

アドベンチャーバイクって最近よく聞くけど、そんなに人気なの? 英国で41%も登録が伸びたって本当なの? 日本の私たちの選び方にはどう影響するの? そして身長158cmの私でも安心して乗れる車種はあるの? そんな素朴な疑問を、リターンライダー歴5年の視点から一つずつ答えていきます。海外のニュースをそのまま鵜呑みにするのではなく、日本の道路事情や体格、駐車場の現実に落とし込んで考えるのが今回のテーマです。数字の裏にあるトレンドと、試乗前に押さえておきたい実用ポイントを、一緒にじっくり見ていきましょう。
目次
Q: そもそもアドベンチャーバイクとは?
結論から言うと、悪路も舗装路も走れる万能型のバイクです。長距離ツーリングを快適にこなす大きめの車体、アップライトな乗車姿勢、大容量タンク、風防効果のあるスクリーンが基本装備。オフロードもある程度こなせる長ストロークのサスペンションを持つのが特徴です。
代表例はホンダのアフリカツイン、BMWのGSシリーズ、ヤマハのテネレ700、スズキのVストロームなど。国内でも各社が力を入れているカテゴリーで、ここ数年で選択肢が一気に増えました。
個人視点で言うと、私自身はMT-07からCB650Rに乗り換えたネイキッド派ですが、ツーリング仲間にアドベンチャー乗りが増えてきました。荷物の積みやすさと疲れにくい姿勢は本当に魅力的で、正直うらやましく思う瞬間もあります。ただし158cmの私が普通のアドベンチャーにまたがると、両足つま先立ちどころか片足ツンツン。シート高850mm前後は当たり前の世界なので、身長で選択肢がぐっと狭まるのが正直なところです。ローシート仕様やローダウンリンクを用意しているメーカーも増えてきましたが、店頭で必ず現物にまたがって確認することを強くおすすめします。カタログの数字だけで判断すると、納車後に「立ちゴケが怖くて出せない」という悲劇が起きかねません。
Q: 英国の登録台数、何が起きた?
結論、2026年7月のアドベンチャー登録台数が前年同月比で41.8%増という驚きの伸びを見せました。年初来でも26.2%増と、勢いが続いています。
補足すると、英国のMCIA(モーターサイクル業界協会)が発表した統計によれば、ネイキッドが24.5%増、ツーリングが18.2%増と全体的に好調。二輪市場全体でも年初来16.1%のプラス、スクーターも15.4%増と数字が並びます。個別モデルではホンダCB125F、CB1000GT、GB350Sが7月のトップ3を独占しました。
個人視点で言えば、この数字は日本の市場感覚とはちょっと違います。英国は排気量無制限のA2免許制度や、街乗り需要でスクーターが強い一方、週末ツーリングにアドベンチャーを選ぶ層が厚い。日本だと大型二輪免許が別枠なので、リターンライダーがいきなり大型アドベンチャーに手を出しにくい面もあります。ただGB350Sが英国で売れているのは面白い符合で、日本でも中型・軽二輪の実用車人気は共通しているのだと感じました。数字そのものよりも「実用と趣味の間」を狙うバイクが世界的に強い、という読み方が大事だと思います。日本市場でも同じ傾向が数年遅れで来る可能性は十分あります。
Q: なぜアドベンチャーがこれほど選ばれる?
結論、1台で何でもこなせる汎用性の高さです。通勤・ツーリング・林道遊びまで守備範囲が広く、パニアケースを付ければ買い物にも使える。所有台数を絞りたい現代のライダー心理にマッチしています。
補足として、電子制御の進化も大きな追い風です。ライディングモード、コーナリングABS、クルーズコントロール、クイックシフターなどが中型クラスにも降りてきて、長距離が本当にラクになりました。シートも分厚くて疲れにくい設計が多く、高速巡航でお尻の痛みが出にくいのは大きな利点です。
個人視点では、女性ライダー目線での恩恵も無視できません。アップライトな姿勢は肩や手首への負担が少なく、リターン1台目のMT-07で前傾に慣れずに苦労した私にとって、アドベンチャーの姿勢は理想的に見えます。それに、大きな車体は堂々として見えるので、高速道路で大型トラックの横に並んでも心理的な圧が少ない。ただし取り回しは重量との戦いで、220kgを超える車体を駐車場で押し引きするのはかなりの力仕事です。装備を選ぶときは、シート高だけでなく乾燥重量とハンドル切れ角も必ずチェックしてください。トイレ休憩でスタンドを出しにくい傾斜地に停めると、起こすのに本当に苦労します。ロングツーリング先のコンビニや道の駅で「停めやすいか」まで想像しておくと安心です。
Q: 日本で買うならどのアドベンチャーがおすすめ?
