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今年はドドーンと19コースを設定

2019年4月12日、NEXCO本社から今年のETCツーリングプラン〔以下TP〕実施概要を伝えるプレスリリースがありました。

先日「今年の実施も確定的」とお伝えしたわけですが、やはり改元10連休前に来ましたねぇ。

かねてからの噂通り、新たなにエリアが拡大され、昨年よりもバリエーション豊かな、全国19コースが用意されました。

今年のTPは2019年4月26日(金)~2019年11月30日(土)まで実施されます。
※ 北海道2コースは~2019年10月31日(金)まで。

今回は昨年のTPと比較しながら、今年のTPの内容を見ていきたいと思います。

ETCツーリングプラン2019 各エリアの内容は?

2017年は首都圏だけの実施でしたが、2018年の実施ではエリアを東北~九州まで拡大。

さらに今回は、北海道と四国を新たに加え、コースに見直しが加えられているのが特長です。

北海道エリア

新たに加わった北海道エリア。


設定されたのはご覧の2コースで、料金は下記の通りとなります。

コース名 利用期間 プラン料金
(8%税込)
お申し込み先
①道南・道北コース 3日間 6,000円 NEXCO東日本
公式WEBサイト
「ドラ割」
②道南・道東コース 3日間

北海道は、道南・道央・道東・道北のそれぞれのエリアをじっくり見て回るパターンもありですが、この4エリアを組み合わせてうまく周りたいという人も少なくないですよね。

このエリア設定を見ると、道南・道央であれば、2つのコースが重なっているので、どちらを予約しても影響はないものと思います。

ただ、コースが2択なので、女満別→根室→網走→宗谷岬まで、オホーツク海沿岸を回るようなコースだと、厳しいですね。

例えばこんな風に↑猛烈に走る若者もいるわけですし…(笑)

また、あの広ーい北海道ですから、やはりもう500円足してでも、全道共通で4~5日くらいは欲しい気もします。

物足りなさを埋める類似のドラ割商品

実は、同じNEXCOのドラ割商品で「北海道観光ふりーぱす」というのがあるのをご存知でしょうか?


こちらは全道乗り降り自由で、下記のいづれかの航路を使うことを前提としたプラン。


軽自動車等の料金は3日間で6300円~〔フェリー代は別〕で、フェリー料金割引も適用されるプランとなっています。

ただ、このプランの場合、バイクを「車両」とするか「特殊手荷物」として扱うかがフェリー会社それぞれの規定によって異なるため、2輪のみフェリーの割引が適応されない航路もあるのが難点です。

ちょっと難解なのですが、そのあたりは上記記事にまとめてあります。

なので、TPを使う場合と、北海道観光ふりーぱすを使う場合とを計画したうえで比較し、うまく選んでいく方が良いのかもしれませんね。

今回、TPの北海道コース策定にはフェリーとの組み合わせも検討されたと聞いています。

恐らくその辺の調整が難しかったのではないかと推察するのですが、やはり今後は「北海道観光ふりーぱす」の2輪の規定をうまく統合して、TPに組み込んでほしいというのが正直な感想です。

首都圏・東北エリア

首都圏・東北エリアは昨年よりもエリアが広がって、内容もかなり見直しが図られています。

こちら↓が今回の「首都圏・東北コース」です。

料金は以下の通り。

コース名 利用期間 プラン料金
(8%税込)
お申し込み先
関越道・上信越道コース 3日間 5,000円 NEXCO東日本
公式WEBサイト
「ドラ割」
東北道・常磐道コース 3日間 7,500円
東関東道・館山道コース 2日間 2,500円
東名・中央道・中部横断道コースミニ 2日間 3,000円 NEXCO中日本
公式WEBサイト
「速旅」
東名・中央道・中部横断道コースワイド 2日間 4,000円

