることもあります。

ひとまずオイルの色、そして量はしっかりとチェックを行い、必要に応じて交換や補充を行いましょう。

また、外からはわかりにくいところですが、オイルフィルターも2回に一回は交換しておいた方がいいですね。


ちなみにこれは以前私が乗っていたSRX400のもの。

左が使用後のものですが、黒くヌラっとした中で鉄粉がギラリと光っていました。

ツーリングを計画している人で「そういえばしばらく交換していない」と思う人がいたら、これはやっておいた方がいいですよ。

まとめ

バイクの購入時についてくるメンテナンスノート

判りきったことしか書いてないと思って放りっぱなしにしてませんか?

改めて見てみてください。


ヤマハメンテナンスノートより

私も改めて見ましたが、知ったつもりになっていたのが良くわかりました。

点検記録であることはもちろん、点検手順の備忘録としても便利です。

知ってるつもり、やったつもりは事故の元。

出発前にご自分の目と手で点検を!

さぁあとはツーリングに出かけましょう!

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