これは愉快!バイクに乗れなくてもライディング気分を味わえるアプリ
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乗れないとき、テルテル坊主より癒してくれるアプリ

「さていよいよバイクに乗れるぞ!」と思う日に限って雨。

ってありますよねぇ。

しかも、注意報級の雨になるという予報も?

無理して出かけるのも何だかみたいで、こんな時はなんともやり切れません。

「この日を楽しみにつらい仕事に耐えてきたのに…。」

返す返す残念ですよね。

そう思って何気にスマホをいじっていたら、そんなモヤモヤをちょっとだけ和らげてくれそうなアプリが紹介されているのをみつけましたよ。

それは、ヤマハの公式ツイッターアカウントで紹介されていたこのアプリ。

その名も「Ride YAMAHA」です。

このアプリには、ヤマハのいろいろなバイクのエクゾースト音が収蔵されていて、アクセルをリアルに握っているような感覚で、それぞれのバイクの加速音を愉しめるんです。

今回はこのアプリをいろいろと遊んでみたいと思います。

「Ride YAMAHA」はこんなアプリ

このアプリに収蔵されているバイクは以下の8車種。

かなりバラエティーに富んだラインアップですね。

操作方法は、まずスマホを水平状態にしてマシンを選択。


すると、エンジンの起動音ががしてアイドリングが始まります。

充分暖気?は要らないので、スマホを水平状態から手前に起こすとアクセルオン、戻せばアクセルオフになります。


既にこれだけでも結構楽しくなってきます。


その状態からスマホを左に振ると1速に。


そこからスマホを手前に傾けていくと、バーチャルに加速して行きます。


アクセルを戻すように、手前に傾けたスマホを戻しながらスナップさせると2速へシフトアップ。

グイッとスマホを起こせばさらに加速するというわけです。

そして、スマホを左に振ればシフトダウン。

エンジンブレーキがかかる感じがこれまた楽しい。

雨で乗れないモヤモヤも、これで少し和らぎますね。

実車の音と比べてみた

「Ride YAMAHA」を起動させると、最初に出てくるのがMT-10とYZF-R25の2台。


とりあえず、うちにMT-10spのがあるので、まずはMT-10を選んでみたいと思います。

とその前に、実車が奏でるクロスプレーンカムシャフトのサウンドをお聞きいただきましょう。

ちょっとこの音、よく覚えておいてくださいね。

そして「Ride YAMAHA」上のMT-10の音がこちら。
※目をつぶってよーく聞いてみてください。

いかがでしょう?

オーナーとして思いますが、これは相当リアルに造り込まれたものだと思いますね。

まず、アイドリングの音もなかなかリアルなもので、安っぽく合成したような音ではないのが良くわかります。

しかも、アイドリング状態でアクセルを煽った時の「ツキ」の良さ。

これがアプリの中ではちゃんと表現されているんです。

さらに驚くのは、一速に入れて走り出したときのグッと太いトルク感とそれと共に加速していく音。

ニュートラルでアクセルを煽った時とはちゃんと違う音になっているんですよね。

目をつぶっていたら、これでしばらく遊んでいられますよ。(笑)

その他の車種のサウンドも秀逸な再現が

ちょっとネタバレになってしまうので、そのほかの車種についてはあえて動画をつけません。

しかし、どれもやっぱりよくできていて、その演出もなかなか憎いものがありますよ。

この車種なら幅広い年代に遊んでもらえそう

例えば、YZF-R25は、


判りますか?

MT-10の画面とは、ちゃんとグリップが違うんです。


ちなみにこれが実車のグリップ(20019年型)ですが、本当にこうなっているんですよ。

サウンドの方も180°クランクが「トㇽㇽㇽㇽ」と軽快に回っていく様や、上の回転域まで引っ張れるおいしい感じが良く表現されていると思います。

同じように、


XSR900やボルトでも、

画面上に純正グリップが再現されていて、

XSR900では、3気筒のあの甲高い音、BOLTでは重厚感のある音が見事に再現されています。

オーナーさんはもちろん、これからこれらの車種の購入を検討されている方なども楽しめるのではないかと思います。

キックの2車種が面白い

収蔵されている市販車で面白いのはこの2台。

他の車種ですと、画面で車種を選択すると同時にスターター音がするんですが、


RZではちゃんとキックする音がします。


画面上にはオリジナルのグリップはもちろん、アイドリング音も2スト独特のパラパラとばらつきのある感じも再現されていていますね。

そして、アクセル(スマホ)をひねっていくと、2ストロークのあの軽いふけ上りと甲高いエクゾーストノートを味わうことができます。

しかも、パワーバンドまで引っ張って回す感じがしっかりと表現できているんです。

2ストを知らない世代が普通になってきている現代。

これは若い人に遊んでほしいですね。

あの「儀式」をバーチャルに体験?

