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夢の親子ツーリングへ「はじめの一歩」

「子どもが免許を取ったので、初めて一緒にツーリングに行きました。」

最近SNS上で、そんな風に楽しそうな親子ツーリングの写真がアップされているのを見かけることが多くなってきましたね。

うちの娘はまだ8歳。

これは猛烈にあこがれます。

願わくば娘にもにバイクがいつも傍らにある人生を送ってもらって、豊かな情操と俊敏な判断力手に入れてもらいたらなぁ…』

SNSの書き込みを見ているうちに、筆者の希望も密かに膨らんでいきます。

そんな折、11月23日(勤労感謝の日)に横浜市緑区にある鴨居自動車学校で、「キッズライダースクール」が行われることを知りました。

講師を務められるのは、いつもお世話になっているモーターサイクルジャーナリストの柏秀樹先生。

「お父さんの先生が子どもにバイクを教える教室があるんだけど行きたい?」

と訊くと、娘は二つ返事で「行く!」と返事。

今回は親子でお世話になりました。

最近は子どもを対象にしたバイク教室も、メーカーさんや販売店さん主催者のものが色々なところで開催されていますね。

なので、「うちの子もそろそろ」と考えておいでの方も少なくはないと思います。

今回は柏秀樹先生による「バイクを通して学ぶ交通安全指導」についてお伝えしていきますよ。

SMILEこそが何より大事

筆者はこれまで何度か柏先生のライディングスクールを受講し、その都度記事にしてお伝えしてきました。

地道に基礎を磨いていくことで、「無理なく」「無駄なく」「壊さない」、安全で楽しいライディングスタイルを手に入れようというのが、柏先生のライディングスクール。

どの講座の中でも最初に先生がおっしゃるのが、

「リラックスした状態を保って乗ることが判断・操作に余裕を創ることになるなので、安全に笑顔は欠かせない」

ということ。

この日も子どもたちに挨拶をなさったあと、先生がすぐにおっしゃったのは、

「バイクに乗った時はスマイルが大事なんだよ」

ということでした。

先生も子どもたちを前に、いつもよりスマイル増量中です。

操作の基本を耳から教わる

今回子どもたちに用意されたのは、ヤマハのPW50。


ご存知の方も多いと思いますが、これは子ども用のプレジャーバイクで、遠心クラッチのついた50㏄AT車。

ブレーキは自転車と一緒で、レバーは右がフロント・左がリアブレーキになっているので、自転車に乗れているお子さんなら馴染みやすいモデルです

子どもたちは装具を身につけたあと、まずはエンジンをかけずに跨ってPWの操作を学びました。

「はしる~」と言ったら右手をアクセルをひねる。

「とまる~」といったらブレーキを握る。

「止まってから足を付くんだよ、いいね?」

単純なことですが、これを子どもたちの頭の中で「当たり前」にしてもらうことが安全のための大切なプロセス。

全ての基本になっていきます。

お話通りバイクが動いた

いよいよヘルメットを装着、


やや緊張気味のわが娘。↑

まずはエンジンをかけないで練習

最初は、センタースタンドでバイクを立てたまま、

「はしる~」と言ったら右手をアクセルをひねる。

「とまる~」といったらブレーキを握る。

をその場で繰り返していきます。

この段階まではアクセルもブレーキもまだ「言葉として教わったこと」にすぎません。

次は子どもたち一人一人に鴨居自動車学校の指導員さんがついて、エンジンをかけずに動きを付けてこの操作を学びます。

 

このとき、子どもたちは先生のお話通りバイクが反応することを確認。

いよいよエンジン始動!

次はセンタースタンドをかけた状態でエンジンをかけて、アクセルとブレーキを操作します。

「はしる~」、ぶい~ん!

「とまる~」キュっ。

「分かったかなぁ?」

乗る前には緊張気味だった子も、このころには笑顔に。

子どもたちは自分の操作に呼応してエンジンが動くことが楽しいようです。

毎年この講座にリピートしてきている子たちもいて、彼らはもう走りたくてウズウズしているようでした。

そんな彼らにも、ここではしっかりと基礎をおさらいしてもらいます。

技を得る=自信がわいてくる

いよいよエンジンをかけてのコースイン!

