モーターサイクル技術 ライドバイワイヤとは何か ― バイクの「電子制御スロットル」が変えたエンジンとの会話 10年前のバイクと最新のバイクで、何が一番大きく変わったか ― そう聞かれて多くの整備士が挙げるのが「スロットルケーブルが消えた」ことです。アクセルとエンジンをつないでいた金属ワイヤが、いつの間にか電気信号と電動モーターに置き換わっていた。これが「ライドバイワイヤ(RBW)」、または「スロットルバイワイヤ」「電子制御ス...
モーターサイクル技術 パラレルツインが今、各メーカーで主流になった理由 ― 270度クランクの何が画期的か 2010年代後半から2020年代にかけて、バイクの中型〜大型クラスで起きた静かな潮流があります。「並列2気筒(パラレルツイン)」エンジンの大量採用です。Yamaha MT-07、Kawasaki Ninja 650、Honda CB500X、Aprilia RS660、KTM 790、Triumph Trident 6...
モーターサイクル技術 バイクのABSは「効かせない」技術へ ― コーナリングABSの賢さを技術視点で解説 「ABS」と聞くと、急ブレーキでホイールがロックしないようにする装置 ― そんなイメージが大半だと思います。間違ってはいません。ただし現代のバイクのABSは、もう「ロックさせない」だけの装備ではなくなっています。むしろ 「効きすぎないように制御する」側にも進化していて、状況に応じて「どこまで効かせるか」を瞬時に判断する...
モーターサイクル技術 空冷エンジンが現代でも生き残る理由 ― 規制と趣味性のせめぎ合い、2026年の現在地 水冷化の波が押し寄せ、排ガス規制が年々厳しくなる現代のバイク市場 ― それでも、不思議なことに「空冷エンジン」を積んだバイクは完全には消えていません。むしろ「あえて空冷を選ぶ」モデルが、ある種の文化として根強く支持され続けています。 なぜなのでしょうか。空冷は技術的に劣っているはずなのに、なぜ滅びないのか。今回はこの問...
モーターサイクル技術 バイクのトラクションコントロールはどこまで進化したか ― IMU が変えた制御の世界 10年前のバイク雑誌で「トラクションコントロール(TCS)」と書いてあれば、それは「リッタークラスのトップスポーツに付く特別装備」でした。それが今やミドルクラスにも標準で降りてきて、しかも内容は当時とはまるで別物になっています。間に何が起きたか ― ひとことで言えば、「6軸IMU」というセンサーが車体に乗ったからです。...
モーターサイクル技術 単気筒・2気筒・4気筒、振動と鼓動の物理 ― なぜ270度クランクが現代の主流になったのか 「単気筒のドコドコ感がたまらない」「2気筒のドドドという鼓動がいい」「4気筒の甲高い咆哮が至高」 ― バイク乗りの間で、エンジンの「鼓動感」や「サウンド」は永遠の話題です。でも、その違いはいったいどこから来ているのでしょうか。 今回は、単気筒・2気筒・4気筒それぞれの鼓動と振動を、クランクの角度と爆発の間隔という物理の...
モーターサイクル技術 スリッパークラッチは何を「滑らせて」いるのか ― バックトルクの正体とアシスト機能の合わせ技 カタログの装備欄に「アシスト&スリッパークラッチ」の文字を見かけることが増えました。250cc クラスにも降りてきて、もはや上位グレードだけの特別装備ではありません。でも、この「スリッパー(滑らせる)」とは、いったい何を滑らせているのでしょうか。 今回はスリッパークラッチの仕組みを、「バックトルク」というキーワードを軸...
モーターサイクル技術 バイクの「可変バルブ」技術まとめ ― VTEC、デスモドロミック、VVA は何がどう違うのか バイク雑誌や試乗記で「VTEC」「デスモ」「VVA」という言葉に出会って、なんとなく分かったような分からないような気持ちで読み流したことはありませんか。これらはすべてバイクのバルブ機構に関する技術ですが、目指している方向はそれぞれ微妙に違います。 今回はバイクの代表的な3つのバルブ機構 ― Honda の VTEC、D...