結論、身長と用途で3つのゾーンに分けて選ぶのが現実的です。
補足として、まず低シート派には、ホンダCL250やスズキVストローム250SXなど軽二輪クラス。シート高800mm前後で車重も軽く、街乗りも視野に入る一台です。次に中間層としてスズキVストローム800、ヤマハテネレ700、ホンダNX500あたり。パワーと扱いやすさのバランスが良く、高速も余裕を持って巡航できます。最上位はアフリカツインやBMW R1300GSで、これは完全に長距離趣味の世界。装備も含めると総額200万円を超えるコースです。
個人視点で言うと、私が今もし買い替えるなら、Vストローム800かNX500を真剣に検討します。CB650Rは街乗りで最高ですが、キャンプツーリングに目覚めたら積載の限界を感じるはず。友人のVストローム乗りに後ろに乗せてもらったとき、乗り心地の良さに驚きました。ただ158cmの私にはVストローム800でもシート高855mmは高い。試乗の際はローシートオプションの有無、足つき、押し引き、Uターンまで必ず試してください。カタログスペックだけで決めると、納車後に後悔します。試乗車がなければレンタルバイクで丸一日借りるのも賢い選択です。高速のPAで降りて再乗車するとき、スタンドを払いにくくないか、そこまで含めて確認したいですね。
Q: 既存ユーザーは今の愛車を手放して乗り換えるべき?
結論、無理に乗り換える必要はありません。流行より、自分の使い方と体格に合っているかが最優先です。
補足として、アドベンチャーが伸びている背景には「1台で何でも」という価値観がありますが、逆に言えば街乗りメインならネイキッドやスクーターの方が扱いやすい場面も多い。駐車場問題も無視できません。都市部のバイク駐輪場は全長制限があり、パニア付きアドベンチャーだと入らないケースがあります。マンションの機械式駐輪場だと、そもそも車高で弾かれることも珍しくありません。
個人視点として、私自身CB650Rには大満足しています。CB400SFから10年のブランクを経てMT-07に乗り、足つきに悩んで今のCB650Rに落ち着いた経緯を考えると、「合うバイク」を見つけるまでに何度も乗り換えることになる可能性は誰にでもあります。だからこそ、流行に流されて高額なアドベンチャーに手を出す前に、レンタルや試乗を重ねてほしいのです。ロングツーリング頻度が年に数回なら、その日だけレンタルで済ませてしまう選択肢も現実的。装備の予算(ヘルメット、ジャケット、パニア、防水バッグ)まで含めると、乗り換えは総額50万円以上動くこともあります。冷静に、自分の走行距離と目的を見直してから判断してください。(出典: Visordown)
まとめ
英国でアドベンチャーが41%増という数字は華やかですが、日本のライダーが読み取るべきは「1台で何でも」という価値観の広がりです。汎用性、疲れにくさ、電子制御の恩恵は確かに魅力的。ただし足つき、車重、駐車場、装備予算という現実的な壁もあります。流行より、自分の身体と使い方に合うことが何より大事。次に知りたいのは「実際の試乗で何をチェックすべきか」というQでしょう。低シートオプションの比較記事や、身長別のおすすめアドベンチャー特集も併せて読んでみてください。焦らず、自分に合う一台をじっくり見つけていきましょう。試乗予約はディーラーへ気軽に問い合わせを。