徐々に距離を伸ばしながら学ぶ

子どもたちは指導員さんと、最初は3mくらいの距離で、

「はしる~」と言ったら右手をアクセルをひねる。

「とまる~」といったらブレーキを握る。

を実践しながら練習。

この距離を5m・10mと徐々に伸ばしていきます。

こうして子どもたちは、耳で聞いてわかったことを行動に移すことに戸惑っている様子。

でも、話の一つ一つをしっかりと吸収しながら、微妙な加減を体得していくんですね。

柏先生が走る!

しかし、最初はまだまだ危なっかしい。

ついつい視線が下に行ってしまったり、よそ見をしてフラつく子も…。

「顔を上げてぇ~、そうそうその調子!

行こうとしている方向を見るとバイクがちゃんと進むでしょ。

「じゃぁこっちまで来てみて!」

「はい、そうそう、うまくなってるねぇ、いいよぉ~!」

先生も汗をかきかき走りながら、子どもたちにコツを伝えていきます。

それでも自信なさげな子にはタンデム教習で、


操作のタイミングなどをわかりやすく教えておられ、この子もすっかり上手くなりました。

大人の講習の場合は、ライダー各々が持っている「日ごろの癖」を消しながらの教習になることが多くて教える方も教わる方も大変です。

しかし、子どもたちにはもともとの吸収力があり、日ごろの癖がないため、打てば響くのが傍で見ていても面白いですね。

先生もそれが楽しくて仕方ないというご様子、スマイルも特盛です。

大人の講習の時も先生は最後に一人ずつ感想をお聞きになるのですが、


どの子も「たのしかったぁ~!」と自信満々のビックスマイル。

先生もハイタッチで応えます。

キッズバイクスクールの見どころはココ

「肩の力を抜くと楽に走れるよ!」

足はバイクが止まってから地面につこうね!」

わが娘も指導員さんにつきっきりのご指導を賜りました。

そんなわが娘の指導効果を動画にまとめてみましたので、ちょっと見てみてください。

 

動画の最初の方では、わが娘もまだまだ危なっかしいのですが、途中柏先生にご指導いただいた点を自分の中ではんすうしたようで、徐々にコツを飲み込んでいきす。

これを先生がしっかり見ながら、できたところを褒めて下さったことが娘の自身につながったようです。

おかげさまで後半は

  • 自信たっぷりにアクセルを開けて発進。
  • リア→フロントの順にブレーキをかけて原則・停止。
  • バイクが止まってから足を出す

という基本が自然にできるようになっていました。

子どもたちは与えられた課題を素直に受け止め、励まされなることで自己肯定感を深めていき、自分なりに工夫しながら「技」として体得していく。

バイクそのものも、無理な力を与えると転倒してしまうものですが、それは子どもも同じ。

セルフステアを活かすように子どもに無理強いをせず、アクセルのように褒め、支え処でしっかりブレーキをかける。

今回はこのプロセスを見たことで、親として改めて大変勉強になりました。

日常に活かせる安全知識・そして技術

メインの講習では、子どもたちがバイクに乗りながら、まず運転者の立場での「適切な加減」を体得しました。

もちろんこれは、子どもたちが将来車やバイク乗ることを選んだ時に役立ててもらえる知識になります。

ただ、今回のスクールは、バイクに乗ることだけを目的としたものではありません。

主にこれは危険を避けるための知識を学び、日常の中に行かせる技術として習得することがこの講習のゴールです。

自動化が進んでも人間は気を抜けない

この日の鴨居自動車学校には、ホンダが新たに始めたカーシェアシステム

「Every GO」のPRを兼ねた自動ブレーキ装着者の体験コーナーがありました。

運転はホンダのスタッフの方が担当されていましたが、後席には子どもを乗せ、助手席に保護者が乗っての体験。

20~30km/h程の速度ですが自動ブレーキの作動を通して、

  • 同乗者として親子でなぜシートベルトやチャイルドシートが必要なのか?
  • なぜ子どもは後席に乗るべきなのか?

