大学生ライダー板倉の「I LOVE BIKE」vol.6 聖地ツーリングは最高!
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初めましての方へ

こんにちは!北海道で大学生をしながらライターをやっている板倉です。

I LOVE BIKEシリーズでは、僕がバイクにあこがれ続けながら昨年免許を取ってライダーになっていっった経緯や、様々な出会いと別れを経験したツーリング紀行をお話ししています。

前回は、日ごろSNSで繋がっている人たちと実際に顔を合わせてツーリングに出かけたお話をお伝えしました。

今回は、自分がバイク好きになったきっかけとなった「仮面ライダー」や、バイクの知識を付ける教材となったマンガ「ばくおん!!」等のロケ地ツーリングのお話をしていきますよ。

みなさんも一緒に行った気分になって、お楽しみください。

僕がライダーになったのは…

I LOVE BIKEシリーズも早いもので6話目。

私がバイク好きになったきっかけについては、このデビュー稿の中でもお話していました。

改めてお話しすると、動画サイトで配信されて仮面ライダーシリーズを「懐かしいなぁ」と思って眺めていたことがきっかけ。

ストーリーとともに、自分の好きな仮面ライダーのバイクに興味を持ち始め、これが今に至る僕のバイク好きの火種になったんです。

最初は底の登場するCBR1000RRXR250くらいしか分かりませんでしたね。

トライアルバイクを駆使したバイクアクションや特撮。


(参照元;PIXSABAY)

画面から噴き出る炎で、僕のバイク熱が一気に爆発したわけです。

え、サイクロン号…って何ですか?(笑)

とにかく様々な世代のライダーにとって、仮面ライダーは今もヒーロー。

仮面ライダーに憧れてバイクに乗りたいと思った方って、きっと僕だけではないと思います。

というわけで、まず今回1つ目のお話は、仮面ライダーロケ地ツーリングのお話です。

仮面ライダーにあやかるぞ!

それは僕が北海道から地元長野県・上田市に帰省しているときのこと。

せっかく本州にいるということもあって、東京周辺のロケ地を巡るツーリングを計画しました。

仮面ライダーオーズのトラットリア要(かなめ)へ

その中でまず最初は、埼玉県越谷市にあるトラットリア要というレストランに行ってみることにしました。

仮面ライダー1号・2号世代の諸先輩方に説明すると、このトラットリア要は「仮面ライダーオーズ」に「クエシス」というライダー役の主人公が居候先として登場する場所。


ナビによると、トラットリア要までは上田から片道5時間。

朝の7時に家を出発し、浅間山麓を駆け抜け、碓氷峠へ。

碓氷峠は鉄道の難所でも知られているのでご存知の方も多いでしょう。

ナビに従って碓氷バイパスを通ったので、本線よりはきつくありませんが、エンジンブレーキを使ってゆっくり下ったのを印象深く覚えています。

ちなみにこのとき峠の気温は14℃ですが、峠をひたすら東へ下ると、そこは「ためらわずにエアコンを!」とニュースが叫んでいた、あの厳しい酷暑の世界です。

道の駅で熱さをいなしながら、もはや暑さが観光コンテンツにもなっている熊谷を通りぬけ、なんとか正午にはトラットリア要に到着することができました。

トラットリア要はイタリアンレストラン。

学生の僕にはちょっと高級なお店でもあり、お一人様で入るのもどうかと思いましたが、ここまで来たら食べて行くしかない!

ちょっと奮発して初めてのイタリアンフルコース。

落ち着きのあるお店の雰囲気。

トラットリア要公式HPより

ゆったりとお料理を堪能することができました。

クウガはここに務めていたらしい

次に目指したのは「るぽ・コーヒーハウス(東京都清瀬市)」というカフェ。


外観もレンガ造り、おしゃれな感じで良いですよね。

ここは「仮面ライダークウガ」の主人公が務めていたという設定だったお店です。

越谷からここまで給油をしながら川越経由でカフェにたどり着きました。

大都市圏を避けてきたにもかかわらず、札幌よりはるかに多い車量に圧倒されながら15時にカフェ到着。


お店の定番メニュー、レアチーズケーキとコーヒーのセットがちょっと贅沢なおやつとなりました。

「お一人様」ということで、普段ならこういうところにめったに行かないのですが、「ソロツーリング」の中でこういうカフェでまったりする時間を設けるものも悪くはないですね。

