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HONDA・CBR400R/400Xが細部に改良を受けてフルモデルチェンジ!

 昨年11月にイタリア・ミラノで開催されたEICMA(ミラノ国際モータサイクルショー)で発表された新型のCBR500Rと500X。

その国内版となる新型CBR400Rと400Xがいよいよ4月20日(金)に発売されることになりました。

今回はこの2台を、大学生ライダーの私、板倉がレポートさせていただきます。

では早速その内容を見ていきましょう。

 CBRシリーズのDNAを汲み、よりシャープなデザインに

モデルチェンジの度に顔付きが変わっていたCBR400R


2013年モデル↑

2016年モデル↑

2019年モデル↑

初代と比べると、かなり攻撃的なデザインになっている印象を受けます。

特に今回はCBR250RRのような、アグレッシブでカッコいいデザインになりましたね。

 
LEDデュアルヘッドライトはより精悍な形になり、睨みを効かせたデザインが被視認性を高めてくれています。


そしてテールの形状も従来よりさらに絞り込まれ、先代よりもエッジのきいた形状に。

このLEDのテールには、「エマージェンシー・ストップシグナル」機能が搭載されています。

これは、50km/h以上で走行中にABSシステムが急ブレーキ操作を感知すると、ハザードランプとともにを高速点滅し、周囲にいち早く危険を察知してもらうためのものです。

そういえば最近、バイクが後ろから追突される事故も増えているので、こういう機能はありがたいですね。

フロントの足回りを見てみると、ホイールの形状やシングルのウエイブディスクなどは先代CBR400Rから受け継がれるものですが、


ワンポイントとなるリムテープのカラーが全体の引き締まったイメージを強調していますね。


またテールビューの中では、2エンドのサイレンサーの太さが力強さを印象付けています。

このテールパイプは二重構造になっていて、低回転では歯切れの良いパルス感を、そして高回転では高揚感あふれるレーシーなサウンドを楽しむことができます。

やはり、耳でも楽しめるバイクというのは楽しいものですよね。

 ルックス以上にアグレッシブな内容へ

外観に鋭さを増したCBR400R。

ハンドル周りを見てみると、それが見掛け倒しではないことがわかります。

例えばこの青く輝くブルーアルマイトフォークキャップ。


コーナーでの操り方などを好みの形に調整できるように、プリロードアジャスターが配置されています。

そして今回の新型から、セパハンのマウント位置をトップブリッジ下に移動。。

先代モデルと、タンクとハンドルの位置関係に注意しながらと比較すると、



新型のハンドル位置がかなり低い位置にあるのがわかりますね。

やはり新型は外観だけでなく、先代よりもかなりスポーツ指向を強めたキャラクターが与えられていることがこの比較でお分かりいただけると思います。

とはいえ、シート高は785mmと低めの設定。

通勤通学といった普段使いからツーリングまでを、ピリッとスポーティーにこなしてくれるのがCBR400Rの持ち味になりそうです。

新しくなったCBR400Rのカラーバリエーション

・グランプリレッド

・パールグレアホワイト

・マットアクシスグレーメタリック

ホンダ独特のグランプリレッドは健在で、赤基調に黒の流れるようなデザインは魅了されますね。

CBR400Rに設定されているパールグレアホワイトは、CBR250RRに似たデザイン。

ですが、そのカラーリングを意識しながらも、黒と赤のサイドストライプが、400としての存在感をアピールしています。

また、ブラックのマッドでパリッとした感じも素敵ですね。

 進化し続けるデザインに、クラス唯一の威厳が漂う400X

 CBR400R同様、モデルチェンジごとにデザインにアグレッシブさを増していく400X。


↑2013年モデル

↑2016年モデル

↑2019年モデル

と言っても、この400Xで駆り立てられるアグレッシブさはスピードに対するものではなく、広いフィールドに飛び出して行きたくなるようなアグレッシブさ。


アドベンチャー独特の「クチバシ」と相まって、獲物を狙うワシやタカのような凛々しい顔つきにも見えますね。


また、テールランプはCBR400Rより少し丸みを帯びたデザイン。

ここにもやはり、先述の「エマージェンシー・ストップシグナル」が搭載されています。

燃費表示やシフトインジケーターなど、多機能表示で機能も充実したフルデジタルメーターはCBR400Rと同一のもの、


ですが、400Xではだいぶ雰囲気が違って見えます。

視認性の良い位置に配置され、アドベンチャーバイクとしてライダーを充分にサポートしてくれることでしょう。

さらに、ウインドスクリーンは従来より20mmアップ。


2段階調節が可能になり、防風機能が向上しています。


Hondaの風洞解析映像からも、走行風を効果的にいなしている様子がわかりますね。


また、ハンドルには高剛性のテーパーハンドルを採用しながら、切れ角を左右3°ずつ広げ、操作性と取り回し性能に貢献できるのものになっています。


400Xのフロントサスペンションは、Φ41㎜の正立。

アドベンチャーバイクとして十分なストローク量を確保した専用サスになっていて、CBR400R同様プリロード調節機構を備えたフォークキャップを装備しています。

さらにフロントのホイールサイズも、先代の17から19へとインチUP。


キャスター角もCBR400Rの25゜に対し400Xでは27°と2°寝かせられていて、フロントのタイヤ幅も120→110と若干細めをチョイスしています。

この変更を見る限り、高速走行時での安定性がさらに豊かなものとなり、フラットダートをも意識した操作性の良さが予見できますね。

そして、400Xのシート高は800mm。

そのアップライトなライディングポジションは、ウインドプロテクションの高さにも助けられながら、ロングライドを疲れを感じにくく快適なものにしてくれるのではないかと思います。