を確認しました。

さらに、車の自動化が進む中にあっても、作動が100%でないことも伝えられ、

「運転者としても歩行者としても、人間が常に気を付けているべきなのは変わらない」

ということを実感する有意義なコーナーでした。

歩行者としての安全技術を習得

「交通安全」というとほとんどの人が「知っている」と答えるのですが、実はちゃんとした知識をもって対処できる人というのは驚くほど少ないのだそうです。

講習の最後はバイクを降りて、交差点での安全技術を学びます。

歩道では縁石の奥で退避を

例えばみんなは、交差点で立っている。

でもそこにブレーキの壊れた車やバイクが突っ込んで来るかもしれない。

そうでなくても下手な車が巻き込んでくるかもしれないし、スマホ片手に持った自転車が来るかもしれない。

実際にそういう悲しい事故が数多く起きているんだ。

だから交差点では、歩道のヘリにいるのは危ない。

みんなは歩道のヘリから車の幅一台分くらい離れたところに立っていて、何かあったらすぐによけられるようにしておくことを忘れないでね。

左右確認の意味って知ってる?

車が止まっている、でも歩道と車の隙間をバイクがすり抜けてくるかもしれない。

保護者の方も運転をするときは、そういった意味で交差点では巻き込み防止を図って、車を縁石から50cmくらいに寄せてあげてくださいね。

別の方向から曲がってくる車やバイクはいないかな?

それからこの白い車の右側を無理やり追い越してくる車やバイクがいるかもしれない。

とにかくいつも通る道の上には、ルールを守らない人や車もいるし、自動運転の社会になってもその車が壊れていたら絶対止まるとは限らないよね。

交差点で「気を付ける」というのは実際にはこういうことなんだ。

いつも言われている「手を上げて左右を見ながら渡る」というのが、何のためで、どうすればいいわかったかな?

とにかく、皆さんは「交通安全を知っている人」ではなくて、「交通安全ができる人」になってください。

先生はその言葉に力を込めて、今回のキッズライダースクールを締めくくられました。

まとめ

「子どもをバイクに乗せる」と言ったら、「安全・安心の世の中でなんとバカな親か」と言う人もいるかもしれませんね。

しかし、危険は常に私たちの傍らに身を潜めているものなのに、子どもたちにそれを全くないもののように見せることは間違っていると筆者は思います。

近年ようやく全廃を見るに至った「3ない運動」が、結局は高校生の自転車事故増加や、高い水準を保った若年層の運転者死亡率に対して殆ど盲目だったのが良い例でしょう。

それは結局、人任せのアンゼン・アンシンで、いざ危険や不安を感じた時に、キレたり訴えたりするだけの人を増殖させたに過ぎないのかもしれません。

事実、子どもたちは今後ではなく今も交通社会の一員です。

何をすると危険で、何をすると安全なのか?

これについて知っているだけでなく、子どもなりに判断できて対処できる知恵。

幼少期からこれを永続的に育てていくことは、「人や物への思いやり」と「適格な判断力」を養い、危険との距離のおき方や付き合い方を体得した安全な自立へと導くことになります。

今回の柏先生のキッズライダースクールを通して考えさせられたのは、物事を突き詰めて考えてそれをわかりやすく子どもたちに伝えていくことの大切さ。

子どもたちに大切なことを伝えるとき、大人はどうすればいいのかを柏先生は背中で見せてくれていたような気がしました。

お知らせ

今回会場となった鴨居自動車学校では、勤め帰り等に教習車を借りて気軽に参加できる「柏秀樹先生のイブニングレッスン」も開催されています。

そのほかにも、オフロード・オンロードそしてサーキットや林道など、幅広い走行スチュエーションに役立つ講座をバリエーション豊富にご用意なさっています。

皆さんもぜひキッズライダースクールをはじめ、柏先生の色々な講座に参加してみてください。

鴨居自動車学校のトイレにも書いてありましたが…

「一歩踏み出せば何かが変わるスピードよりもコントロール」

詳しくは、柏秀樹ライディングスクール(K・R・S)までお問い合わせください。




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