またSRの場合も、

SRを選択すると、ちょうどキックを振り下ろして、ガーっとエンジンが回りだすところの音からスタート。


SRにとっては「儀式」とも呼べる、あのキックスターターの音と共に、「トトトトトッ」という鼓動感も結構忠実に再現されています。

もちろん、実車のグリップも、


このように

ちゃんと画面上で再現されていています。

目をつぶってギアをいれてアクセルを開けていくと、(スマホを左にスナップして手前に傾けると)操作感たっぷりの実車の豊かな乗り味が、ちゃんと頭の中に広がっていく。

これはたまりませんね。

普段乗れないあのマシンも楽しめる

ここまででお分かりのように、RIDE YAMAHAでは各マシンの特長が非常に良く再現されているわけですね。

そんな中、なんといってもYZ450Fのほか、YZR-M1というレーシングマシンの操作感を垣間見れるのはRide YAMAHAならでは。

ダートを蹴散らして加速する「あの感じ」をバーチャルに体験できる!


まず、YZ450Fですが、これは市販モトクロッサー。

市販とはいえ、ナンバー取得不可のモデルですから、トランポなどを持っている人でないと、この音ってなかなか聞けないと思います。

ちなみにこのYZ450Fは、ヤマハの公道市販車にはないフロント吸気FI。


つまり後方排気エンジンなんです。

そう聞くとこの音、聞いてみたくなりますでしょ?


実車は、リチウムイオンバッテリーを電源とするセルモーターで始動。


その独特の音と共に、ものすごく軽いふけ上がりも再現されています。

ギアを入れて走り出すのですが、オフロードでリアホイールを暴れさせながら加速していく感じが面白いですね。

なので、ハンドルが振られるのを抑えるように、スマホを振ってみると、これがまた余計にリアルになって面白いんですよ。

いやぁ、おかげで実車で遊んでみたくなりました。

そのうち、いわき市のモトスポーツランドしどきでYZ450Fをレンタルして遊んでみますかね。(笑)

1台約3億円のマシンのアクセルを煽りまくる

さて、ここまでの車両が相当リアルに再現されているわけですから、GPマシンであるYZR-M1 がどんな感じなのか?

っちょっと垣間見てみましょうか。

ちなみに私は以前、どこかのショーでYZR-M1に跨らせてもらったことがあります。


その時、跨る人の列の前で係りの人が、

「え~皆さん!このマシンは一台約3億円のマシンです。
傷がつかないよう跨る前には、ベルト等の金属類を外してください!」

と叫んでいたのを覚えています。

でも、跨ってもエンジン音は聞けませんでしたから、これは気になりますね。

YZR-M1を選択すると、外部スターターのキュイーンキュイーンという音が。


見てください、このグリップ。

実車と同様にステンレスワイヤーでワイヤリングされたこの雰囲気がちゃんと再現されています。

サウンドの方はと言うと、「ヴぁうヴぁう!」とクロスプレーン独特の低くこもった音。

面白いのは、アクセル開度というか、スマホを傾ける角度に敏感に反応することですね。

この辺がやっぱりいかにもGPマシンといったところ。

ギアを入れると「ごぅわぁぁぁ!」と鋭く加速していく感じが味わえます。

これは是非、GPのオンボード動画の音を消して、このアプリでロッシになり切っていただきたいですね。

まとめ

今回はヤマハのスマホアプリ「Ride YAMAHA」をご紹介しました。


i-phoneの方はこちら


アンドロイドの方はこちらからダウンロードが可能です。

探してみると、バイクのエクゾースト音が聞けるアプリはほかにもいくつかあるようです。

しかし、こうして各マシンの特長がしっかりと反映された形で再現されているのはRide YAMAHAならではですね。

なにより、操作感を楽しめるのは面白いですし、音質的にもさすがヤマハと言う感じです。

この稿を書いているのは梅雨のはじめ。

外には今にも泣きだしそうな重々しい雲に覆われています。

このアプリは単体でも十分に楽しめますが、YZR-M1の音のご紹介しましたように、映像と組み合わせてみたりすると楽しいでしょうね。

はたまた、土砂降りの日にガレージの中で実車にまたがって?

そこまでするとさすがにシュールですが、何かと癒してくれるのは確かです。

皆さんもぜひ、お試しになってはいかがでしょうか?




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