昨年同様、このエリアの申し込み先が、NEXCO東日本と中日本に分かれているので注意が必要です。

この表を見て「おや?」と思われた方、ちょっと待っててくださいね、「それ」後で言いますから。

関越道・上信越道コース

昨年は中央道と一緒のコースだったのですが、今回中央道は東名・中央道コースワイドに組み入れられ、関越・上信越道は独立した形になりました。

しかし、昨年より上信越エリアが更科より奥まで広がっているので、このあたりのおそばや山菜を頂きながら山々をめぐるのが楽しくなりそうです。

東北道・常磐道コース

昨年の「東北道・常磐道・磐越道コース」のTPエリア北限は「相馬」か「福島飯坂」でしたが、石巻に近い「鳴瀬奥松島」まで広がっています。

実は昨年、上記の記事作成にあたり、NEXCO東日本の広報さんに、我々の目的地最寄りのIC「鳴瀬奥松島」まで、東北道・常磐道をどう利用すれば安く行けるのかを何度も何度も問い合わせて確認させていただきました。

「ひょっとしてあの話で、こうなったの?」

と勝手に喜んでいるわけですが、まさかねぇ。

割高感はこのドラぷら商品でカバー

昨年、このコースは3日間で5,000円。


↑2018年のTP

例えば相馬から昨年エリア外だった鳴瀬奥松島まで、軽自動車等ETC土日料金で1,620円(片道)なので、往復3,240円です。
(※ドラぷらにて土曜日に相馬→鳴瀬奥松島へ午前9:30到着で検索)
(※平日この区間の軽自動車等ETC通常料金は2,650円なので、往復5,300円⁺5,000円=10,300円)

つまりこの区間はTPとの併用で8,240円でしたから、去年より土日の場合は740円は安くなったわけです。
(※平日なら昨年より2,800円お得)

ただし…。

料金表でお気づきの方、お待たせしました、ココです!

都内から「鳴瀬奥松島」までをフルに使う人にはうれしいコース設定ですが、去年までのエリアにもう一度行こうという人には、2,500円の値上げになるんです。

「じゃあ、ここをどうカバーするか?」

それを考えてみました。

実は東北にはTPの他に、

「東北観光フリープラン」

というETC車対象のドラ割商品があるのをご存知でしょうか?

このドラ割には下記の4タイプがあり、東北6県の高速を全線を網羅。

しかも2日間・3日間の期間を選べるようになっています。
基本は週末用のプランなので、週末金曜日→月曜日が利用可能日。)

このドラ割には下記のようなタイプがあり、軽自動車等の料金はそれぞれ下記の通り。

  2日間 3日間
東北6県周遊プラン 6,000円 8,000円

  2日間 3日間
北東北周遊プラン 5,500円 7,000円

  2日間 3日間
南東北周遊プラン 4,500円 6,000円

  2日間 3日間
東北中央道開通記念プラン 3,000円 3,900円

東北にお住いの首都圏に向かわれないライダーの皆さんならば、こちらの方が良いですね。

また、これらのプランの利用についても昨年NEXCO東日本に確認しましたが、TPとの併用も可能だそうです。

なので、TPエリアより以北とうまく組み合わせるなど、うまく使えば他にもメリットがあるかもしれません。

東関東道・館山道コース

昨年このエリアは、千葉だけでなく圏央道と連動したコースでしたが、今回は縮小し、房総半島により焦点を絞ったような形になりました。

茨城から房総に入りたい人や、千葉から筑波方面に抜けるライダーにはやや残念かもしれません。

しかし、アクアラインを含み2,500円なので、房総半島を思い切り楽しむにはなかなかの内容だと思います。

東名・中央道コース「ミニ」「ワイド」

「東名・中央道・中部横断道コースミニ」は昨年の「東名・中央道コース」とほぼ同じ。

これは箱根や静岡方面を周遊するのにいいですね。

昨年は長野と東海エリアは別エリアでしたが、今回は「東名・中央道・中部横断道コースワイド」を使って松本まで行けるようになり、うまく使えばかなり充実したツーリングができそうです。