個性を彩る400Xのニューカラーバリエーション

・マットバリスティックブラックメタリック

・グランプリレッド

400Xのマットバリスティックブラックメタリックは、どんな路面でも難なく馴染むようなカッコいいデザインですね。

大学生の私には、この渋みを着こなす自信がありません。(笑)

また今回のレッドは、シルバーとのコントラストがいいですね。

けばけばしい派手さはなく、上品な感じでまとめられているのが素敵です。

 より扱いやすく一新されたパワーユニット

CBR400R400Xの両車が共有するエンジンは、2013の初代から最高出力は変わらず、新型でも両機のエンジンスペックに差はありません。


しかし、代ごとにバルブタイミングなど各部の見直しが行われ、静粛性や低振動化なども図られてきた180°位相クランクのパラレルツインエンジン。

中・低回転域の特性を豊かにするなど、扱いやすさを増す味付けが施され、その熟成のほどが、カタログ上のグラフにも表れていますね。

また、このパワーユニットにはCBR1000RRと同構造のアシストスリッパークラッチを採用。


これにより、クラッチ操作が軽くなり、長距離での疲れを軽減してくれる他、


急激なエンジンブレーキの際にも、後輪のホッピングを防ぎ、脆弱な路面状況でもライディングの安全性や快適性を保てるように工夫されています。

この機構は恐らく、CBR400Rではスポーツ走行に、400Xではロングツーリングにと、それぞれのキャラクターを存分に楽しませてくれる要になるのではないでしょうか。

一つのフレームから生まれる二つの個性

CBR400Rと400Xとは、パワーユニットを包むこの基本骨格を共有しています。

トルクフルなエンジンによるパワーフィーリングを支えるのは、鋼管ダイヤモンドフレーム。

適度なしなりと高剛性の絶妙なバランスは路面変化に強く、安定感とハンドル操作を軽快にしています。

既にお伝えしているように、フロント周りの構成にはそれぞれの車体の走行フィールドを想定した異なるパーツによって構成され、


リンク付きのリアサスペンションに関しても、それぞれに味付けの異なるものが装着されています。

これがいわゆる「味付け」ということになるのですが、こうして詳細を比較していくと方向性に合わせた手法が見えて、なかなか勉強になりますね。

諸元上の違いでわかるCBR400R&400Xそれぞれの「性格」

既に2台の違いについては諸所お伝えしてきたところですが、それらを踏まえながら諸元を比較すると色々な発見があるものですね。

  CBR400R 諸元 400X 諸元
車名・型式 ホンダ・2BL-NC56 ホンダ・2BL-NC56
全長(mm 2,080 2,140
全幅(mm 755 825
全高(mm 1,145 1,380
軸距(mm 1,410 1,435
最低地上高(mm 130 150
シート高(mm 785 800
車両重量(kg 192 196
乗車定員(人) 2 2
燃費
km/L
国土交通省届出値:
定地燃費値
km/h
41.0(60
2名乗車時〉
41.0(60)〈2名乗車時〉
WMTCモード値 28.3(クラス 3-2
1名乗車時〉
28.3(クラス 3-2)〈1名乗車時〉
最小回転半径(m 2.9 2.5
エンジン型式 NC56E NC56E
エンジン種類 水冷4ストロークDOHC4バルブ直列2気筒 水冷4ストロークDOHC4バルブ直列2気筒
総排気量(cm3 399 399
内径×行程(mm 67.0×56.6 67.0×56.6
圧縮比 11.0 11.0
最高出力(kW[PS]/rpm 34[46/9,000 34[46/9,000
最大トルク(Nm[kgfm]/rpm 38[3.9/7,500 38[3.9/7,500
燃料供給装置形式 電子式〈電子制御燃料噴射装置(PGM-FI) 電子式〈電子制御燃料噴射装置(PGM-FI)
始動方式 セルフ式 セルフ式
点火装置形式 フルトランジスタ式バッテリー点火 フルトランジスタ式バッテリー点火
潤滑方式 圧送飛沫併用式 圧送飛沫併用式
燃料タンク容量(L 17 17
クラッチ形式 湿式多板コイルスプリング式 湿式多板コイルスプリング式
変速機形式 常時噛合式6段リターン 常時噛合式6段リターン
変速比 1 3.285 3.285
2 2.105 2.105
3 1.600 1.600
4 1.300 1.300
5 1.150 1.150
6 1.043 1.043
減速比(1/2次) 2.029/3.000 2.029/3.000
キャスター角(度) 25゜30′ 27゜30′
トレール量(mm 102 108
タイヤ 120/70ZR17M/C (58W 110/80R19M/C 59H
160/60ZR17M/C (69W 160/60R17M/C 69H
ブレーキ形式 油圧式ディスク 油圧式ディスク
油圧式ディスク 油圧式ディスク
懸架方式 テレスコピック式 テレスコピック式
スイングアーム式(プロリンク) スイングアーム式(プロリンク)
フレーム形式 ダイヤモンド ダイヤモンド
価格 793,800 811,080

諸元出典 ; https://www.honda.co.jp/CBR400R/spec/
       https://www.honda.co.jp/400X/spec/

まとめ

大学生の目から見ると、今回の2モデルは、他メーカー同クラスと比べてやや高い価格設定に思えます。

ですが、これまで以上に高い運転性能を実現できる装備が充実していることを考えれば、適切な価格設定なのではなでしょうか。

スポーツライディングを楽しむならCBR400R。

操作性の高さで安定性と走破性を楽しむなら400X。

この2台がみなさんの新しい選択肢として加わります。

恐らくこの先ホンダも様々な体験イベントを用意してくれると思いますので、その際には是非実車の雰囲気を体験してみてくださいね。

映像出展元; https://www.honda.co.jp/CBR650R/equipment/
       https://www.honda.co.jp/CBR400R/
       https://www.honda.co.jp/400X/




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