KAWASAKI KAWASAKIカワサキ4気筒zx-4r Kawasaki(カワサキ) ZX-4Rを400cc4気筒スポーツとして開発中⁉ ZX-25Rに続き中型免許で乗れる4気筒スポーツモデルが登場するのか⁉ まさかリリースされないだろう、という噂を覆し世界中のバイクファンを驚かせたカワサキ Ninja ZX-25R。 扱いやすい250ccながらスクリーマーサウンドたっぷりで乗っていて楽しいモデルです。 今回はデザイン予測ではなく、川崎重工...
HARLEY DAVIDSON スーパーチャージャーハーレーダビットソン Harley Davidson(ハーレー) スーパーチャージャーエンジンを開発中⁉ 伝統のハーレーも電動化の次はスーパーチャージャーエンジン開発か⁉ 伝統的なブランドが時代の流れに合わせて変わっていかなければいけない領域を作るのはよくある話です。 ハーレーにおいても伝統的なVツインのエンジンを搭載したアメリカンクルーザーモデルを作りながら、電動化や電子制御の導入やコネクテッドをどこまで追...
KAWASAKI KAWASAKIカワサキ電動シフター Kawasaki(カワサキ)が電動シフターを開発中! じわじわと適用が広がっているオートシフターにカワサキも参入⁉ カワサキが電動シフターの技術特許を申請していることが明らかになりました。 特許図に使われている車両はNinja1000 SXですね。 特許図のベース車両というのは技術開発車そのものであり、その技術が量産適用される一番早いモデルではないことも多々...
モーターサイクル技術 ミシュラン後進装置リバースバック MICHELIN(ミシュラン)がバイク用の後進装置を開発中! 実はすでにある後進装置・バックギア付きのバイク 傾斜が付いた場所に駐輪した時、さらにその場所の足場がとても悪い時、 「バイクが後ろに進めたらなぁ」 と考えることは誰しも経験がありますよね。 重いバイクになればなるほど、その苦しみも大きくなるもので、巨大なバイクと言って思い浮かぶHonda(ホンダ)のゴールドウイングやハ...
HONDA バイクHONDAホンダライダー Honda(ホンダ)がライダーの脳波から意思を認識するバイクを研究中! // 思い通りにライディングしたいと思ったことありますよね? できるようになります! 「ここの難しいコーナーをもっとイメージした通りに走り抜けたい」 「自分の意図しない挙動を出してしまった」 ライダーであればこんな経験を一度はしているはず。 昔から人馬一体と言われているようにバイクは四輪よりも良いライダーと車両の一体感...
BMW bmwクルーズコントロールK1600GT BMWレーダー式アダプティブクルーズコントロールを公開! // DUCATI? KTM? いや、レーダー式アダプティブクルーズコントロールはBMWが先出しの模様。 これまでもDUCATIやKTMがBOSCHの二輪用アダプティブクルーズコントロールシステムを搭載したテスト車両を走らせていました。 https://www.rock-tune.com/2019/09/07/...
BMW bmw2020s1000rrスーパーチャージャー BMW S1000RRのハイパフォーマンスモデルM1000RRを開発か⁉ // BMWのスーパースポーツがさらに突き抜けるのか!? BMWのスーパースポーツモデルS1000RR。 登場するまでは直4のスーパースポーツは日本国内メーカーの独壇場でした。 DUCATIが当時はV2のスーパースポーツを持っていたいたものの、Honda CBR1000RR、Yamaha YZF-R1、Suzuki...
HONDA HONDAホンダ特許パテント Honda(ホンダ)が一風変わったサイドスタンドの特許を申請 // パテント(特許)も色々なものがあります。 パテント(特許)の情報を追いかけていると新車の情報が分かってきたり、各企業の最新の研究内容が分かったりします。 例えば、Honda(ホンダ)のCBR1000RR-Rのウイングレット構造も特許図からわかってきた部分がありました。 https://www.rock-tu...