とはいえ、実際は30分もいなかったので小休憩といったところ。

さすがに「家に帰るのが日を跨ぐ」というのは避けたいですからね。

食べ終えてSNSをチェックして、すぐに急いで再出発。

次は都内を目指します。

都内の仮面ライダースポットへ

次に目指すは神宮外苑いちょう並木。

みなさんご存知の場所かもしれませんね。

夏は緑で埋め尽くされ、暑さを癒し、秋にはいちょうの葉が色付き、黄色で埋め尽くされます。

そんな外苑のいちょう並木と仮面ライダーって何の関係あるの?

と、思われる方もおいでですよね。

ここは平成ライダーシリーズの中でも記憶に残る名シーン、「仮面ライダー剣(ブレイド)」の最終回に出てくるんですよ。


なんとなくなり切って登場したシーンを再現してみたり…。

このまま変身したくなったので、さらに別の仮面ライダースポット東京タワーなめの芝公園1丁目へ。


ここは「仮面ライダーカブト」に出てくる変幻自在」というカフェ前に佇んでみました。

この時、日没まであと2時間。

日付が変わるまでに長野の実家に帰ろうと焦りますが、平日の大都市圏はあいにくの大渋滞。

にもかかわらず、まるで魚のように渋滞の中を流れるように走っていくバイク便ライダーたちの多さに目を奪われました。

その流れを借りながら渋滞を抜け、最後の目的地、町田天満宮(東京・町田市)へ急ぎます。

ついでに、前から見てみたかったアニメのワンシーンへ


町田天満宮はアニメ「デート・ア・ライブ」のワンシーンで出てきた場所です。

実際に来てみると、アニメでしっかりと再現されているのだなと感心しながら、ここまで来られたことをうれしく思いました。

しかし、ゆっくりと見ている余裕がないのが悔しいところ。

残念は残念でしたが、まあ長野から日帰りで東京に行くなんて普通は考えませんので、これも仕方ないですね。

ここでとうとう日没を迎えてしまい、さらに家路を急ぎます。

ガス欠の恐怖も「お勉強」

町田から長野の上田まで下道で5時間。

県道47号を北上して国道20号へ合流。

真っ暗な相模湖畔を抜け、山梨県を横断。

ずっと音楽を流してくれていたインカムもバッテリーが切れ、途中からエンジン音だけが聞こえる夜道を走り続けます。

甲府市を通り過ぎると茅野まで夜営業しているガソリンスタンドは少なくて、ガス欠の心配にハラハラしながら走ることに。

というのも愛車レイ(HONDAXR230)のタンクはリザーブ含め8ℓしかないため、200~250㎞をめどに給油をしなければいけません。

しかも給油ランプがないためトリップメーターが頼みの綱。

甲府市内で入れておけばもう少し楽に帰れた気がします。

しかし、何事もお勉強。

この経験は以後のツーリングで大変いかされていくのでした。

やっとの思いで実家に着いたのは深夜0時ジャスト。

元々夏休みですから次の日に影響することはないのですが、みなさんも夜までかかるツーリングにはご注意くださいね。

まだまだ続く「聖地」ツーリング

ガス欠の恐怖にハラハラ怯えた帰宅から3日後。

それでもまだ走り足りず、僕は関東の山地ツーリングに出かけました。

vol.4でお伝えしていますが、本州に上陸後、最初のツーリング先は秩父でしたが、あいにくその時は目的地が定休日。

今回はそのリベンジも兼ねての秩父行きです。

バイクと鉄道が好きな僕。

途中、深谷市の中心駅、深谷駅に立ち寄りました。


ここは「魔法先生ネギま!」の舞台。

僕が小学生の時の旅行で来た思い出の地でもあります。

「ミニ東京駅」とも呼ばれるこのレンガ造りの外観は、夜にライトアップされると本当にきれいなんですよ。

この後に向かったのは「キッチンカフェ・クランボン」(埼玉県東松山市)。


ここは平成仮面ライダー作品の一つ、「仮面ライダーブレイド」でロケ地として使用されていたカフェなんです。

劇中では喫茶店「ハカランダとして登場していました。

登場人物の一人がここを拠点としてHONDAXR250に乗っていたので、同じXR乗りとしてこの写真を撮れたことがうれしかったです。

