
目次
アメリカの象徴、Harley Davidson(ハーレー)が中国メーカー提携!
依然、激しい貿易摩擦を繰り広げているアメリカと中国。
その影響は米中の二国間に留まらず、世界中の経済に影響を与えています。
良い影響ならまだしも、事態は悪化方向。
トランプさん習近平さんマジで仲良くしてくれ。。。
そんな中、アメリカ二輪の象徴といっても過言ではないHarley Davidson(ハーレー)が中国の銭江Qianjiang Motorcycle CompanyというBenelliブランドのオーナーとの提携を発表しました。
ちなみにBenelli、かなりのパクリ臭さもありますが、こんなモデル作ってます。
中国メーカーと提携したHarley Davidson(ハーレー)はどうなる?
もちろんHarley Davidson(ハーレー)はメリットがあると考えているから提携したのです。
一体、Harley Davidson(ハーレー)とQianjiang Motorcycle Companyは何を考えているのでしょうか?
- 中国およびその他のアジア市場での販売増
- Qianjiangが保有している小排気量向けモデルの生産設備の活用
- 1,2を達成する足掛かりとして338ccモデルの共同開発
- 最終的に既存のハーレーモデル(大排気量モデル)への送客
以上のようなことを企んでいるようです。
ご存知、2018年の7月には、
「 Harley Davidsonへの道を広げる/More Roads」という戦略は発信しており、EVバイクなど様々なPRをおこなってきました。
ハーレーと中国メーカーとの提携は違和感があるように感じるかもしれませんが、
BMWはインドメーカーのTVSと提携しており、G310系モデルを生み出しました。
KTMもインドメーカーのBajajと提携しています。
欧米の大排気量モデルをメインの商品にするメーカーにとって、アジアや中国、また小排気量モデルのエンジンや生産設備は大変魅力的なのでしょう。
注目のHarley Davidson(ハーレー) 338ccモデルとは?
さて気になるハーレーの新型338ccモデルですが、
- デザインはアメリカのハーレーでおこなう
- (しかしながら)ベースモデルはBenelli TNT300
- ベースモデルのBenelli TNT300からフレーム、スイングアーム、エンジンを流用
- Benelliは液冷4バルブDOHCパラレルツイン
- 製造は中国の銭江Qianjiangでおこなわれる
- ベースモデルの大幅流用で開発はほぼ完了
- 2020年より中国で発売開始し、世界へ拡大
上記のような内容がリリース及びこれまでの経緯からわかるようです。
↓こちらはベースモデルのBenelli TNT300
Qianjiangの生産設備は巨大で年間120万台の完成車と、200万台のエンジンを生産できるようです。
世界中でハーレーのエントリーモデルが売れまくっているような状況が生まれるかもしれません。
ハーレーブランドの陳腐化となるか、さらに親しみやすいハーレーが誕生し、ビジネス的に成功となるか、
これは色々な方面で楽しみですね。
HDとQuianjiangの提携は、338 cm 3エンジンを搭載した小排気量オートバイの実装に基づきます。HDリリースで報告されているように、自転車はアメリカでデザインされ、ハーレーの監督の下でアジアで生産され、2020年には早くも中国のディーラーに届く可能性があります。この事業は明らかにブランドの売り上げを伸ばすことを目的としており、2018年に中国ではすでに前年比で27%成長しています。CEOのMatt Levatichによって提案された目標ただし、ハーレーの売上高の50%が国際市場に吸収され、2027年に到達することを目標としていることを考えると、より広範囲にわたるものです。一言で言えば、面白い目標ですが、とりわけQuianjiangのような巨人の手の届くところにあり、年間約120万台の自動車と最大200万台のエンジンを生産することができます。