先述の東北が一括りに高めの料金設定なので、このように距離によって「ミニ」・「ワイド」を選べる配慮はうれしいですね。

中京エリア

下記は2018のTP-東海・近畿エリアです。

ETCツーリングプラン2018-東海・近畿

昨年の中京エリアは3コース。

一つ一つのコースに重なるところが少なく、SNS上でも「エリアがバラバラで使いずらい」といった意見がありました。

下が今年のTP-東海・近畿エリアです。


比較すると明らかですが、今回は新たに「中央道・東海北陸道コース」が設けられたほか、「東海北陸道・北陸道コース」「伊勢道コース」に重複区間が設けらたのが特長。

北陸に範囲を広げ、かなり良くなった印象です。

これは恐らく、前回の不評を踏まえてのことでしょう。

さらに目玉となるのは「東名・中央道コース」。

昨年東西のエリアに分断されてしまっていた東名・新東名は中央道と合わせてまるっと周遊できるようになったのは凄いですね。

料金については以下の通りになります。

コース名 利用期間 プラン料金(8%税込) お申し込み先
東海北陸道・北陸道コース 3日間  5,000円 NEXCO中日本
公式WEBサイト
「速旅」
伊勢道コース 2日間  3,000円
「東名・中央道コース」 3日間 5,000円
中央道・東海北陸道コース 2日間  2,500円

今年は8月に山梨県でバイクラブフォーラム(BLF)が開催されることもあって、このコースはかなり楽しそうです。

関西エリア

昨年の関西に関しても、SNS上には中京エリア同様、

「エリア跨ぎが多くて使いづらい」

という意見があった、2018年の関西エリア。

ETCツーリングプラン2018-関西

2019年の関西はエリアも広がり、難点とされた部分に改良が見られます。

一番の違いは、中国道・山陰道・播但道コースとなって西にエリアが大きく広がったこと。

また、重複区間を広げて都市部からのアクセスを良くしていますね。

料金は下記の通り。

コース名 プラン料金 (8%税込) 利用期間 お申し込み先
名神・北陸道・京都縦貫道コース  3,500円 2日間 NEXCO西日本
公式WEBサイト
「みち旅」
中国道・山陽道・播但道コース 3,000円
阪和道コース 2,500円

京都・奈良三宮の三都を含み、琵琶湖・倉敷・紀伊半島をカバーするこのエリア。

四季折々に見どころが沢山あるので、うまく使いたいですね。

四国エリア

新たに新設された四国エリア。


東西2コースに分かれましたが、それぞれに海山の表情ある旅が期待できそうです。

料金は以下の通りになります。

コース名 利用期間 プラン料金
(8%税込)
お申し込み先
香川・徳島・高知コース 2日間 3,000円 NEXCO西日本
公式WEBサイト
「みち旅」
愛媛・高知コース 2日間

九州エリア

2018年は、下記のように三つのエリアに東西南北が分かれていた九州エリア。

ETCツーリングプラン2018-九州

 

2019年のTPでは南北のアクセスが良くなっています。

「熊本・宮崎・鹿児島コース」が福岡から九州の東西をつなぐようになったのが大きな違い。

これならかなり大きく回れそうです。

料金は以下の通り。

コース名 利用期間 プラン料金
(8%税込)
お申し込み先
熊本・佐賀・長崎コース 2日間 3,000円 NEXCO西日本
公式WEBサイト
「みち旅」
熊本・大分・福岡コース 2日間 3,000円
熊本・宮崎・鹿児島コース 3日間 4,500円

やっぱり平素の2輪料金適正化を!

確かに2~3日間、申し込みエリア内の高速道路を定額で乗り降り自由になるというのはありがたいサービス。

しかし、二輪業界はもとより、政界のバイク議連の先生方が「有料道路における2輪4輪料金分化」について行政やNEXCOと数年にわたって協議を重ねて来られている中。

昨年より、中距離区間で料金が上がってしまう場合の多いTPはいかがなものかと思います。

他のETCプランをご紹介したように、期間別に料金が設定されていたり、利用期間を選択できる上、エリアに制限が少ないプランが既に存在します。

しかし、『2輪専用』となると、利用者が利用期間やコースを選択する自由度が少なくなるのは疑問です。

二輪車ETC車載器購入助成キャンペーンもありがたいですが、前2年があって、「3度目の正直」の料金分化を期待していたのは私だけではないでしょう。

得を盾にシラっと通行料が上げられるのは初めてではない通行料。

仏の顔×3度。

次こそは、二輪専用料金設定をお願いしたですね。




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