お店では、一番人気のパスタ・ペペロンチーノと、

1日20食限定のチーズケーキを注文。
ネットの写真で見たことはありましたが、実際の商品を目の前にすると、やはり感慨は大きいものですね。

パスタはモチモチとした食感が楽しくて、チーズケーキは添われているブルーベリージャムとのハーモニーが素晴らしかったです。

そして最後は、前回目当てにしながら「定休日」の文字に膝から砕け落ちた「大滝食堂」。

弁当箱がバイクのタンクの形をした「バイク弁当」が有名な定食屋さんですね。

ここは200万部を売ったというあの「ばくおん!!」に登場するところでもあります。

前日まで謎キャラの「来夢先輩(らいむせんぱい)」が来ていたと小耳にはさんできてみたのですが、さすがにこの日にはいなかったようで残念。

大滝食堂では「ばくおん!!コラボ」として、

販売しています。

この中で僕は「鈴乃木凛弁当」を購入。


スズキワークスのエクスターカラーのトリトンブルーに塗られた弁当箱。

この器は持ち帰りできるので、良い記念になります。

中身は豚から揚げ弁当。

帯広にある豚丼のようなタレのきいたおいしい豚から揚げでした。

時期によって販売している種類が違うようなので、シーズンごとに訪れて、コレクションしてみるというのもやってみたいものです。

山々を縫うように実家への帰路へ

大滝食堂を後にした僕は、群馬県を北上し、赤城山、榛名山と関東山地の山々を走り抜けました。

残念ながら赤城山では雲が被り、雲の中をひたすら走っていたので、頂上付近の赤城大沼でも写真が撮れないまま通過するだけに。

しかし、榛名山では雲も消え始め、傾き始めた陽が見えるようになり、


写真引用元;群馬県赤城山ポータルサイト

榛名湖畔で休憩したときにやっと写真を撮影することができました。


この時は風もほとんどなく、湖面の波音の中に時折聞こえる猫の泣き声が、時間の中に静かな揺らぎをつくってくれて、ほのぼのとリラックスすることができました。

その心地よさに身を任せるうち、いつの間にか時間を忘れ、気づけば空はオレンジになりはじめていました。

榛名湖から上田まではナビ通りに菅平高原を抜けていくルートで帰路に就きます。

日の落ちた菅平高原を抜ける途中、オドメーターが3のゾロ目に。


愛車のレイ(HONDAXR230)は24,000㎞の時に納車しました。

思えばゴールデンウィーク明けの納車から約3カ月にして9,300㎞以上を走破し、自分にとって初めてのゾロ目。

これは良い記念となりました。

しかし、後の稿でその顛末もお伝えしていこうと思いますが、これが私が見たレイの最初で最後のゾロ目となってしまいました。

非常に残念に思いますが、これを一つの通過点として記憶に残せたことは、今でもうれしく思っています。

コンテンツツーリズムは楽しい!

さて、ここまでお読みいただきありがとうございました。

編集長の山本さんに聞きましたが、昔は「北の国から」というドラマがあって、富良野が北海道ツーリングのメッカになっていたとか。

実家の長野で言えば「峠の釜めし」もそんなドラマスポットだったみたいですね。

「コンテンツツーリズム」という言葉があって、その土地でしか見られないものや、味わえないものを堪能するのがこの言葉の意味なんだそうです。

今回、僕はロケ地に行ってあこがれの仮面ライダーになりきったり、ばくおん!!のお弁当を食べたりしましたのもそういうことになるらしいですね。

調べていくと、いろいろなところにアニメやドラマの「聖地」的なロケ地はあるので、スマホナビにこれらの場所を入れ込んで回ってみるのは楽しいですよ。

皆さんもぜひこんなツーリングを楽しんでみてはいかがでしょうか?

さて、次回のI LOVE BIKEは、僕史上初の泊りツーリングのエピソードをお伝えしますよ。

お楽しみに!




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