HONDA HONDAホンダウイングレット空力 Honda(ホンダ) 新たな空力デバイス テールカウルの特許を申請! ホンダがまたしても興味深い空力デバイスのパテント(特許)を出しています。 MOTO GPマシンの空力デバイス合戦から波及し、量産スーパースポーツモデルにもひと昔前と比較すると考えられないくらいの空力デバイスが装着されています。 MOTO GPでも市販車でも空力デバイスの投入に積極的だったDUCATI(ドカティ)。 ht...
BMW bmw特許充電 BMWサイドスタンドからバッテリーを充電する特許がかなり秀逸! // なんとサイドスタンドを利用した誘導式充電特許が登場! バイクと言えば、エンジンそのものが車両の魅力になりうる乗り物。 しかし昨今の環境意識の高まりもあり、電動バイクは今後ますます市場に投入されていくものと考えられています。 そんな近い将来を見据えて、各メーカーは電動車両系の特許を取得しまくっているというのが...
HONDA 新型CBR1000RRCBR1000RRR 2020年 新型CBR1000RRのウイングレット構造が明らかに! // 新型CBR1000RR-Rの最新情報はこちら! ついに来ました! スペックや価格などの情報は随時更新中! https://www.rock-tune.com/2019/11/05/22957 発表間近のCBR1000RR(もしくはRRR)ウイングレットのパテントが公開されました。 2019年の新車シーズンにおいて...
HONDA HONDAホンダアフリカツインafricatwin Honda(ホンダ) ヘッドアップディスプレイの特許公開!! // 車では適用が進んできたHUD(ヘッドアップディスプレイ)がバイクにも来る!? これまでも四輪の世界では適用が進んでいたHUD(ヘッドアップディスプレイ)。 二輪ではヘルメットに付加するパターンがいくつか見られていました。 https://www.rock-tune.com/2018/12/27/15425...
KAWASAKI KAWASAKIカワサキj concept Kawasaki(カワサキ) 驚きの近未来バイクを開発中!? // 硬派なイメージのカワサキがとんでもない特許を出しています。 昔から漢or男 カワサキとはよく言われたもので、カワサキのバイクと言えば硬派で男らしいイメージが付いていたものです。 いまでもスクーターや小排気量のラインナップはほとんどなく、イメージを貫いていますよね。 もちろん保守的かと言われればそんなことは...
KAWASAKI KAWASAKIカワサキスーパーチャージャーZ Kawasaki(カワサキ) スーパーチャージャー搭載の”Z”公開間近か!? // カワサキがスーパーチャージャー”Z”のティザーを公開! 以前から、 ・H2のネイキッド、ストリートファイターが出るのでは!? https://www.rock-tune.com/2015/03/13/2000 ・ネオレトロなルックスなのにスーパーチャージャーモデルが出るのでは!? https://www.rock...
YAMAHA 20192020zx-25rYZF-R25/3 ヤマハは3気筒 250cc で ZX-25R に対抗するのか ― 予想と、その後の現実 4気筒復活にヤマハが3気筒で待ったをかける? ここへ来て4気筒250cc再販の話題が盛り上がってますねぇ。 https://www.rock-tune.com/2020/07/17/24732 https://www.rock-tune.com/2020/06/02/24501 上記の記事で取り上げた通り、その先陣を切...
MOTO GP YAMAHAヤマハR1yzf Yamaha(ヤマハ) MOTO GPマシンで続々新機構搭載!YZF-R1にも適用なるか? // MOTO GPの技術を市販車にも適用して欲しい! 日々進化するレースの世界。 最近のMOTO GPで特に変化が大きいのがウイングレットです。 特にDUCATIが積極的にウイングレットの採用に積極的でした。 市販車のPanigale(パニガーレ)にも搭載されています。 今後はDUCATI以外のメーカーでも特にスーパ...